« 最後の残留日本兵、小野さん逝去される。 | トップページ | バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(中) »

2014年8月26日 (火)

バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(前)

バンドゥンからの帰りは色々な選択肢がありました。一番楽で速いのは、直接飛行機でスラバヤに飛ぶ、他の候補としては、Argo Wilisでプリアンガン高原の絶景を眺めながら12時間かけて鉄道で帰る、チアンジュール・スカブミ経由でジャカルタに出るか、アルゴ・パラヒャンガンで歴史的鉄橋群を渡ってジャカルタに向かう、など色々考えましたが、ちょっと前々から久々に行かなきゃならないと考えていたチレボンに向かうことに。

Ciremabd_p1100015
早朝のバンドゥン駅で出発を待つ「チレマイ・エクスプレス」。CC201型牽引の急行列車も最近では珍しくなってきた。

このバンドゥン~チレボン間は、方向で行くと東南東になり、一応幹線道路があってバンドゥン新空港予定地のマジャレンカ、スメダン・ジャティワンギ経由で直線距離で100kmほど(山越えルートなので実際はもっと長距離になると思われるが)。ジャワ東西縦断高速鉄道が建設されることになれば、恐らくはこのルートを通ることになる。
西ジャワ州北岸随一の主要都市チレボン(人口約30万)と州都バンドゥンとの間の流動は当然それなりにあるのだが、鉄道としては先ずジャカルタ方面へのルートを通って北のチカンペックに向かい、ここからスイッチバックしてチレボンへ向かうために230kmほどを走る大回りとなるため、これまではバンドゥンとスマラン(その後スラバヤに延長)間に一往復の夜行急行「ハリナ」号が走るだけで、両都市間の輸送はあまり顧みられてこなかった。
Bdp1100007
早朝5時のバンドゥン駅北口。

これが昨年9月、この両都市を結ぶ新列車「チレマイ・エクスプレス」(チレマイとは、チレボン近くの山の名)が1日2往復、1等・3等AC車を連ねて走り出した。チレボン起点で早朝発、1編成が2往復するだけだったのだが、今回調べてみると、「チレマイ・エクスプレス・タンバハン(追加)」として、更に2往復が今年のレバラン・シーズンから運転を開始している模様。 早速ネット予約サイト「Tiket.com」で確認してみると(国鉄PT.KAIの公式サイトでは、海外発行のクレジットカードでは予約が出来ないため。)、どうやらこの臨時増便の方は1,2等編成と構成が異なっている模様。
最近2等Bisnis車がドンドン減ってきて(ついこの8月中旬からも、ジャカルタ~スマラン間の2等急行「Fajar Utama Semarang」が全車新造3等AC編成「Menoreh 2」として置き換わってしまったばかり)おり、これから更に乗車チャンスも減っていくのは確実なので、今回はこの2等ビスニス車を選択。
Bdp1100010
各列車の出発案内が並ぶバンドゥン駅の構内渡り通路。
奥がチレマイ号。一等エクセクティフ車も色々かき集めた感が丸わかりね。

こちらはどうやらバンドゥン区持ちの列車らしく、バンドゥンを早朝5時半に出発し、チレボンまで1日2往復。切符を見てみると、列車番号は第10127列車と随分大きな番号が付与されている。通常の1,2等急行であれば列車番号は2桁の後半から100数十番まで。定期の「チレマイ」2往復はいずれも90代の列番だ。臨時列車の場合は7000代(貨物列車は2000代)の番号がつけられているが、いきなり1万台とは。昨日PT.KAIの本社で事務職員氏らと雑談していた際も、「なんでこんな番号なの?」と聞いても「そんな番号の列車、ないよ」とネットで検索して見せてみるまで信じてくれなかった位。なんだろうね、これ。
Ciremaibd_p1100013
あれ、サボは「チレマイ」だけだ。「Cirebon Ekspres」や「Malioboro Ekspres」はエクスプレスまで入れて正式列車名だけど、こっちは違うのかな?

というわけで、明けて土曜の朝、まだ真っ暗な朝5時にホテルを出て歩いて数分のバンドゥン駅へ。まだこんな早朝なのに既にジャカルタ行き「アルゴ・パラヒャンガン」の始発が発車した時間帯ということもあり、駅舎内にはポーターなども含めて結構な人出。
身分証を見せて改札を受け、駅構内に入ると「Hokahoka-bento」や「ダンキンドーナッツ」はじめ数店の店舗も既に開いている。流石にインドネシアは朝が早い。 3番ホームに停車中の「チレマイ・エクスプレス」号、食堂車従業員に出迎えられて前方の2等車へ向かいながら編成を眺めると、予想どおり機関車も客車もバンドゥン(BD)所属の編成。
程なく南側のホームには、東のチチャレンカからの近郊列車が05:22の定刻に到着。気動車改造の2扉客車には、こんな早朝なのに立ち客も出る程の乗りだった。流石は250万都市の近郊区間で、電化計画が囁かれるのもむべなるかな。昨日の懇談の際は、一度決定されたフランス政府の支援による電化計画は頓挫しているとのこと。
取り敢えず現在では、冷房化された客車編成、KRDE電気式改造気動車編成、日本製KRD編成など多種多様な近郊列車が走るバンドゥン近郊区間、しばらくはこのバラエティが楽しめそうです。

そんなわけで定刻05:30分、05:27に西に向けて発車した近郊列車に続行する形で10127列車「チレマイ・エクスプレス・タンバハン」はバンドゥン駅を定刻に出発。
長くなりましたんで、その2へ続く。
Ciremaieksroute
チレマイ・エクスプレスのルート図。結構大回りルートですよね。

|

« 最後の残留日本兵、小野さん逝去される。 | トップページ | バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(中) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200655/60219712

この記事へのトラックバック一覧です: バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(前):

« 最後の残留日本兵、小野さん逝去される。 | トップページ | バンドゥン~チレボン「チレマイ・エクスプレス」の旅(中) »