« 鉄道学校 Railway Akademi 訪問@マディウン。 | トップページ | マディウンおまけ。 »

2013年9月17日 (火)

INKA再訪 @マディウン。

月曜午後はマディウン駅北側に広がる大工場、政府系鉄道車輌製造企業であるPT.INKAことIndustri Kerta Api(Persero)の本社工場へ移動。ここは以前アポなし突撃訪問で来たことがあるのだけれど、確認してみたら2007年、もう6年も前のことだった。

今回は事前にちゃんと話を通しておいたので、技術担当取締役など偉そうな肩書きの方が出て来て恐縮しつつ、工場の概要についてブリーフしていただいたあと、関係者に案内していただきながら22.5万㎡の広大な敷地内を一回り。大型トラバーサーが並び、工場内ではあちこちで製造過程にある客車や気動車の姿を眺めさせて戴けた。
2inkap1050103
トラバーサーの向こうには、組立最終段階のエコノミAC客車が見える、INKAの工場内。

元々1981年に、無煙化で不要となった蒸気機関車修理工場の跡地を利用して作られたこのINKA工場、当初は既存の国鉄車両、東欧製や日本製の客車や貨車のノックダウン生産に始まり、その後ディーゼル機関車や電車の組み立て、オリジナルの機関車の製造へと次第に技術レベルを上げ、現在ではASEAN各国やバングラデシュなどに客貨車の輸出を行うまでに成長してきた、東南アジア一の大鉄道車輌製造企業となっている。
1980年代には円借款で大量の日本製気動車が導入されたことも有り、本邦企業「日本車輌」の技術者がこのマディウンに多数在留していたこともあったという。
2cc300p1050111
まだ試験運転が続きなかなか営業運転に入れない、自主開発CC300型液体式ディーゼル機関車。

近年ではオランダ製部品を用いた通称“Holec”、独政府系金融公庫からの借款援助によりEU製部品を用いて組み立てた“KfW”電車をジャボデタベック電鉄に納入したり、エコノミ全廃の過程で不要となったHolec電車を補修・冷房化して再度ジャボデタベック電鉄に復活させるための大改造工事をしてみたり、或いはこのHolec電車を地方都市圏用の電気式気動車に改造してみたりと、結構驚かされるような製品を生み出してきている。
2krdiinkap1050109
KRDI気動車のマイナーチェンジモデルも登場間近。KRDIは安定した運行状況の成功モデルですね。

他方で、近年の経済自由化の対外圧力で、メダン空港鉄道ARS車両の納入では韓国企業に入札で負けたりといつまでも独占殿様企業として胡座をかいてもいられないそれなりに厳しい状況にあるのもまた事実。
それでも先般は、ジャカルタ・スカルノ=ハッタ空港連絡鉄道の車両を一括受注したと先方は胸を張った。これに関しては、暫く前の報道で、この空港鉄道プロジェクトが止まった?という報道記事を書きましたが、この件について水を向けてみると、いやいや、そんな報道は確かにあったけど、環状線の高架化の方が全然固まってないだけで、空港線の方はちゃんと進むから大丈夫、とのこと。
そう期待したいもんですがね。
2arsp1050087
ジャカルタ・スカルノ=ハッタ空港連絡鉄道ARS車両のモックアップも展示。

|

« 鉄道学校 Railway Akademi 訪問@マディウン。 | トップページ | マディウンおまけ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200655/58228691

この記事へのトラックバック一覧です: INKA再訪 @マディウン。:

« 鉄道学校 Railway Akademi 訪問@マディウン。 | トップページ | マディウンおまけ。 »