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2012年10月28日 (日)

楢葉町で社会勉強。

日曜の朝、地元勤めの友人Y中君のクルマで被災地域の楢葉町を一回りして貰う。
この街は、福島第一原発に近く、最近まで立ち入りが禁止されていたが、漸く昼間だけ立ち入りが認められるようになったエリアである。
先ずは高速を北上、広野を経て今回の被災で全国的に有名になったJビレッジ近くの海岸縁で津波の被害で壊滅的被害を受けた浄水場へ。一帯の住居は全て流され、道はマンホールが浮き上がるほど激しく損壊。既に被災から1年半を経て、放棄された田畑にはセイタカアワダチソウが生い茂り、遠目では菜の花畑のように黄色く見える。
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津波被害にあった海岸地域。遠くに見えるのは広野火力発電所。

その後、列車が来なくなって草に覆われた常磐線竜田、木戸の両駅に立ち寄る。駅前には3月11日当日から放置されたままの通学制の自転車、3月18日から開催予定だった近くのスパリゾートハワイアンズのイベント立て看板がそのまま残され、平和な普通の暮らしが突然止まった状況がそのまま残っている。街には人影がなく、言葉は悪いが、ゴーストタウン化してしまっている。
途中の木戸川では今年も変わらず多くの鮭の遡上が見られるが、これらは捕獲して食べられることもない。ここで産卵され、産まれた稚魚が太平洋に出て行き、大きくなって帰って来ても、まだ鮭漁は再開されていないのだろうことを思うと、胸が締め付けられる思いだ。
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列車が来なくなり、閉鎖された姿が痛々しい竜田駅。

最後は富岡町の手前、規制地域のギリギリの地点まで北上して今回の視察を終了。常磐線の一部運転区間の終点、広野駅から電車に乗り、いわきから特急で帰京。夕方には別のサークルの会合に出席、夜はインドネシア関係の飲み会と慌ただしいながらも有意義な一日でした。

Narahap1190108
ここから先は立ち入り禁止。多くの元住民が帰宅できない状況は続く。

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