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2013年12月26日 (木)

プルウォクルトおまけ。ウォノソボ支線についても。

さて名物のソトアヤム(知りませんでした・・・)も食べるでもなくプルウォクルトまで来た目的のもう一つは、思いっきりドマイナーな話なので、一般の方(はそもそも見ていないと思うけれど)は読み飛ばしていただきましょう。

先述のとおり、ここプルウォクルトからは、東におよそ100kmほどの支線鉄道が延びていました。この路線には、更に途中に短い支線も分岐していました。
元を辿れば1896年7月、南海岸近くのマオスからSerajoedi Stoomtram Maatschappij(セラジェディ蒸気軌道)の手によってプルウォクルト東駅まで29km建設された鉄道が、その後同年12月に9km東のソカラジャ、そして1898年には更に46km東のバンジャネガラまで延伸されていきました。1900年には途中のバンジャルサリからプルバリンガまで7kmの支線を開業、1917年6月には本線が最終的にウォノソボに到達。
その後同鉄道は1917年にチレボン=クロヤ間を全通させた蘭印国鉄SS(Staats Spoorwegen)と共に1942年の日本軍政の開始に伴いジャワ陸輸局に統合、戦後インドネシア国鉄路線として運行されました。
SS路線と競合するマオス=プルウォクルト間は早期に廃線となったようですが、プルウォクルト=ウォノソボ間は、モータリゼーションが進む1970年代頃までは、旅客・貨物混合列車が蒸気機関車に引かれてノンビリと走っていたそうです。

http://www.banjoemas.com/2010/05/serajoedal-stoomtram-maatschappij.html
ウォノソボ支線の貴重な動画等、参考。こんな時代に行ってみたかった。

http://bantons.wordpress.com/2008/02/14/menyusuri-jalur-mati-rel-sepur-wonosobo-purwokerto/
ウォノソボ支線廃線跡の状況。

http://www.banjoemas.com/2009/05/menyusur-jalur-kereta-purwokerto.html
プルウォクルト東駅付近、数年前の状況。

数日前に書いた、中部ジャワ州内路線の復活・再活用にこの路線が含まれているかは判りませんが、その現状・・・ はネットで見る限り、また土に埋もれ、道路化され、或いは敷地上に家屋が建ち、1,2年でどうこうできるものではないようです。
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プルウォクルト東駅に到達していた線路跡。駅跡はトタンの塀で覆われて。
中を覗いてみると… 駅舎や荷扱い設備等はすべて取り壊されてしまっていました。
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他方でこの路線の旅客運行が停止された後、プルウォクルト寄りの1駅間、プルウォクルト・ティムール(東)迄の間は、1980年代後半まで貨物線として現役で、肥料を積んだ有蓋車を連ねた貨物列車が日々乗り入れてきて、この駅でトラックに積み替えられて近隣の農村地帯に運ばれていっていたのだそう。
そのプルウォクルト・ティムール駅、暫く前にネットで見た写真情報では、駅舎も構内のヤードも、停められた貨車もそのままで、一部は浮浪者の住まいになっている、なんて話が書いてあったので、ちょっとこれを見てみることにして、駅からオジェックを走らせてみました。

ところが、列車が走っていた時代を覚えているという老運転手のバイクでその駅跡に着いてみると、どうしたことか、敷地は全体が高いトタンの塀で覆われて中を覗くことは難しい状況。下りて歩きながら一回りしてみましたが、恐ろしくキッチリと塀が作られてしまっており、カメラのレンズを入れて中の写真を撮るどころか、全体像を確認する事も困難。
それでも脇を走る道の欄干に登って中を覗いてみると・・・ ありゃりゃ。貨車はおろか、駅の建物なども殆ど全部取り壊されてしまっていました。

まさかこの駅を再建して再度列車を走らせるための準備・・・ ではないだろうな。
例によって国鉄PT.KAI「Tanah Milik」の看板が建てられているので、土地の所有は国鉄のまま。ショッピングセンターでも建てるのですかね。
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プルウォクルトを出発して山越え区間に挑む、新型CC206牽引、ジャカルタ行き特急「タクサカ」号

というわけで、残念ながら今日は二件ともハズレでした。
アンコッで駅近くまで戻り、線路端で少し時間つぶしをしてから、午後の「アルゴ・ドゥイパンガ」でジョグジャカルタに戻り、昨日と同じ「グランド・チョクロ」ホテル泊。

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