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2014年3月 1日 (土)

釣り堀に突然飛行機が。

さて、先週末の中部ジャワへの途次、パサールトゥリ駅から乗った列車がスラバヤを出発してほどなく、変わったものが目についた。
・・・っと引っ張っても仕方がないですね。市街地が次第に農村へと変わりつつあるあたりで、左手の車窓に突然飛行機が現れました。
急な事だったんで写真は撮り損ねたのですが、あれは明らかにB737-200だ。直ちに現在地を確認すると、ほどなく列車はベノウォ(Benowo)駅を通過したので、どうやらカンダンガン(Kandangan)との間の南側、釣り堀のあるところということで、帰ってからWikimapiaで確認してみたけど、らしきものは写っていない。どうやらごく最近持ち込まれたものらしい。

というわけでこの土曜日、日本人会の行事に出席した後の午後、ちょっと確認してみることにして、クルマをこの方向へ走らせた。
市内の外れ、カンダンガン駅の入口を掠めて西へ向かう細い一般道路を走ること暫く、案ずるまでもなくその飛行機は突然現れた。おぉっ!
B737p1070538
釣り堀だったと思しき池の中に作られた台座に鎮座するB737-200。あれ、エンジンがない。

見たところまだ工事中の趣だが、こちらの常で別段咎められもせず、警備兼駐車案内のオヤジさんに一言断って近づいてみる。
機体は綺麗に再塗装され、ボディには白地に赤帯、そして「Montor gak Moeloek」と書かれ、垂直尾翼には白鳥の絵柄が。勿論こんな航空会社はないんだけれど、これはどういう意味かな。「王様ではないエンジン」?ちょっとわからんな。専門家かローカルに聞いてみよう。
B737p1070548
ゆったりとした座席が並ぶ機内。リノベーションされたのか、綺麗な内装です。

階段が据え付けられていたので中へ入ってみると、エコノミークラスにしてはゆったりとした座席が並び、作業をしている方もチラホラ。操縦室は残念ながら殆どの計器類が持ち去られてしまっているようで、代わりにステッカーで計器類を表現していた。
なにか現役当時の名残、所属会社が判るようなものはないかな?と思ったら、おっと「SABENA」だって。その昔はベルギーで使われていた機体か?
B737p1070549
操縦室、なんか機器類はステッカーばっかり。既に部品取りドナーだったか…

機体は徹底して分厚い塗料で再塗装されてしまっているのでレジスター(登録記号)は読み取れない… と思ったら、一か所、なんとか読み取れたのが前輪のカバー部分。「KJO」と書いてありました。

帰ってからこの「PK-KJO」を調べてみたら、こちら1980年製造のBoeing737-2L9A型という機体で、最初にデリバーされたのはデンマークのMaersk Air。現在は合併消滅してしまっているけれど、海運大手で、よく「MAERSK」って書かれたコンテナ、見かける、あれですね。ネット情報によれば、その後Inter European、Europe Air Charter、AOM、Air Toulouseといった欧州主にフランスのチャーター会社を転々とし、最後は2003年から当地のBali Airで活躍、リタイアした機材のようでした。
B737p1070550
SABENA航空で使われてたわけじゃないんですね。サベナの工場で作られた、ケータリング用機材、なのかな。

バリエアーといっても名前ほどメジャーな会社ではなく、やはり以前存在した当地国内大手の一つだったブーラック(Bouraq)航空の子会社で、BAe748とこのB737-200を飛ばしていたものの、親会社ブーラックの倒産に伴い、2006年に運行停止の憂き目にあっている。

そういえば以前、スラバヤ空港の外れに、仲良くストアされてましたね、この2機のB737-200。スラバヤに転勤して来た頃は、まだあった記憶が。
Juanda_737x2p1080470
よく見ると、既にエンジンついてない(右のバリエアー機)。ってことは、ここの機体にいずれエンジンが取り付けられる期待は薄そうです。

因みにこの飛行機が置かれているエリア、釣り堀、レストラン、洋服店等とあわせ、この飛行機の機内で映画を見せるという、総合?エンターテイメント施設を目指しており、(計画では)あと2か月ほどでオープンの予定とのこと。レストランはもう開いていましたけど。
予定どおり行くことの方が少ないこのインドネシアですから、“2か月”は眉唾だとは思いますが、いずれ正式にオープンしたら、飛行機の中での映画、楽しめるといいですね。
毎月のように当地に出張に来てる九州の某K市のM島課長あたりが好きそうだなぁ。こんど誘ってみようかな。
Kertajayap1070564
この複線化工事がほぼ終わった線路のすぐ傍にありますが、建物があるため飛行機と列車を同じ画面に入れるのは難しい・・・。「Kertajaya」号、パサールスネン行。

Tsuriboriair2
今もう一度Google Earthを見てみたら、ああ、切り刻まれて運び込まれた機体と、建設中の台座が写ってました。右上を掠めてるのが、国鉄の線路。

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