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2009年8月 2日 (日)

スマトラに煙再び!

 明けて日曜日。金曜に仕事終わってから関空深夜便なんて強行日程をとったのは、この日曜朝にパダンパンジャンからの観光列車に乗りたかったから、なのです。

 この区間、ホンの数年前に当地を訪問した際に、休業中、しかし復活予定のラックレール区間ということだったんで、気にしてはいたんだけど、春に復活の報を耳にして、多いに期待してたところでした。が、いろいろネット情報を調べてみたり、見つけた当局のサイトからメールでやりとりしたりするうちに、若干残念なことも判明してきつつありました。
 復活した区間のうち、観光列車が走るのは、山の上、シンカラク(Singkarak)湖沿いのパダンパンジャン(Padangpanjang)~サワルント(Sawahlunto)間約80Kmのみで、一番楽しみにしていたカユタナム(KayuTanam)~パダンパンジャン間のラックレール区間は、復活イベントの日に一回走っただけということ、またジャワ島のアンバラワ鉄道博物館からわざわざ運んで来たSLに至っては、終点サワルント~ムアラカラバン(MuaraKalaban)迄の僅か4.1Kmだけらしいということ。
 そんな観光客向けの復活商業SLなんか、本来落花生。の所掌範囲外なんだけれど、まあここはインドネシアの田舎の街興しに協力するか、また、昨年来色々情報交換して貰っている欧米鉄の人からも情報教えて欲しいって言われてたし。

 というわけで、朝7時半頃パダンパンジャン駅に行ってみると、お馴染みのラックレール用歯車付きのBB204型DLに引かれた3両の派手な広告つきの客車と何故か一番後ろには石炭車が1両。客車は1958年日本車輌製との銘板のついた年代物を更新した風。機関車次位がエアコン車で、朝は涼しいから別に普通車でもいいんだけど、この車輌だけ木製の内装、ソファーが並び、展望車になってるので、往復のみ100,000Rpと結構な額を払ってこちらにする。相客は、帰省中の娘夫婦と祖父母といった感じの親戚連れ。
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派手な塗装の客車を連ねた“Singkarak”観光列車。

 発車後間もなくしてシンカラク湖畔を右に望み、途中はソロク(Solok)一駅のみ停車で、ここからも数人の乗客あり。この駅を出て北東方向に向きを変えた列車は一転して山中を走る。ムアラカラバンから東方面への廃線を分け、急勾配を登りきったサミットのトンネルを抜け、やっと少し下り出した所で終点のサワルントに11時半過ぎ着。まだ操業している鉱山街で(つい先日も爆発事故があった)、今でも最初にこの鉱山を開発したオランダ時代の古い建物が使われてたり、待ち時間に坑道の中を見学したり(7,000Rp)も出来る。

 で、今日のお目当てのSL…、Mak Itam(黒いおばあちゃん、のこの辺の訛りだそうです)ことE10 60号機の引く列車は12時発。こちらは往復で50,000Rpだから益々いい商売か?  それでも、わざわざ遠く中部ジャワ・アンバラワの地から里帰りさせて復活運行にこぎつけたPT.KERETA APIや州政府当局など、関係者の努力には敬意を表したいところ。たまたま同乗していたANTVのインタビューをうけたんで、そう応えときました。ラックレール区間の復活も宜しく、と。
 で、肝心のSL列車ですが、一両だけの客車を引いて往路は順向き、だけど登りは街を出てトンネル迄のホンの僅かな区間、帰路は登りが結構続くもののタンクフォワード(逆向き)で、森に囲まれてるためにあまり撮影向きではない感じ。あ、この区間のチャーターランは、往復で1,500 万Rpだそうです。結構いい値段とるのね。
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お目当ての復活SL、E10-60号機“Mak Itam”

 帰りは折り返し2時半発の観光列車でソロクまで下り、そこからはトラフェルでパダンまでは1時間半ほど。夕食は海岸通りの海鮮料理店「ヌラヤン」は前回も入った店だった。魚を一匹焼いて貰い、蟹スープとナシゴレン、ビールも飲んだら1,600円ほどになった。一人で贅沢な夕食 (^-^)。

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