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2014年8月27日 (水)

バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(中)

ようやく明るくなってきたバンドゥン駅を出発した「チレマイ・エクスプレス・タンバハン」、機関区脇を駆け抜け次のチロヨムで先行した近郊列車を追い越し、最初の停車駅チマヒで数名の乗客を拾った。こんな時間帯の、しかも臨時列車ということで乗客も多くないだろうと思っていたが、あにはからんやビスニス車の車内は出発の時点で既に4割ほどとそこそこの乗車率。
考えてみれば最近は長距離列車の乗車券は駅よりもネットやスマホ、コンビニ端末などで事前に購入するケースが段々増えてきており、検索すれば定期臨時問わずその日の全ての列車が画面に表示され、好きな時間の便を選べばいい世の中、広告や駅の時刻表掲示が追いついていなくても、そこそこの乗客は確保できるのだろう。
Jembatanp1100040
深い谷を高い鉄橋で渡って走る列車。

車内では早速Reskaの食堂車職員が朝食弁当と飲物の販売に廻ってきた。
近郊区間の西の終点パダダランで左にチアンジュール方面への休止線を分けると、列車はジャワ島の中央部を分ける山岳地帯に入っていく。山を貫き真っ直ぐ走る高速道路と時折絡みながら、オランダ統治時代に敷かれたこちら鉄道線は、地形に沿う形で徐々に高度を上げ、すぐ前を走る機関車のエンジン音も高まってくる。
「インドネシア鉄道の旅」5章の扉写真にもつかったチラメ駅の前後辺りからは古い鉄橋を幾つも渡って走る。こちら、列車に乗っている分には鉄橋の造形など眺められないのが残念だが、大きく迂回しながら、半ループ線のような大オメガカーブもあるこの区間では、前方の山縁にこれから向かう大鉄橋が、後方には今走ってきたばかりの鉄橋が拝める箇所も幾つか。その白眉は・・・
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ササクサアト~チラメ間のチクバン橋。1906年築、高さ80mとのこと。

そしてサミットのササクサアト・トンネルを抜けて北側に出ると、今度は次第に下りはじめる。この北側区間では、線路の付け替えによる路線改良や、一部複線化工事も進みつつある。古い橋梁の中には、先般脱線事故が発生したチソマン橋のように、既に複線コンクリート橋に掛け替えられている箇所も見受けられた。

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ササクサアト・トンネルで峠のサミットを越える。

そして午前7時過ぎ、プルワカルタに到着。
この駅、インドネシア鉄道というか、JABODETABEK電鉄の中古電車好きな鉄な皆様にはすっかりお馴染みとなった、旧型エコノミ電車の墓場となっている駅。これまで当初は1976年から80年代にかけて導入された普通鋼製ボディ、続いて80年代後半から90年代にかけて導入されたステンレス・ボディを持つ電車や、Holec-INKA製のVVVF車両までもが既に廃車となりこのプルワカルタの駅で山積みになって来ている。
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プルワカルタ駅の脇に積み上げられた、古いエコノミ電車の“山”。右の日立製電車VVVF電車なんか、まだ製造15年かそこらだぞい。モッタイナイ…

最近の情報では、既に運用を離脱して部品撮りとなりつつあった103系電車4連2本もまもなくこちらに廃車回送されるとの話もあり、そうなれば益々多くの日本人「鉄」客の皆さんがこの駅を訪れることになるだろう(安全確保のため、廃車両が積み上がっているエリアは立ち入り禁止になっているので、決して車両の山に登ったりせず、警備員の指示には従いましょう)。
更に続きます。
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なんだか最早Nゲージの模型みたいな・・・ これこの後どうするんだろう。

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