« 機内で断食明け。 | トップページ | マディウン近況。(その1) »

2013年8月 3日 (土)

レバラン前の(小)汽車旅。

レバラン前最後の週末。連休に入ってしまうと道や宿の状況も読めなくなるのでかなり準備しておかないと出掛けるのも億劫になるし、精糖工場も休みに入ってしまうので、この最後の週末、ちょっと州内でお出掛けすることにしました。

取り敢えず目的地を東ジャワ州西部のマディウンに定め、金曜夜仕事帰りにグブン駅に立ち寄り、久しぶりに車窓を楽しむべく、マランから南回りのブリタール経由、バンドゥン行きの急行85列車「Malabar」の切符を抑えた。既に連休に入った時期とはいえ、マラン=ジョグジャ=バンドゥンというルートは帰省客のメインの流れではないため、そんなに混んでいない模様。
2malabarp1030632_3
マラン駅で出発を待つ85列車「Malabar」バンドゥン行き。Eko2+Bis2+KMP+Eks3:+B1の編成。

実際、都市間バスでマランに着いて駅に向かうと、12:45の出発時点では乗客はまばら。このMalabar号という列車、西ジャワのバンドゥンとの間を約15時間かけて走る長距離列車なのだが、現在1,2,3等全てを連結している唯一の列車である。その2等Bisnisと3等Ekonomi車を覗いてみると、いずれの車両にも天井には家庭用エアコンが数台取り付けられ、簡易冷房化改造され、すっかり涼しくなっている。
続いて12時半頃に西から到着したスラバヤ行きのEkonomi列車「Penataran」号を覗いてみると、こちらも冷房化改造済・・・なのだけれど、まだ稼働していなかった。駅員氏に聞いてみると、プナタラン号の冷房の方は取り敢えずUji Coba(試行)中とのこと。近い将来には稼働するのだろうけれど、それによって運賃は上がるのかな。地元の方々には申し訳ないのだけれど、冷房化されて運賃が上がれば、いつも混んでて当日では先ず切符の買えないこのPenataran号及び西回りのRapih Dhoho号、少しは取り易くなるだろうか、とは無責任な外国人の談。
Akap1030647
スマトラから転属して来た赤釜機が引く普通列車とすれ違う。

マランをほぼ定刻に出発した列車は、先日沿線を彷徨いた際に通ったカランカテスのダム湖畔を掠め、大鉄橋を渡り、ノンビリと走って行く。
停車駅毎に数名の乗客が乗りこんでくるが、幾つかの駅には地元の高校生が乗客のお手伝いをしているのが目に入った。話しかけてみると、CS(Community Service)等と呼ばれ、40時間程度の社会活動が授業単位取得の一環として義務づけられているのだという。楽しみながら社会実習やってるみたいで、なによりですね。彼ら彼女らのうち、何人かは国鉄PT.KAIに就職する子もいるのかな。
Blitarp1030658
ブリタール駅のホームには、課外研修中の高校生たちの姿が。

途中交換列車の待ち合わせ等もあり20分ほど遅れながら、Kertosonoから本線に入り速度を上げ、結局終点マディウンには15分ほどの遅れで到着。
マディウン唯一の在留邦人S木さんに出迎えて戴き、市内の小洒落たレストランで飲みながら、ここには書けないようなことも含め、昔からの色々と興味深い話を聞かせていただくことが出来ました。

しかしお伺いするに、なんでも、当地来訪の若い出張者の方で、ネットで見つけたBlogの記事に感化され、朝9時半の急行でスラバヤに向かわなければならないのに、朝早起きしてタクシー飛ばしてPurwodadiの精糖工場まで蒸機を見に行ってきた方がいらっしゃるとかいう話には驚きました。

また最後にはホテルへの帰り道、昔マディウン駅から併用軌道で市内を南に横断し、カニゴロ、パゴッタンの精糖工場の脇を通って南のポノロゴまで走っていた鉄道の線路跡の道”JL.Halmahera”を走って戴けるというおまけまでつけていただき、感謝至極でした。因みにこのマディウン市内の線路跡周辺には何カ所か埋もれかかった線路が残っており、「Jl.Bali Gg.Kereta Api」なる小径があったり、Sleko駅跡付近には「Gg.Stasiun Sleko」等という道もあり、更にはSleko駅舎は現在カラオケ屋さんになって現役で使われているとか。行かねば。

<以下、後日追加です。写真を頂戴したマディウン在住S木様、ありがとうございました。>

040
マディウン市内の通りには、汽車が走っていた時代の名残を残す地名が。
Gang. Kereta Api(↑)、Gang. Stasiun Sleko(↓)

050

Madiunshinaimap
国鉄本線のマディウン駅から市内を併用軌道で南へ下っていました。
当時の写真は
ネットで幾つか見つける事が出来ます。

|

« 機内で断食明け。 | トップページ | マディウン近況。(その1) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200655/57941646

この記事へのトラックバック一覧です: レバラン前の(小)汽車旅。:

« 機内で断食明け。 | トップページ | マディウン近況。(その1) »