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2012年4月21日 (土)

古い鉄橋とトンネル巡り。

インドネシアの鉄道は、かつて植民統治をしたオランダが敷設したのがその起こり。幹線鉄道の多くはオランダ当地時代に建設されているのですが、その当時に建設された鉄道構造物が未だに数多く供用されており、近年では産業遺産的に価値を見出されて来ているのは、途上国でありながら立派で喜ばしいところです。
今日土曜日は、以前から行ってみたかった、ジャカルタ=バンドン間の鉄道にある、これら鉄道遺産を訪問してみる事にしました。
今日の同行者は在留邦人の同行組織であるジャカルタ写真部にも所属する、OLYMPUS PEN使いのAさん。
落花生。的には去年買ってからあまり使いこなせていなかったミラーレス一眼の使い方について若干の指導を得られればという下心ありあり(笑)。
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Cibisoro橋を渡るBandung行き特急Argo Parahyangan号。

ジャカルタ市内を早朝に出発、チカンペックからバンドン方面に高速を南下し、Purwakartaのインターチェンジを過ぎて暫く行った左手に、先ず現れたのはCikubung橋梁。駅で言うとSasaksaat~Cilame間に位置します。
1906年に建設された全長300m、高さ80mのこの鉄橋は、一応インドネシア鉄道最長の橋梁で、1953年のこの区間のディーゼル機関車の導入に伴い、重量級ディーゼル機関車の通過に備え、橋桁の下側に円弧型の補強がなされているのが、このエリア一帯の橋梁の多くと共通の特徴。
並走する高速道路の高架橋から左手に望む事が出来、路側帯にクルマを記念撮影しているグループもあるので、こちらもちょっと一枚。まあこんなにタイミング良く通過列車がある訳はないので、橋の上をのんびり歩いて行く地元の農夫と思しき人たちを眺めつつ、残念ながらそのまま次へ移動。 

Cikubangp1020538
インドネシア鉄道最長のCikubang橋梁。列車が走ってくるタイミングで通過したいとこです。

更にこの地点からバンドン方向へ進み、駅で言うとCilame~Padalarang間にあるのがCibisoro橋梁。
全長290mと前述のCikubung橋とほぼ同じ長さで、1906年と同時期に建設されて、現在も当時のオランダ設計そのままの姿をほぼ留めているという。
こちらは並走する高速道路の路側帯からそのままガードレールを越えるとちょっとした緑地というか、地元民用の犬走り道があり、そのまま高速道路を跨ぎ、線路を潜って北方へ向かう生活道路に繋がっている。
クルマを次のパダダラン・インターチェンジから外に出し、橋梁のたもとへ近付いてみると、いやなかなか立派な美しい構造をした橋です。
ちょうどバンドン方向から普通列車がやって来たので一枚カメラに収めたのち、高速脇の小道に下りて、餘部鉄橋のような美しい橋を眺めながら暫く待つうちに、今度は下りのコンテナ列車、続いて下りの特急22列車「Argo Parahyangan」が通過していった。
Cilamep1020636_2
Cilame駅西方の小橋梁を渡る下り普通列車。

このあとは近くのCilame駅とその西方の小橋梁で、案内してくれた駅員と下りの普通142列車を待ちうけた後、再度Purwakarta方にひと駅分戻り、国道から外れて暫く走り、Sasaksaat駅。ここから線路端をMaswati駅方面に15分ほど歩き、Sasaksaatトンネル(インドネシア語でTerowonganと言います)の南西坑口へ。
独特な石の積まれ方をしているトンネルポータルの上には「1902-1903」と書かれているところ、この時期に建設され、1906年のジャカルタ~バンドン間の開業にあわせ供用開始されたようだ。
全長は950m、発破を使わずその殆どを人力、恐らくは徴用した原住民を酷使して建設する間には、多くの犠牲者も出たと思われる。
ともあれ、これらのトンネルや橋梁によりジャカルタ~バンドン間の鉄道が開通し、従来のスカブミ廻り(現在は途中のトンネル崩落により一部区間不通)より大幅に時間短縮となったのでした。
Sasaksaatp1020671
Sasaksaatトンネルから飛び出してくる特急Argo Parahyangan24列車。

今日の鉄道遺産巡りはこれまで。昼食の後Padalarangに向かい、ローカル快速列車(Patas KRD)でバンドンへ出て、最後はバンドン16:30発のアルゴ・パラヒャンガン27列車で帰京。
さあ次はどこに行こうかな。
Bandungpatasp1020706
↑ バンドン近郊を走るローカル列車、日本製気動車の快速列車でバンドン到着。
↓ 今日のArgo Parahyanganには「バティック客車」を連結。
Keretabatikp1020703_2






 

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