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2007年5月14日 (月)

石見銀山。

 そういえば、週末の報道では、石見銀山が「世界遺産」危うし、という記事が踊っていた。筆者は直接関わったことはないが、落花生。の職場的にも、趣味的にも大いに関心あるところ。

 すなわち、日本政府がユネスコ(国連教育科学文化機関)にわが国の世界遺産として推薦した「石見銀山遺跡とその文化的景観」について、これが世界遺産の一覧表に記載するに値するかを審査する諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の評価結果として、「記載延期」を勧告した、という話だそう。

 これまで日本政府は、“絶対にミスがあってはならないお役所”であり、詰めに詰めて100%確実と判断された選りすぐりのものだけを推薦してきており、事実これまで日本政府の推薦した各種「世界遺産」候補は全て認められてきている。

 しかし今回の「石見銀山」の審査の結果、(1)「東西世界の文明交流の歴史に多大な影響を与えた顕著な普遍的価値を持つ鉱山遺跡である点を証明する詳細な物証が示されていない」、(2)「16世紀に独特の精錬技術を応用して銀生産を軌道に乗せ、採掘から製錬に至る小規模な労働集約型経営を集積させることにより運営形態を進化させ、大量で良質の銀生産に成功したことを示すとの点について、更なる調査研究が必要」、(3)「遺跡とその文化的景観について「銀山と鉱山町」、「街道」、「港と港町」など、往時の鉱山運営に関わる土地利用の総体を明瞭に示し、山林に覆われて当時のまま遺存しているところなどに顕著な普遍的価値があるとしているが、採掘活動がどのように顕著な景観を形成したのか明らかにする調査研究が必要」、(4)「構成資産として銀鉱山と関連した「街道」、「鉱山町」や「港町」を、文化財保護法により国の文化財として指定・選定しているが、これらの指定・選定の範囲が不十分」、(5)「顕著な普遍的価値の証明に関連し、アジア地域にある他の鉱山遺跡との比較研究に関する情報が不十分」、などと、イコモスは結構ボロボロの評価を下している。外務省と文化庁、日本政府の面目丸つぶれだ。

 確かに石見銀山、(今回 )世界遺産に推薦されるまでは随分とマイナーなところだったのは事実で、“世界遺産”と聞いたときに、「え?」という違和感を覚えたのは事実。でもまさか、こんな事になるとは思わなかったな。

 いずれにしても、推薦の時からずっと行ってみたくて仕方がないところ。今年はスタアラ50回イヤーでもあり、広島あたりの友人を訪ねがてら、年内に一度行ってみたいと思ってます。

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