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2013年12月24日 (火)

夜明けのビスニス急行「ファジャール・ウタマ・ジョグジャ」号の旅。

さて未明からの雨も上がり、今日は早起き。
ジョグジャカルタ07:15発のジャカルタ・パサールスネン行き急行97列車「Fajar Utama Yogyakarata」で出発。

この列車、ジャカルタとスマラン、ソロ、ジョグジャといったジャワ島中部の都市とを結ぶ一連の急行列車グループの一つで、「Fajar(夜明け)」とのネーミング、始発駅を早朝に出発する列車に名付けられており、他に夕方に出発する急行列車では「Senja  ・・・(夕暮れ)」というネーミングのものもある。
いずれも全車二等ビスニス車両によるモノクラス運行。それでも見る限り、こういった幹線の二等列車もほぼ全て家庭用エアコンを用いた冷房化が完了しつつあるようで、今日の編成も全車両が冷改車だった。
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プルウォクルトを発車し、山越え区間に挑む、上り「ファジャール・ウタマ・ジョグジャ」号。

車両はいずれも車齢が古く、1970~80年代製の客車を連ねている。既に何度か書いているとおり、国鉄PT.KAIはこの二等ビスニス車を近い将来は全廃、リクライニングシートの一等エクセクティフ車とボックスシートの三等エコノミ(AC)車両に統合する方針の模様。そのため二等ビスニス車両の新製はもう随分長い間行われていないようで、逆に一等車や荷物車(中には特殊車両への改造も含む)への改造が各地のバライヤサで進められている。
そうなってくると、二等車の旅が味わえるのも残り数年というところか。今後も乗車機会を見つけていきたいですね。
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家庭用エアコンにより冷房化された、Bisnis-AC車内。

さて7割方の座席が埋まった状態でジョグジャカルタを出発した列車は、日本政府の円借款で複線化工事が完成している区間を快走、一路西へ。
64km先のクトアルジョまでは既に工事が完了しており、ここまでの区間は路盤のバラストも厚く、明らかに線路の規格が高い。ロングレール化もなされており、高速化に対応してカーブ部分のカントの角度も大きい。
一方、クトアルジョから西の、工事を控えた単線部分に入ると、乗り心地もスピードもガクンと落ちる。まだこの朝早い時間帯にジョグジャ方面へ向かう列車は多くないため、この列車は交換待ちで足止めされるようなことは殆どないが、時間帯によっては殆ど各駅毎に対向列車と交換しなければならないような状況もある。この先チレボンまでの区間も随時複線化に向けた作業が進められているところ、早期の完成・供用を期待したい。
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円借款で複線化された区間を走る、ジャカルタ経由メラク行き「クラカタウ」号。

列車はバンドゥン方面への南本線を分岐するクロヤをゆっくりと通過。このような運行上の主要駅は以前は殆ど全ての列車が停車していたが、最近はここクロヤや、東ジャワ州・ブリタール方面への分岐駅のクルトソノといった駅は主要列車は悉く通過するようになってきた。日本でいったら・・・ そうね、肥前山口とか、塩尻とか、岩沼とか、多度津とか、そういった駅をイメージしていただければいいだろうか。

北へ方向を変え、雨季ということもあって豊かな水をたたえた稲田や沼地の間を抜けてゆっくりと高度を上げる。
列車名にもなっている、撮影ポイントのスラユ川橋梁を渡り、トンネルを二つ越えると程なく今日の目的地プルウォクルト。ジョグジャカルタからおよそ2時間半ほど、定刻に到着しました。

長くなるので、続きます。

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