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2014年8月15日 (金)

トランス・スラウェシ鉄道、実現へ向けて動き出す?

13日付の全国紙コンパス(経済面)によれば、12日、南スラウェシ州バル(Barru)県において、スラウェシ島のマカッサルとマナドとを結ぶ“トランス・スラウェシ鉄道”の最初の区間として、マカッサル=パレパレ(南スラウェシ州中部)間146kmを結ぶ区間が公式化(diresmikan)即ち工事開始の式典が実施されたとのこと。

同県シアウン村で開催される式典には、ハイルル・タンジュン経済担当調整大臣、マンギダン運輸大臣、ヤシン・リンポ南スラウェシ州知事等が出席し、この鉄道の建設は南スラウェシ州に新しい経済機会をもたらすものと記者の質問に答えて州知事は期待を露わにした。 
 工期は3~4年を予定、工費は9.65兆ルピア(約900億円)にのぼり、全部で23駅が設置される予定とのこの路線、ヘルマント運輸省鉄道総局長によれば、線路規格は時速200km走行にも耐えられるレベルとするとのこと。なんだそりゃ。
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式典でVIPがボタン押したりするのは、何処も同じなんですね。Kompas紙の経済面。

 取り敢えず本年は土地収用に注力し、来2015年は2,610億ルピアの予算が投じられ、30kmの線路が建設されるという(予算の桁がどちらか間違っている気がするが、ママ)。
 完成後は、セメント、大理石、ニッケル、農産品や水産品の輸送に供せられるということで、旅客営業については特に書かれていないが、これだけの駅数を設けるということは、まあ旅客営業もするのでしょう。

 州知事は記者のインタビューに答え、このトランス・スラウェシ鉄道は数十年来の悲願であり、また鉄道のない先進国はないと鉄道の完成に大きな期待を述べているが、ジャワ島に比べても人口もそれほど多くないこのエリアで、東カリマンタンの炭鉱鉄道計画すら進んでいない現在、時速200kmで運ばれる野菜や魚なんてあまり想像できず、収益率・損益評価がいったいどんな風になされて建設が決定されたのか、外国人にはなかなか理解できないところです。
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以前は南のタカラールとの間に鉄道が走っていたこともある、マカッサルの海岸で眺める夕日。この街に鉄道が再びやってくる日が来るのでしょうか…

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コメント

Watiさま、
情報ありがとうございました。この報道は気づいていませんでした。380km/hとは、CRH380でも導入する気だったのでしょうか。
今回の起工式には、中国大使館・中国企業関係者は出席していなかったようなので、いただいた記事のような中国による投資が実現したものではないのかもしれませんね。引き続きウォッチしてみます。

投稿: 落花生。 | 2014年8月24日 (日) 01時16分

2010年10月1日の、とある記事です。

スラウェシに高速鉄道敷設、中国C N R が計画
 中国の鉄道車両メーカー、中国北車集団(CNR)唐山軌道客車は、南スラウェシ州マカッサル~北スラウェシ州マナド間(延長2,100 キロメートル= km)に高速鉄道を敷設する計画を明らかにした。唐山軌道客車は敷設予定地の地方自治体首長に話を持ちかけており、9月29 日には代表者がマカッサル市のイルハム市長と会談した。
 ビスニス・インドネシアによると、イルハム市長との会談後に唐山軌道客車の甄大偉副社長は、マカッサル~中部スラウェシ州ソロワコ区間(700km)、ソロワコ~西スラウェシ州北マムジュ区間(400km)、北マムジュ~北スラウェシ区間(1,000km)の3工期に分けて高速鉄道を敷設する計画を示している。事業費は明らかにしていないものの、全体の80%を同社が負担し、残る20%を路線の通る自治体が用地などの形で負担することを望んでいると語った。
 最高時速380 キロメートルの最新式の車両を含む鉄道インフラ全体を、工期10 年で完成する見通しを提示している。各自治体と合意に達すれば、来年にも着工する用意があるとされる。
 アンタラ通信によると、唐山軌道客車と28 日に会談した西スラウェシ州のアンワル知事は、同社が事業化調査を行っていると明らかにしたものの、着工時期は不明と述べている。投資誘致と地域経済の発展に寄与するため、計画を歓迎する意向を示した。また10 月23 日にスラウェシ島6州の知事が調整会議を開くという。

投稿: Wati | 2014年8月22日 (金) 16時07分

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