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2013年8月 4日 (日)

マディウン近況。(その1)

明けて日曜。今日はマディウン近郊の製糖工場を一通り回ってみる事にする。
今回は、ラマダン中という事で運転手が長距離運転を拒否したので自分のクルマで来ていないため、足の確保が必要。なのだが、前回はフツーにホテルの前で客待ちをしていた運転手がメーターで走ってくれたのに、今回はガソリン代が上がったのに政府計量局がメーターを更新してくれないとの理由でホテル前や駅前のタクシーがメーター走行を拒否、1時間Rp.10万等とぬかすのでお話にならない。ようやくメーター走行を了承してくれる白いタクシーを見つけるまで1時間ほどロスしてしまいました。

最初の目的地は市内から最も近いPG.Kanigoro。こちらは工場外に出る事もなく、前回も1台が狭い敷地内をウロウロしてるだけだったのであまり期待していなかったのだけれど、それでも工場についてセキュリティの人と話していると、つい昨日もジョグジャカルタからの借上車で日本人のグループが撮影にやって来た由。現役蒸機が少なくなってきた中、皆さん一通りは回ってみたくなるんですね。(当Blogにリンクいただいているこちらの方のグループだったみたいです。)
2kanigorop1030688
今日も以前と変わらず、6号機1台が元気な模様。何よりです。

で、その今日のカニゴロ製糖工場、動いているのはディーゼル気が殆どで、蒸機はやはり1台だけだという。警備員氏に連れられて中に入っていくと、機関庫の前で煙を上げながら暖機・燃料の木材積み込み作業中の6号機。こちら以前、運転関係職員氏の説明を受けて「台湾製」と書いたら、詳しい方に「これはコッペル製、ボイラーを台湾製に載せ替えただけ」との指摘を受けた事がありました。それでも現役で元気で動き回っているだけで有難いもんです。後ろには休車となってしまった元僚機11号機のテンダーを従えているが、作業開始までにはまだ2、3時間はかかるとの事。まあ取り敢えず活きている事だけでも確認できたから、良しとしよう。

後は、工場のすぐ西側を走っていた、マディウン=ポノロゴ間の国鉄線のカニゴロ駅跡を見学というおまけつき。
2kanigorostap1030708
国鉄カニゴロ駅舎。PPPで運行再開させる計画もあるだけあって、現役当時そのままの姿で残ります。

Kanigoromap
工場と駅の位置関係はこーんな感じ。
前に載せた図面を微修正しました。といっても、地図なんかいらない小さな製糖工場です。

さて、次に向かったのは南、ポノロゴ方面の鉄道跡に沿って暫く進んだPG.Pagotan製糖工場。
今日はアドミは休みなので保存機の置かれた正門は素通り、少し先の市場の角で左折し、工場と積替ヤードとの間の踏切へ。盛んにオレンジ色の小型DLが行き交っているので期待を高めつつ、警備員に状況を尋ねると、「蒸機は(工場の)中だけ、外には出て来ない」とつれないお言葉。それでもめげずに積替ヤード付近の運転関係職員氏に状況を聞いてみると、「もうすぐ出て来るよ」と。ほーらね。セカンドオピニオン、大事です。
2pagptanstap1030727
先に東隣の↑国鉄パゴタン駅跡を覗いてみてから、

踏切前に戻ってみると、工場前側のヤードの奥の方で、煙を上げる1台の蒸機の後ろ姿が。
出てこないかなーと待つ事しばし、今度はヤードの東のはずれの側線から別の1台が出て来ました。追っかけてみると、コッペル製の8号機登場。あれ、今日はテンダー無しかい? 
以前訪問した時のオレンジ色に、今日はボディにストライプが入ってるな。あれ、ネット情報ではエメラルドグリーンに塗られたと聞いていたんだけれど、また塗り替えたらしい。こんなところに拘りがあるんだなあ。
2pagottan80804
PG.Pagotanの8号機。が踏切を横切って積替ヤードへ向かう。

ちょっと気になったんで帰ってから調べてみたら、この8号機に加えて同僚の6、7号機とも、2011年のシーズンに先立ち、無火機(Fireless)に改造されたのだそうです。以前東ジャワ西部のJemberにあるSemboro製糖工場で見た事のある無火機、ここではあちらのような専用設計ではなく、既存の機関車を改造して、圧縮空気による稼働に改造してしまったというのが驚き。なんだけれど、うーん、やっぱり元々テンダーと一緒になって一つのスタイルとして完成していただけに、なんか画竜点睛を欠く感があるなぁ… 現役で動いていて、まだこれからも当分使い続けるという意思が感じられるだけ、有難い筈なんだけれどさ。
Pagottan72
テンダーを伴い稼働中だったころの僚機7号機。やっぱりこっちの方がいいなあ。

Pagotanmap
以前も載せましたが、パゴタン製糖工場の周辺図。国鉄線跡との位置関係のみ加筆。

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