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2014年2月 8日 (土)

メルパティ航空、運行停止。

職場にいるときは、大体NHKかローカルのニュース番組をつけっぱなしにしているんですが、今日の当地の主なニュースは3点。
引き続いてのジャカルタの洪水、選挙を控えての動き、そして国営航空会社メルパティ航空の運行停止の話題でした。
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現在(運行停止前まで)主力のB737-400。これは「Merpati Nusantara」とフルネームが記載されている機体。

メルパティ・ヌサンタラ航空(MZ)。
1962年設立と国内でも最も歴史が古い部類に入る、国内大手航空会社の一つ・・・といっても同業他社とは異なり、純粋なビジネスベースの他社とはその営業方針が全く異なる会社といってよいでしょう。
特に東部インドネシア地方の島嶼部に多くのローカル線を運行しており、不採算路線を多く抱えるものの、1978年からは国営ガルーダ航空の傘下となり、商用航空会社のフライトが成立しないような路線も運行する、政府の支援により政策的にその運営がなされている航空会社です。
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流石に今はB737-200は見なくなりました。ティモール在勤時代には随分お世話になりましたが。

インドネシアから独立した東ティモールの首都ディリにもバリ島のデンパサールから毎日1便の国際線を飛ばしており、2003~04年にかけてディリに在勤していた私も随分お世話になりました。当時の機材はB737-200かフォッカー100という、いずれも前時代的な機種、EUから乗り入れ禁止を食らうような安全面でも問題なしとしない会社でしたが、これしか飛んでないんだから仕方ない。年間50回くらい搭乗する、フリークエントフライヤー(苦笑)だった時代もありました。
事故も多く、パプアなど島嶼・山間地域のプロペラ機を中心に毎年1回は墜落事故を起こしているような印象もありましたが、一昨年に当地スラバヤに引っ越して来てからは、スラバヤ発19:40のジャカルタ行きという、金曜夜に仕事を終えてから飛び乗れるような都合の良い時間帯のフライトが、約3,000円と安かったので、何回か利用させて貰っていました。
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最近のローカル線の主力は中国西安製MA-60。墜落事故も起こしています。

なのですが、半年前の本ブログにも書いていましたが、多額の負債を抱え、経営的にはいよいよ宜しくない状況になっていたようです。
この2月に入り、同社はとうとう運行を停止。燃料代を支払う資金ショートを起こしたようで、今日のTV報道によると、従業員の給与も遅配となっている模様。
一応予約購入していたチケットの払い戻しには応じているようですが…

国内の関連規程によれば、運行停止が3週間続き再開の見込みがない場合には、路線免許が剥奪されることになっているそうです。
今後同社は、子会社の売却、債務の再編、民間資金の導入などの経営再建の手続きを完了させ、4月から運航を再開させる方針であるとのこと。

件のディリには現在、MZの他にもスリウィジャヤ航空、シンガポールからはシルクエア―が乗り入れており、MZが運行を停止しても直ちに孤島となるわけではないのは幸いだが、国内の地方部・島嶼部にはMZ以外のフライトがないローカル空港も多い筈。数週間の運行停止は大変なことになっている街や島もあるかもしれません。

というわけで、今日はメルパティ航空機の雄姿を特集してみます。
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フォッカー100も最近すっかり見なくなくなりました。

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以前のローカル線の主役はフォッカーF27。F50じゃないです。

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ヌサトゥンガラ諸島の超ローカル線では、国産機CASA212アビオカーなんて珍しい機材も。

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結局現役で飛ぶ姿を見ることはありませんでした。これも国産機CN-235。

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