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2013年9月 8日 (日)

南スマトラ鉄道: タンジュンエニム貨物支線で、黒ダイヤと戯れる。

明けて土曜日。今日はここムアラエニムから南に延びている石炭輸送用の貨物線を訪問してみることにする。
メータータクシーがある街でもないので、今日はOjek(バイクタクシー)をチャーター。先ず目指したのは線路沿いに8kmほど南下したところにあるタンジュン・エニム・バル駅。道ばたから駅構内を跨ぐ跨線橋に登ってみると、5線ほどのヤードには石炭輸送用のホッパー車(日本風にいえば“セキ”ですね)が何編成も並び壮観な眺め。真っ黒い石炭を満載した出発間近のもの、空車の編成は下から戻ってきた編成だろう。
2tanjungenim2013090703328
石炭輸送用の貨車が並ぶタンジュン・エニム・バル駅構内。

この区間、残念ながら旅客列車の運行はなされていないが、先ずは跨線橋を渡った先の貨物駅舎を訪ね、運転司令室に顔を出して挨拶と入構撮影許可を求める。何、記者さん?等という質問はありましたが、いえいえ趣味で汽車の写真撮ってるだけですと説明し、ダイヤを見せて貰う。
お目当ては去年から導入された最新型、GEカナダ製2,250馬力の強力機、CC205型が引く運炭列車。どの便ですかね?と尋ねると、えーっと、今はいないかな。CC202(205が入線するまでの主力機)しかいないよなー?と周りに確認してくれたりとなかなか皆さん親切な限り。
なのですが、今日は駅構内のポイントが故障して修理に手間取っている影響で、ダイヤどおりに運転できていない模様。沢山の列車がずっと止まったままなのはこのせいか。
それでも暫く貨物駅の構内をうろうろするウチ、南の山側からCC205の重連が引く積車の運炭列車がゆっくりと下ってきた。
2cc205p1040832
新型機CC205重連が引く、60両編成の重量運炭列車が迫る。


このあとは更に南に延びる線路・・・国鉄PT.KAIの線路ではなく、ここの、実はインドネシア最大の石炭埋蔵量を誇るブキット・アサム炭鉱を運営する政府系企業ブキットアサム(PT.Bukit Asam(Persero))が所有する専用線なのだろう。航空写真で見るとこの貨物駅を起点に南東と南西に2本の杓文字型のループ線があり、機関車の方向転換をせずに石炭の積み込みが出来るようになっていて、このウチの1本の線路沿いにヤマへと向かってみた。
本当はセキへの積み込み風景と、航空写真から眺めるとよく判る中国満州の撫順炭鉱もかくやと思わせるような巨大な露天掘り炭鉱と、もっと言ってしまえば坑内へ入っていくトロッコ車両など見られれば嬉しかったのだけれど、そこはやはり炭鉱は国家としての重要警備対象施設。下請けの警備員は全く融通効かせて入れてくれるような余地もなく(これはまあ仕方がない)、本社ビルのHumas(Hubungan Masyarakat:対外窓口担当部署)を訪ねてみるが、土曜日ということで対応して戴けず、残念ながら中に入れて戴く事は出来ませんでした。まあそうだろうな。
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唯一の成果は、これかな。坑内輸送用の小型電機とナベトロ(運炭用側倒車)がモニュメントになっていました。

その後はムアラエニムへ戻りつつ途中の信号所で、そして本線との合流地点でも暫く撮り鉄、ムアラエニム13:10発(今日も1時間以上の遅れ)の昨日と同じ1日1本の昼行列車、スレロ号S5列車で終点のルブックリンガウへ向かっておしまい。今日も終点まで結構な乗りでしたが、昼行夜行1本ずつじゃなくて、もう少し本数増やしても良いのではないかと思うのですが、この路線。

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