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2014年7月20日 (日)

ジャティロト精糖工場訪問。

さてジュンブルに向けて走るクルマを市内20kmほど手前(まだルマジャン県内の)ジャティロト(Jatiroto)という集落で下ろして貰うことに。運ちゃん的には往復40kmの労働が浮くわけなので特段異存なし。

国道を外れて集落内の国鉄の線路を渡って南側の一帯には、このエリア全て、国営農園会社PTPN-XIの広大な敷地が広がっています。ここはPG.Jatiroto(昔のスペルで “Djatiroto”)、1910年操業開始のジャワ島でも最大と言われるジャティロト精糖工場の城下町なんですね。
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サトウキビを積んで工場に走りこんでくる運搬列車。

例によって守衛さんに教えて貰いながら「Kantor  Administrasi」に向かうが、事務所の中には全く人気がない。困ったな、これじゃ構内入場の許可の話が出来ないぞ・・・とウロウロしていたら、偶々近くの研究塔付近を通りがかった若い職員の方。どうしたの、どこ行きたいの?と聞かれたのでサトウキビを運び込むロコとローリーが見られれば・・・とお願いすると、そのまま工場内を案内して貰えました。職員の方の同行であれば堂々と写真も撮れるし、その方に教えて貰って機関車のデポも訪問。
この精糖工場、既に相当以前に蒸気機関車の運用は終了しており、全線でディーゼルの運行に切り替わっているのですが、機関庫内には・・・数台の蒸気機関車の廃車体。チャーター用に整備されているものも無いようですが、一応蒸機のエリアは網で囲って立ち入れないように、部品が散逸しないようにしているところを見ると、将来的に何かしたいという色気はあるのかもしれないな。
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機関庫の片隅には多数の蒸機と部品が放置されていました。

こちらの精糖工場の見せ場は、蒸気機関車ではなく、工場外に広がる、未だ現役の広大な専用線網の方です。ネット情報によれば、フィールド路線の総延長は280kmにも達する(2012)とのこと。
教えて貰ったとおりに歩いて南側の工場外に出ると、西方向に複線の線路が延び、折しもDL牽引の運搬列車が工場内に入ってくるところ。続いて運搬作業を終えた単行のロコが3台ほど外に向かって出発していき、そこから西に向かって歩いて行くと、数百m先からは三方向に分岐してフィールドへと続いていました。
なのですが、折り悪く今ロコが出て行ったばかりで、これからフィールドで積み込みを終えたローリーの編成を組成して、工場に戻ってくるのは夕暮れ後だというのが運転関係職員氏の説明。うーん、タイミング悪いなあ。
ちなみにDLのメインは北陸重機製。最近はメンテナンスパーツが手に入りにくくて困っているそうです。商社の方、売り込みどころですよ。
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フィールド近くで入れ替え作業に勤しむロッド式のロコ。

そうこうするうち、仕事を終えた先ほどの職員氏がバイクで現れ、そのまま総面積5,000ha以上という広大な農場の敷地の専用線の一部を案内してくれました。
なお、先ほど列車を待っている間に、大きな爆音と共に白いヘリコプターが現れて飛び去っていったのですが、これはどうも農薬散布ではなく、どうやら視察の模様。尋ねてみると、今日は公営企業大臣のダーラン・イスカン氏がこの工場を視察する予定だったのだけど、スラバヤからのフライトがキャンセルになり、ヘリでの視察に切り替えたのだそう。おっと、それってさっき当方が乗ろうとしていたガルーダ便じゃん。そんなお偉いさんがいれば意地でも飛ばしそうなもんだが(ましてはガルーダにしてみれば所管大臣じゃないか)、キャンセルせざるを得なかったとは、余程切羽詰まった事情だったんだろうな。

そんなわけで案内してくれた職員氏が街の北側の国道沿いのバス停まで送ってくれ(最後までガソリン代にどうぞといって差し出した紙幣を受け取ってくれませんでした)、通りがかったエコノミ路線バスで今日の宿のある、ジュンブル市街地へ。
ジャティロト駅からも18時半発の下り列車がある筈だったのだけれど、こちら、この6月改正からジャティロト駅には停車しなくなってしまった由。
最近の国鉄PT.KAIのエコノミ列車、こんな感じでドンドン停車駅が減り、一日に一本も列車の停車しない駅が増えています。
交換列車が多ければ信号所的な役回りもあるのですが、こちらの駅も通過するだけで列車交換も全くない模様。
この駅員さん達は、一日何をして過ごしているのでしょうね。
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旅客列車が止まらなくなってしまったジャティロト駅。綺麗に整備されてるのにね。

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