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2013年2月18日 (月)

ジョグジャで寄り道、その2。

次に向かったのはジョグジャカルタ市内、国鉄PT.KAIのルンプヤンガン(Lempuyangan)駅。1等特急などが停まるジョグジャカルタ・トゥグ駅とペアとなる、3等ekonomi用の駅なのだが、バライヤサ(鉄道整備工場)が併設され、この駅を起終点とする列車も多く、存在感のある駅と言えるでしょうか。19世紀末にスマラン~ソロ経由で最初の鉄道が延びて来た時のジョグジャカルタ駅もここだったそうです。
ここにやってきたのは、これ↓を見たかったため。
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正式車番はM.CDW.300-001、「Kuda Putih」号ディーゼルカー。良く残って、残してくれました。
Kudaputihp1060518

ちょいとばかりヨーロッパの香りが漂うステンレスボディのこの車両、インドネシアで初めて導入されたディーゼルカーです。ドイツのGlossing und Schlorer GmbH社製、正式にはMCW300系と称するもので、今からちょうど50年前の1963年に7両が導入、Kuda Putih(白馬)と名付けられ、2両編成でここソロとジョグジャカルタを結ぶ快速列車、今のPramExことプランバナン・エクスプレスのご先祖様にあたる列車として運転されたものです。
その後、故障の補修部品が入手困難となったこと等の事情で1980年頃までに日本製の新型気動車にその座を譲って引退し、ソロの車庫で物置代わりに使われていたのを、2011年に、これまた国鉄PT.KAIのHeritage Railway部門のイニシアティブでレストアされ、このルンプヤンガン駅に運ばれて来て、車窓からも眺められるようになりました。

現在は特に説明看板等もなく、同駅の片隅のこれまたレトロ感漂う信号所の脇に展示されているだけですが、将来的には鉄道関係の書籍を備えた「鉄道図書館」として活用することが計画されているそうです。なので(倉庫として使用されていた時の状態が既に原形を留めなかったためか)車内は板張りの空間となっており、座席など当時の内装は全く残っていないのはちょっと残念ですが、ともかくもここまで綺麗にしてくれた努力を高く評価したいところです。

Kudaputihc
白馬号の現役当時の写真がネット上にありました。ヨーロッパ的なデザインですねえ。
出典: 
http://www.gm-marka.web.id/index.php?topic=1127.0

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