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2011年5月15日 (日)

スマトラの奥地に謎の森林鉄道を訪ねて。

 マスジッドの朝はアザーンで明ける・・・のが通常なのだが、今日はまだ暗い朝5時前にクタフンの街を出発。
街を出て北へ暫く走った後、未舗装の道に入り走る事約3時間。8時過ぎについたのは、NapalPutihという小さな山奥の村。小さな村の中心を抜け、市場を過ぎたその先に、お目当ての森林鉄道の駅はありました。

 森林鉄道って呼ぶのが正しいのかどうか。ここNapalPutihから、山奥のLebongTandaiという集落までのおよそ33kmを結ぶ鉄道の存在を知ったのは、インドネシア唯一の鉄道雑誌「Majalah KA」の2010年12月号だった。オランダ時代の1907年にこのスマトラ、現在のブンクル州北部の金鉱山からの運び出し用の目的で、記事には「Trem Hutan(森のトラム)」と書かれたこの軌間600mmナローの軌道が敷かれ、最盛期にはLebongSoeili、MoegraSantanといった他の集落にも線路は伸びていたらしい(現在は廃止)。
 古いポーター製蒸気機関車や運行開始当時のものと思われる古い白黒写真から、歴史記事なのかと思ったが、中に一枚、2009年4月撮影と書かれたトロッコの写真があった。そして今年2月号の同雑誌には、外国人が2009年にこの地を訪問したという記事が掲載された。このトロッコ鉄道、まだあるんだ!!

 というわけで、その「駅」。出発を待つ1台の自走客車。近くの商店のオヤジは関係者らしく、平日は朝7~8時にかけて数台、日曜は8~9時にかけて数台の車輛が続行運転する、という。料金は片道Rp25,000。所要時間は片道2時間半。LebongTandaiからは12時頃に出発し、15時前に戻って来る。18時頃にNapalPutih発LebongTandai行きが運転されることもあり、その場合夜中0時頃にLebongTandai発NapanPutih行きが運転される。。。って夜行便かい!

 まだ出発まで少し時間があると言うので、近くの市場を一回りして朝食用にマルタバック(ホットケーキのようなもの)を買って駅に戻ると、自走客車は3台に増え、間もなく出発するから乗れ、と言われる。

 緑と黄色に塗り分けられた1両に乗り込んで、中国製のトラクター用と思しきディーゼルエンジンが廻り出し、さあ出発だー♪ 
 せっかくなので、今日はこの怪しい鉄道の写真を堪能していただきましょう。
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NapalPutih「駅」全景。怪しい2軸の自走客車に期待が高まります。

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さあ出発! 草原を駆け抜け、

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森を抜け・・・

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立派な橋を渡り・・・

Bp1000204
段々線路が怪しくなってきて。。。

Bp1000196
次第に道なき道を行くようになり。。。

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ヒヤヒヤするような箇所もそこかしこに・・・

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途中の"駅"で地元のおばちゃんたちを下ろし、

Lebongtandaip1000177
そして終着LebongTandaiに到着。食堂も一軒だけ有、宿はKepala Desa(村長)の家に泊まれる由。

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Lebong Tandaiは川に沿った小さな集落。

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元は鉱山街だったんで、村の中には積み出し設備が残る。

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さあ、そろそろ帰りましょうかねえ。。。

Napalputihp1000213
単端式の車両の転回は人力で・・・

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コメント

東チタさま、
はじめまして。コメントありがとうございます。こちらこそ、いつも他掲示板で貴重な情報拝読させて頂いております。
早速ご訪問ですか(@_@)// 恐れ入ります。
パダンのE10チャーターは、地震被害の後運行を取りやめていたようですが、再開しているか確認してみますね。ただあそこのチャーターは距離が短く、あまり良い撮影ポイントがない割に、料金が高い印象が。。。
いずれにしましても、別途メールでご連絡申し上げます(^^)

投稿: 落花生。 | 2011年9月 9日 (金) 00時06分

落花生さま
お初でございます。東チタと申します。他の掲示板でたまに、ネシア情報を寄せられているのを何回かお見受けし情報交換したく思っていたところ、名取さんのブログを見て書き込んでいます。
早速仲間と、11月頃訪問しようと、計画しているところですが、スマトラのE10チャーターとからめようとかんがえております。突然ですが、詳しい情報を教えていただきたいのですが。
よろしくお願いします

投稿: 東チタ | 2011年9月 8日 (木) 22時10分

西小倉さん、
いつもどうも。この手の話題だと食いついてこられますね。是非某サークル有志でいらしてください。林業局のSLチャーターとあわせてご案内しますよ。
しかしどんな夢をご覧になってらっしゃるんだか・・・

投稿: 落花生。 | 2011年8月27日 (土) 01時04分

「編集長敬白」から来ました。

これは素敵ですね。
「ひやひやするような箇所」や終点での転回シーンは夢で何度か見たことがあります。

是非いってみたい。某サークル有志で計画してみます。

投稿: 西小倉 | 2011年8月26日 (金) 15時19分

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