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2014年5月 7日 (水)

ナンボ支線訪問(2)

さてアンコッに乗って沿線巡りを開始!
ボジョングデの市街地を抜け、一旦幅の広い幹線道路に出た後、また郊外の集落を繋ぐ道をクネクネと走ること20分ほど、最初に訪れたのはポンドク・ラジェグ(Pondok Rajeg)駅。4両編成分ほどの片面ホーム一本の、停留場だ。
駅舎は随分と荒れ果て、ゴミや瓦礫が投げ込まれてはいるが、発券窓口だったであろう場所はそのまま残る。こんなところに今来る人もいなかろうと思っていたのだが、地元のヤンキー兄ちゃん数名と、大型の一眼レフカメラを抱えたカップル。日本でも廃墟とか工場跡とかに写真を撮りに行くようなのが密かに流行っているようですが、この休止駅もそんな対象なのだろうか。
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まず最初はポンドク・ラジェグ駅。フツーに駅ですよね。すぐに使えそう。

一旦今来た道を暫く戻り、改めて東に向かって次に訪問したのはこの路線の中心駅・・・と言っていいのかな。ジャカルタ市内から直通のバスも走り、沿線最大の集落にあるチビノン(Cibinong)駅。幹線道路から東へT字に分岐する交差点付近には、大型ショッピングセンターも設けられ、バスやアンコッなどもひしめく、結構な都会のように見える。このT字路の少し手前から北西側に分岐する小道を100mほど走ったところにチビノン駅はありました。先ほどのポンドク・ラジェグに比べ遥かにに立派な駅舎と、交換設備を備える。
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こちら、左手にもう一本の線路があり、交換設備を備えるチビノン駅。駅名票も新CIマークで描き直されてます。
駅前広場側から。今日はこのアンコッをチャーターして移動してました。
Cibinongp1080861
ホームから階段を下りて線路側に降りて観察していると、警備担当職員が出て来て「何してんの?」と職務質問。
いやいや、ちょっと駅とこの路線を見に来ただけでして。今列車は走ってないの?そもそもPT.KAIの職員はいないの?等と逆質問。自然に駅舎内に招き入れられ、ポイント操作設備のある部屋で暫く話し込むが、どうやら現在この路線を走る貨物列車は一日一往復、しかも夜中深夜の時間帯のみで、国鉄職員もその時間帯だけ仕事しにやってくる、昼間は自分たち警備員だけなんだそう。そりゃあ、国鉄職員氏、楽な商売… かな。毎日深夜数時間だけ働くのも、逆にキツイかな。
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線路をまたぐ道路上から、グヌン・プトゥリ駅。

そしてさらに東へ向かい、ジャカルタとボゴール、チアウィを結ぶJagorawi高速道路を潜り、PT.Indocementの敷地を見ながら次の駅を目指す。
が、道路舗装工事の影響でT字の右折が出来ず、そこから1km以上渋滞した道を往復させられ、相当の時間をロスしてしまった。ここで道路が跨いだのは3つ目の駅、Gunung Putri。

ここからはインドセメント社の敷地・・・に入ってしまった。製糖工場もそうだけど、鉱山とか、こういう系統の企業(特に国営系)は警備が相当厳しかったりするんだけど、ここは全くのフリー。いいのか。
そのまま工場の敷地内を地図を見ながら暫く走り、途中で左折した行き止まりが、この路線の終点ナンボ(Nambo)駅に無事到着―。
一時は廃車予定の抵抗制御電車が留置されていたこの駅も、その電車が既にすべてプルワカルタに廃車回送されてしまった結果、すっかり広いヤードが広がるだけになってしまっていた。
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広いヤードが広がる、ナンボ駅。ひときわ長いホームは閑散と。

セメント輸送用の貨物車両でもいて作業中だったりすればせめて・・・ だったのだけれど、残念ながら数量の平台貨車が停められているだけ。
それでも駅舎側を一回りし、また出て来た警備職員氏らと暫くおしゃべりしてさあ帰ろうか、という時間帯には、ようやく今晩の貨車向けの作業が始まりつつあった。
といっても入替用の内燃機関車の一両もなく。で、どうするかと思いきや、線路脇からフォークリフトが、そのフォークの先っちょを貨車にぶつけて少しずつ貨車を移動させている。おいおい、そんな事してたら台枠歪むんじゃないかい??
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夜の貨物列車に備えて、フォークリフトが貨車を移動中…

それもともかくこの(現状)貨物駅、折角インドセメント社の敷地の片隅のような立地でありながら、工場で製造されたセメント袋は、わざわざこの駅までトラックで運ばれて来て、貨車に積み替えられて、運ばれていくようなのだ。
ちょっと線路伸ばして、工場内でそのまま貨車に詰め込めるようにしないと、積み替えの手間がかかって効率悪いように思えるのだけれど… 人件費安いからいいのかね?

そんなわけで、あまり収穫が多かったとは言い難いナンボ支線訪問でしたが、一応一通り見て気が済みました、ってとこかな。
帰りにアンコッをチビノンの高速インター入口で捨て、ジャカルタ市内ガトット・スブロト環状線沿いのTransJakartaバスレーンに乗り入れる、APTB(Angkutan Perbatasan Terintegrasi Bus:Trans Jakartaのフィーダー・バス)の直通バスに乗ってジャカルタに戻り(Rp.12,000)、近く転勤予定の元同僚らとコタの餃子屋で飲んで、最終22:30発のAirAsia QZ7688便でスラバヤ戻り。また40分ほど遅れ、帰宅したのはもう1時でした。
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おまけ:ガンビル駅の北側、ダムリバス乗り場近くに設けられた謎のレール。
パクアン急行氏のJCNによれば、古い電車を置いてカフェにする計画だそう。

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