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2007年8月30日 (木)

融通ききすぎ。

昨晩の宿は駅からベチャ(三輪自転車タクシー)で連れて行って貰った市内中心部のホテル・ムルデカ。全然知らずに泊まったのだけれど、実は1904年築、戦前の日本占領期には「ヤマトホテル」と名乗っていたこともある、とっても由緒あるホテルでした。

Merdekahotelmadiun

さて明けて30日、朝からホテル前のタクシーと交渉、郊外2カ所のPG(サトウキビ工場)を廻って貰おうとしたら、待ち時間込みでメーターとのこと、安心して出発。最初に訪れたのは市内南方のPG.Pagottan。ここまでRp20,000と少し。もう心得たモノで、真っ直ぐ事務所に乗り込み、公定価格?の入場許可料Rp.50,000を支払い無事に工場内へ。ここも積換基地と工場の間の入換だけだけど、他の規格型とは異なるちょいと素敵なデザインの7号機(1926年コッペル製)が動いていてラッキー。

続いて市内方向に少し戻って再度東へ、PG.Kanigoroへ。こちらはこれまでに比べて遙かに小さな規模の工場で、Google Earthで見ても、箱庭レイアウトにできてしまいそうな小さな丸いエンドレス+引込線。動いていたのは1978年台湾製の6号機のみで、こちらは外れ。

Pagottan72

PG.Pagottanの7号機。丸みを帯びたキャブが素敵 (^-^)。

というわけでアッサリと終わってしまい、まだ時間があるので、もう一つ、市内にある国産鉄道車輌製造会社であるPT.INKA(Industri Kereta Api)の工場をアポ無し突撃訪問。飛行機まで自前で作ってしまうインド並みの国産化政策を採るインドネシア、鉄道車輌も(その多くがアッセンブリー組立だったりするのだけれど)客車や貨車は勿論、機関車や電車に至るまでこの工場で製造している。以前同社のサイトだったかマディウン市か東ジャワ州のツーリスト向けのサイトだったかで、「見学できます」って書いてあった記憶がある。で、マディウン鉄道駅の北側に広がるINKAの工場の受付で来意を継げると、警備員は困った顔。「あれは特別なときだけで、普段からやってるんじゃないんだよねー」みたいな雰囲気。それでも事務所に繋いでくれ、セクレタリアートの長と称する偉そうな(英語のできる)人に通され、「写真撮影は禁止」との条件で入場を許可された。あら、いいのかい。

一応セキュリティーの護衛というかお目付が着いたまま、地元の小学生の社会科見学と思しき子供達も居たりする中、工場内を一周。そういう事情もあって写真はないのですが、面白かったのは、ジャカルタ首都圏で使っていたステンレス製の電車をディーゼル化改造していたところ。床下機器も何もついていないドンガラだったので聞いてみたら、以前何処かの資料で見かけたジョグジャ=ソロ間の快速列車に使っている、ディーゼル発電機で電気を起こして走らせている奴と基本的に同じモノみたい。一種の電気式ディーゼルとでも言うのかな? ただ今度はジョグジャではなくて首都圏で使われる予定、とのこと。さて、どこでしょうか。

Inkamadiun

PT.INKAの正面入口。目の前は併用軌道で、すぐ隣のPERTAMINAの工場へ向かうタンク車が行き交っている。

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コメント

BB301さま、
 いつもコメントありがとうございます。
 私自身も中小私鉄のような小さいモノ、侘び寂びを感じさせてくれるようなモノが好きです。新しいものよりも古いものが好きというのもありますし。
 日本の蒸機は私が物心ついた頃には無くなってしまっていたので諦めもつくのですが、中国の蒸機は、大迫力の大型機重連の山越えなんてのをホンの2,3年の差で逃してしまったし、ナローの森林鉄道の小型蒸機も逃してしまった、というのが口惜しくてならないのです。
 インドネシアのサトウキビ工場の蒸機は、もう数少なくなって来たとはいえ、「間に合った」という気持ちで居るので、前回のコメントに書きましたように、来年は東部ジャワの方を廻ってみたいと思っています。
 今後とも先達としてご指導・アドバイスいただければ幸甚です。

投稿: 落花生。 | 2007年10月 7日 (日) 00時17分

私個人としては、大きい物に対する憧れは、そんなに酷くありません。
むしろ小じんまりしている物に憧れます。中国のSLは小さい形式でも
割合大きいので余り趣向が湧きません。趣味でやってはいませんが
例えば箱庭とか盆栽のような物、鉄道では国鉄やJRを除けば中小
私鉄の方が、どちらかと言えば好みです。

投稿: BB301 | 2007年10月 4日 (木) 16時21分

BB301さま、
コメントありがとうございます。数日家を空けていたので、お返事遅くなり、失礼いたしました。
SLをもう撮り飽きてきた、とは恐れ入ります。自分は中国の蒸機もそうでしたが、いつもあと少し早く動き出していれば、と後悔することばかりなので、羨ましい限りです。また来年、時間が許せば今度は東部の方へ行ってみたいとは思いますが・・・

投稿: 落花生。 | 2007年9月24日 (月) 23時00分

嫌々当方は逆にジャボタベックの電車事情の方にかなり疎いです。SLを
撮り飽きて来たきらいもあるので、いつかはジャカルタ周辺とタマン・ミニに
保存されている20両ほどのSLを撮影しに行きたいと思っています。

投稿: BB301 | 2007年9月20日 (木) 18時46分

BB301さま、
Kanigoroの6号機、そうだったのですか。事務所内の黒板に「BUATAN CCM TAIWAN 1978」と書かれていたので、てっきり思いこんでしまいました。まだまだ勉強足りませんねぇ・・・

投稿: 落花生。 | 2007年9月20日 (木) 00時45分

PG.Kanigoroの6号機は独逸のコッペル社製造ですが、ボイラーだけは
駄目になって台湾製の物に置き換えられたようですね。

投稿: BB301 | 2007年9月19日 (水) 00時49分

ヤマトホテルの説明板、私もちゃっかり撮影してます。PG.Pagottanの
7号機、6号機共々インサイドフレームなのでSLマニアには堪りません
よね。屋根の直ぐ下には「放熱窓」のあるのもにくいです。またロッド
最下位置で撮影しておられるのにはビックリしました。欲を言えば罐の
色が濃緑だったら満点なんですが…。

投稿: BB301 | 2007年9月19日 (水) 00時47分

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