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2012年8月30日 (木)

スラバヤのトラム(市内電車)のお話。 その5.

さて一方の非電化路線・有名なスティームトラムの方ですが、鉄道線区間というべきWonokromo-Sepanjang-Krien間は全く未訪ですので取り敢えずおいといて、市内区間を北に向かってみることにします。

Wonokromo駅を出た列車は大きく左折して、スロとボヨ(スラバヤの名前の由来とも言われる、サメとワニ)の像がある動物園の前を通り、Jl.Raya Diponegoro通りを北西に進みます。駅の出口のところで、いきなり排水溝を跨ぐ所に複線分の線路というか、橋桁が残っていて、期待が高まります。
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Wonokromo駅東方で排水溝を跨いでいた線路跡。

この通りが右折してJl.Pasar Kembang通りへ入る三差路のところに現在フライオーバー(高架橋)が建設中なのですが、この工事に先立ち地面の舗装を剥がしたところ、随分沢山の線路が出てきたそうです。少しでもモニュメント的に残してくれれば良いのに、と思うのですが、残念ながら既に工事現場にはまったくそのような気配はないようです。
他方、工事現場の南側、高架橋の立ち上げ部分手前の中間分離帯のところには、水路を跨ぐ形でレールが見えていました。この先南側の緑地帯の中には、まだ実はレール等の遺構が残っているのかもしれません。
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Jl.Diponegoro通り中央分離帯の排水溝部分に複線のレールが顔を出していました。

さてそのJl.Pasar Kembang通りから線路は再度北西に方向を変え、Jl.Raya Arjunoから東西路線と交差していた地点を過ぎ、Jl.Semarang通りをPasar Turi駅方面へ向かうと、通りの西側には簡易商店が並ぶようになります。そしてこの通りから西側のエリアに入って行く道との数か所の三差路部分をよく見ると、やはり予想どおり複線のレールがアスファルトから顔を出しているのが見えました。この簡易商店街は、線路跡地上に建てられたものでした。厳密に・・・と書くまでもなく、恐らくこの土地は国鉄PT.KAIの用地であって、これら商店街は不法占拠なんでしょうね。
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アスファルト舗装から残された線路が見えてます。。。

Pasar Turi駅は、西のスマランから延びてきたNIS、Nederlands-Indische Spoorweg Maatschappij即ち蘭印鉄道会社の駅として開業しています。もうひとつスラバヤ・コタ駅とグブン駅はSSことStaatsspoorwegen即ち国鉄の駅として開業しており、ターミナル駅が分かれているのはそういった理由に基づくものです。
ですが、この両駅は一応単線の鉄道として結ばれている訳で、3駅がスラバヤの中心街を取り囲んでいるわけですから、近郊列車を直通させればもう少し便利になりそうなもんですがね。貨物列車は通っているそうですから。。。
そうそう、そのパサール・トゥリ駅前には、スティーム・トラムで使用されていた機関車B1239号機が綺麗に整備されて静態保存されています。惜しむらくはこの車両と路線の経緯等にかかる説明が何もないってことですかね。

さて5回に亘って続けてきたスラバヤのトラムのお話し、タンジュン・ペラク港付近等まだ未訪ですが、取り敢えず今回で一旦終わりにします。今後また時間を見つけて、資料等調べてみて、また何か判りましたらそのうちに。
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パサール・トゥリ駅前のスティームトラム機関車B1239号機。PT.KAIの新ロゴは余計だと思う。

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コメント

パクアン急行さま、
どうも、相変わらず絶好調のようですね。
そうですね、保存してくれるのはいいのですが、折角だから説明板位たてて欲しいし、出来るだけ現役の姿に近い形で保存して欲しいですよねえ。。。

投稿: 落花生。 | 2012年9月 6日 (木) 00時21分

先日ArgoBromoでPasar Turiに降り立ったとき、真っ先に目に入ったこの駅前保存SL。見慣れぬ形している上、小型だし、ましてやKAIのロゴ??と不思議で仕様がなかったのですが、こういうことだったんですね。なるほど納得です。しかし何もここまでしてKAIの新ロゴをアピールしなくったってと思いますよね・・・。

投稿: パクアン急行 | 2012年9月 5日 (水) 18時26分

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