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2014年5月13日 (火)

南本線複線化、遅れの見込み。

今朝の当地全国紙「KOMPAS」紙には、「南本線複線化、遅れる可能性」との見出し記事。
これはひょっとすると、先般のJTC社絡みの汚職疑惑案件の影響で、同社が主契約者となる(予定だった)の南本線複線化プロジェクト、クロヤ=クトアルジョ間複線化事業と、チルボン=クロヤ間詳細設計が中断するとかいう話かな、と気になり、取り敢えず読み進めてみた。
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同紙の調査によれば、まずクロヤ=クトアルジョ間76kmの複線化事業については、日本政府の資金援助(円借款です)によりRp.2.3兆の資金が割り当てられており、既に契約が締結されて本年4月には着工されていなければならないのだが、現在まで工事が開始された気配はなく、契約も未締結のままだという。
実際の工事業者となる予定の地場の建設大手アディ・カリヤ社も、国鉄PT.KAI側からの指示待ちで、運輸省からの決定を待っていると同紙の取材に答えている。
これに対し運輸省の広報担当者は、本件に係る契約については、まだ詳細協議中であるとし、同省鉄道総局のヘルマント総局長は、契約問題については争い(Sengketa)があり、更に工費の高騰や、土地収用が終了していないなどと幾つかの問題を挙げ、この状況がしばらく続くであろうことを示唆した。
記事を全て読んでも、今回日本側の税務調査で明らかになったJTC社絡みの外国公務員贈賄については今回の遅延の原因としては挙げられていない。唯一、記事添付の地図において、南本線複線化工事は鉄道総局とJTC、(筆頭コンサルとしての)パシフィック・コンサルタンツの名前が書かれているだけで、それもこれらが日本及び両国間で問題となっているというような書きぶりにはなっていない。
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既出の画像ですが、ジョグジャ西方の複線化区間を行く特急「アルゴ・ウィリス」号。

既に同時に問題が本邦で公表された案件のうち、ベトナム案件については、国鉄の副総裁ら5名の逮捕者が出るという捜査の進展がみられているが、当地インドネシアではこの件に関する報道すら見かけず、ひょっとしたら報道規制がかかってるんじゃないかとすら勘ぐりたくなるような状況にある。
今後同社が幹事社として行われる(筈だった)本件プロジェクトが推定無罪の原則に基づきそのまま進められるのか、再入札となってまた時間を食い、プロジェクトの進捗に遅れを来すこととなるのか、困ったもんです。利用者の立場からすると。

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