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2013年2月17日 (日)

ジョグジャに寄り道して帰ります。

明けて日曜。一日ジャカルタの電車乗って帰ってもいいんだけれど、ちょっと前から見ておきたかったものが幾つかあるので、ちょっと早起きして、0745発のLion Air JT552便でジョグジャに飛んだ。

先ずはジョグジャ空港から地下道で繋がっている現在のマグウォ駅前から、Trans Jogjaの路線バスに乗って西へ一駅、そこからちょっと歩いてジョグジャ=ソロを結ぶ幹線鉄道の線路端にあるのが、移転前の旧マグウォ駅舎。柵に囲まれていますが、十分観察する事は出来ます。車窓からでも一瞬だけど眺める事が出来るかな。
この旧マグウォ駅舎、鉄道文化財に指定されており、それを示すの立て看板は立っているが、残念ながら歴史的経緯などの背景説明等は一切なし。
なので代わりに簡単に説明しておくと、この駅は、1872年に蘭印鉄道NIS(Nederlandsch Indische Spoorweg Maatschappij)によりソロ=ジョグジャカルタ(現在のルンプヤンガン)間が開通した時に設けられた駅で、現在残っている駅舎は1930年に建てられた2代目のものだという。
2008年に空港ターミナルから直接地下道で結ばれた位置にMaguwo新駅が移転開業し、この駅舎は使用を終了している。
その後、インドネシア国鉄PT.KAIのHeritage Railway部門の手によってリハビリ作業が行われ、現在の薄い水色に塗られた、こじんまりとした好ましいスタイルの駅舎は当時の鉄道の雰囲気を今に伝えるものとなっています。
Maguwop1060478
鉄道文化財に指定されているマグウォ駅舎。出来れば説明板が欲しいですね。

なのですが、太平洋戦争後の対オランダ独立戦争の時代には、このマグウォ駅の南側にあるジョグジャカルタ・アディスチプト飛行場にはオランダ軍がパラシュートで降下しこの駅周辺を軍事拠点としてインドネシアの独立を阻止すべく戦ったという歴史ももっているということを、今回調べてみて初めて知るに至りました。

ところで、この付近に立っているキロポストは、およそ160kmを示している。ん?どこからの数値だ? 
チレボンからは約300km、スラバヤからも約300km強だから、どっちも中途半端だ。(インドネシア国鉄PT.KAIはそもそも「路線名」をつけないけれど)南本線とジャワ島の背骨を横断するプルワカルタ経由の路線が分かれるクロヤ起点かと思ったら、ソロ方の方がジョグジャ方より数値が小さい。とするとゼロkmポストはどこだ?

これも家に帰ってからキロ程図を眺めてみたら、どうやらスマランからと考えれば辻褄が合うことが判った。スマランを起点に開業し、南のソロへ、そして西のジョグジャへと路線が延びてきた経緯を考えれば確かに説明がつく。実際、帰りのスラバヤ行き列車に乗って眺めてみたら、ソロを過ぎるとキロポストはスラバヤを起点とした数値に変わっていた。
こんなちょっとしたことでも歴史的経緯があるんですねー。

Maguwolodaya2_3
マグウォ旧駅、159.6kmキロポスト前を通過するソロ発バンドゥン行き1,2等急行Lodaya号。

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