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2007年6月 9日 (土)

韓国版 嵯峨野観光鉄道!

今朝は例によって早起き、バスターミナルに移動して構内のコンビニで朝食を買い込み、7時前の市外バスで同じ全羅南道北東部の谷城という街へ向かう。約1時間の行程は例によってグッスリ。谷城のターミナルからタクシー初乗りで向かったのは、国鉄、というか韓国鉄道KORAILの旧谷城駅。

最近KORAILの亜幹線各線は急速に線路付け替え・高速化が進められているらしく、この全羅線(益山~麗水)もほぼ全線に渡って複線化、それに続いて電化工事も進められつつあるらしく、近く高速鉄道KTXの乗り入れも有りそうな趣。そんなわけで線路付け替えの影響で廃止された旧谷城駅がなんだか面白い事になっているようだ。

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↑なかなか良い趣の旧谷城駅舎。汽車マウルの入り口。

「蟾津江(ソムジンガン)汽車マウル(村)」と名付けられた旧駅は、谷城郡庁によって同駅から2駅南側の鴨緑(アムノク)駅までの線路共々買い取られ、典型的な韓国の田舎駅舎・・・ひょっとしたら日本時代のものを改修して使っていたのかもしれない谷城駅舎は奇麗に化粧直しされ、一種の“鉄道公園”となった駅構内には、かつて使われていたムグンファ号用の客車が売店や食堂として並べられ、プラットホームにはSLと昔の客車編成が留まっている。残念ながらこれは本物のSLではなく、旧鮮鉄のミカ3型蒸気機関車を模して作った張りボテの偽物。客車も昔風の色に塗られ、車内には木製の椅子が並ぶが、こちらも恐らく車体は最近作られたものだろう。ともかく、このSL+旧型客車の編成は、韓国の戦前~戦後の時期を舞台とした映画の撮影セットとして使われているのでした。

ここのもう一つの見物は、谷城と南へ1駅目のカジョン駅までのおよそ10kmの区間の旧線区間を利用して、観光列車が運行されているもの。残念ながらこちらも本物の蒸気機関車ではなく、既存の国鉄のディーゼル機関車を蒸気機関車風に改造したもの2台が3両の客車・・・これもダブルルーフの旧型客車風を装った新製された観光用客車を挟んで、1日2~5回、片道25分、カジョン駅で20分の休憩を含めて往復70分ほどのミニトリップを提供しています(往復W5,000)。谷城駅を(蒸気機関車のものっぽい)汽笛と共に出発して暫く走ると、その名の由来となった蟾津江を左に望みつつ、時速20kmほどのノンビリとした速度で走り、まるで山陰線旧線を利用した嵯峨野観光鉄道のような気分。

谷城駅(汽車マウル)からの出発時刻は、09:30(冬期を除く週末)、11:25(毎日)、14:00(毎日)、15:30(週末)、16:00(8月の平日)、17:00(夏期の週末)。蟾津江汽車マウルのホームページはこちら。終点のカジョン駅前には17号国道が走っていて、谷城からは毎時1~2本のバスがありますが、南隣街の求礼に抜けるには直通バスが1日数本しかなく、結構苦労します。鴨緑まで行って乗り換える便も多くはなく、接続もとっていないようです。

そんな訳で落花生。もかなりの時間を無駄にしながら求礼に抜け、知異山温泉でひと浴びした後、南原からムグンファ号とKTXを益山で乗り継ぎソウルへ戻り、夜は前の上司と大学路で焼き肉、パジョン、ドンドン酒など。

Koksongslsatsuei070609_0811_1

↑こちらは撮影用。それなりに見えなくも・・・ない。

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↑こちらは観光列車。動輪が小さいので今一迫力が・・・

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コメント

ありがとうございます
若干距離があるんですね
情報助かります

投稿: 鉄道トリビア ながらひろやす | 2009年1月22日 (木) 14時59分

ながらひろやすさま、
いつもお越しいただきありがとうございます。

 実は記事にありますように、私は光州から市外バスで谷城のターミナルに着き、汽車マウルにはタクシーで乗り付けて、帰りは汽車終点のカジョン駅から求礼口に抜けてしまったので、(現)谷白駅との距離を正確に把握していないのです。
 汽車マウルから数百メートル東側を新線が走っていますが、新駅は見えない距離だったので、歩いていくのは少々キツい距離ではないかと思います。汽車マウルの入口を通るローカル路線バスも本数は少ないながらもあるようですが、メーターで行くので(もし韓国語が話せるのでしたらともかく)タクシーを使ってしまうのが宜しいかと。

お役に立てずスミマセン。

投稿: 落花生。 | 2009年1月12日 (月) 18時57分

情報ありがとうございます。現在の谷城駅と鉄道公園のある(旧)谷城駅は、すぐ近くなのでしょうか?バス等でいかないと、かなりかかる距離でしたか?
恐れ入りますが、情報お持ちでしたら、お願いします

投稿: 鉄道トリビア ながらひろやす | 2009年1月10日 (土) 08時53分

ながらひろやす様、
拙blogへお越し戴き、ありがとうございます。
この谷城という街ですが、私は全羅南道の中心である光州からバスだったので1時間ほどでしたが、ソウル(龍山)からだと、全羅線直通のセマウル号で4時間くらいかかるので、日帰りだと若干キツいかもしれませんね。

投稿: 落花生。 | 2009年1月 4日 (日) 23時23分

はじめまして。韓国にもあるんですね。ソウルから1時間程度ということでしょうか。意外と近い穴場スポットですね

投稿: 鉄道トリビア ながらひろやす | 2008年12月30日 (火) 23時02分

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