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2014年10月31日 (金)

日本が三連休なので。

気がつけばもうすぐ11月。例によって今年も全然有給消化できてなくて使い残しちゃいそう。だからというわけではないのだけれど、日本が休日で連絡の類が少なそうなこの11月3日を一日有給戴いて、LCCを使ってちょっとお出掛けしてくる事にしました。

仕事が終わってから空港に向かい、チェックインしたのは20:30発のAir Asia, AK363便クアラルンプール行き。この時間帯のKL行き最終のエアアジアは、去年KLで乗り継いでタイのチェンマイに向かった時以来で、あの時は21時過ぎと、もう少し遅かった筈。
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Webチェックインしていったのに、他の乗客と同じ列で延々30分近く待たされて、荷物預けて搭乗券と引き換え。意味ないじゃーん。

で、あの時はA320の機内に10人ほどしか乗客がいないガラガラで、3席占有してノンビリだったのだけれど、今回はどうもそれなりに混んでいるらしい。
座席指定に追加料金がかかる同社便だけれど、前方5列位と、非常口座席についてはHot Seatと称して、指定するには更に高い料金を取るようになっている、その部分以外は、8割を超える搭乗率で、真ん中のB、D席もそれなりに埋まっている状態でした。
他方でHot Seat席は全列合わせて座っているのは3人だけ。最前列はシートテーブルが収納された肘掛を跳ね上げられないので、今回は非常口座席を指定して、ゆっくり広々、快適な2時間半のフライトでクアラルンプールの新LCCターミナル、KLIA2へほぼ定刻に到着。時差が1時間あるので、まだインドネシア時間の23時過ぎですが、現地の時計は0時を回っているのでもう不思議と眠くなってきた。

丁度名古屋からのAir Asia X便が同時刻に到着したらしく、大勢の日本人の方と一緒に並んでKLIA2から繋がるTune Hotelにチェックイン。以前このホテル、4千円台くらいで泊まれるのはいいのだけれど、エアコンが時間制有料とかいう、いかにもエアアジア系列らしいとんでもないケチケチ宿だったのが、お値段は7千円ほどに上っていたものの、流石にACは自由に使えるようになっていました。ヤレヤレ。
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スラバヤ発のKL行き最終便はマレーシア側Air Asia担当のAKコード便。機内販売はリンギット対応になります。

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2014年10月26日 (日)

国鉄社長、ジョコウィ内閣で大臣に。

本26日夕、ずっと遅れていたジョコ・ウィドド新大統領の下での第一次内閣が組閣され、34人の閣僚が任命されました。
・・・って、政治の話なんかあまり書かない、大統領就任式にも触れていないような本ブログでわざわざ書きますか。

というのも、先だってバンドゥンでお会いした時にも今度の新大統領には呼ばれるのではないか・・・という話を臭わせていた国鉄PT.KAIのイグナシウス・ヨナン社長、予想(ポストの一つ)どおり、運輸相(Menteri Perhubungan)になられることになりました。
インドネシアの内閣では、閣僚の筆頭は国家官房長官(Sekretaris Negara)、その他主要閣僚としては、国会開発計画庁(Bappenas)長官、そして他の閣僚より半ランク上と位置づけられる調整大臣(Menteri Kordinator)で、新設の海洋、法務治安、経済、人材開発・文化の各調整大臣。そしてたまたま目にした新聞ネット版では、続いて一般閣僚のトップとして運輸大臣の名が挙げられていました。そこまで序列高い大臣じゃないらしいですが、運輸大臣は。

しかし、もう、気軽に本持って訪ねて行って、「これはこう直した方がいい」なんて、偉そうなことを言える相手じゃなくなっちゃいましたね(って、今までだって、国鉄総裁だったわけなんですが)。
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先だって8月末にバンドゥンでお会いした、イグナシウス・ヨナン新運輸大臣。

しかし、このJR東日本大好きな社長が運輸大臣になり、今後の円借款など、交通系インフラにおける日本企業の参入の後押しになるのではないかと期待したいところです。まずはジャワ島東西新幹線ですね!

となると、国鉄社長の後任人事も気になるところです。
これまで相当な軋轢を引き起こしつつも、改革路線を突っ走って来たヨナン社長の後任です。当然その路線を引き継ぐ方が任命されるのだと思いますが、果たして今までのような強硬一直線路線で行くのか、反対勢力の巻き返しになるのか、注目していきたいところです。

あと、個人的に注目すべき閣僚人事だったのが、あのスシエアーの社長、スシ(Susi Pudjiastuti)女史が海洋漁業大臣に、商業大臣にPanasonic当地法人社長の元日本留学生ラフマット・ゴーベル氏、社会大臣に東ジャワ州知事選を争ってスカルウォ知事に惜敗したコフィファ・インドラ・パラワンサ女史、といったところでしょうか。外務大臣には前オランダ大使という女性官僚からの登用でした。

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2014年10月24日 (金)

ルブックリンガウ空港便、運航開始。

今日の当地紙「Jawa Pos」には、南スマトラのルブックリンガウに定期フライトが飛び出したという記事が載っていました。
ルブックリンガウなんて、インドネシア在留邦人でも鉄道好きな人以外は全く聞いたこともない地名だと思いますが、こちら、南スマトラ鉄道の西の終点ということで、乗り潰し派の人は必ず訪れる街で、かくいう当方も2回ほどお邪魔したことがあります。 
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「陸路6時間、飛べばたったの25分」という記事、後ろの方に珍しい4発エンジンが写った写真が目を惹きました。

しかしまあこの街、観光地への玄関というわけでもなく、特段の産業もない、極めて地味ーな山奥の街。
旅客列車は州都パレンバン市街地のクルタパティ駅から1日2往復、7時間ほどかけてやってくるだけ、その他の足としてはトラフェル(乗合タクシー)でも6時間半ほどかかるし、最寄りの空港のある街としては、州境の峠を越えて西のブンクル州ブンクル市まで4時間ほど走る必要がある。
ということで、北スマトラ鉄道の終点ランタウプラパットと並んで、ジャカルタからは時間距離でいうと最も遠い鉄道駅の一つとも言えるかもしれません。
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とても見せられた写真じゃなくてスミマセン。これしかなかったAviastar機。

そんな行きづらい、でも行かねばならない、だけど単純往復は嫌だ派の人には朗報な今回の空路開通、運行しているのはスマトラ、カリマンタン、ヌサトゥンガラ等でコミューター・フライトを飛ばしているローカル航空会社「Aviastar」社で、機材は80人乗りのBAe146-200型という、アジアでは結構珍しい四発の小型ジェット機。運航は現在のところ週2回・火曜と木曜で、ジャカルタ=ルブックリンガウ=パレンバンとその往復という運航ルート。

Jakarta (CGK) MV-710 1105 → 1215 Silampari, Lubuk Linggau (LLG)

Silampari, Lubuk Linggau (LLG) MV-712 1250 → 1335 Palembang (PLM)

Palembang (PLM) MV-713 1415 → 1500 Silampari, Lubuk Linggau (LLG)

Silampari, Lubuk Linggau (LLG) MV-711 1540 → 1650 Jakarta (CGK)

ルブックリンガウ=パレンバン間なんで商売になるのかね?と思いきや、そうね、車でも汽車でも6時間半もかかり、トラフェルもバンバン走っているような州都との間であれば、まあそこそこの搭乗率になるのかもしれません。
とはいえ、週2便では、ねえ・・・

当方が今回の在勤中にこの街を訪問する機会がある可能性は正直高くないところですが、参考情報として掲載しときますね。
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平板な屋根のルブックリンガウ駅舎。旅客列車は昼夜2便のみです。

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2014年10月23日 (木)

なんか効果あったのかもしれない?

先日バンドゥンの国鉄PT.KAIの本社でイグナシウス・ヨナンPT.KAI社長、トリ・ハンドノPT.KCJ社長らと面会した際、懇談の席上、日本人の目から見て要改善点などないですか?ということで話をして、その時当方が幾つか指摘した点がありました。
その際、先方は概ね理解を示し、盛んにメモを取って、それはそうしたほうが確かにいいね、と言ってくれていたのですが、最近ジャカルタの日イの友人らの話を聞くに、なんだかホントに実現して来ているものがあるようなのです。

例えば、
到着予定列車に関する情報(遅れ情報等含む)を各駅で(音声だけじゃなくて)ビジュアルで案内すること、(駅と車内にTVが続々導入されつつある模様)
各列車には行先を表示して走らせること(到着音声案内だけじゃなくて)、(先頭部に行先サボが設置されつつある模様)
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中央線ジュアンダ駅に先行試験的に設置された案内テレビ。これから各駅に増えるそうです。
こちら、編成前面に掲げられるようになった行き先表示。Thanks to Adamさん。
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そして、駅ホームにおける写真撮影について禁止しないこと、これに対しては、「わかった、各駅でレポートすればすぐ許可出せるようにする」とヨナン社長本人から言質があったのですが、これも(従来の、コタ駅の事務所にて、しかも平日昼間のみというのではなく、)最近ではその駅事務室ですぐに許可が出されたという話もネットで目にしました。

デポへの立ち入り(観光資源化)というのも、最近ジャカルタの日本人グループがデポックの電車区を見学させて貰えたという話もあるようですし。これはバライヤサ・マンガライも期待したいところです。
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これは随分昔の時期のもの。でもちゃんと行先案内掲げてますよね。これくらいはやっぱり最低限必要。

勿論、彼らが長いスパンで考えて計画してきていたことを偶々当方が指摘したというだけである可能性も高いわけで(いや、まあ多分そうなんでしょう。予算措置も必要な訳ですから。)、自分の手柄みたいにあげつらうのも烏滸がましいのですが、結果として実現したのなら結果オーライですよね。自分自身が常識的な見立てをしてたという事でもあるし。

あとはなんですかね。他にもいくつかお願いしたものはありますが、大物としては、全線全列車時刻表の発行と、JABODETABEK電鉄と長距離列車、Eksekutif列車とEkonomi列車、の接続改善ですかね。

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2014年10月21日 (火)

新型機関車、増えますー。

英字紙「Jakarta Post」や「Republika」オンライン版など当地紙各紙は、国鉄PT.KAIが近く米GEからディーゼル機関車50両を調達予定であると報じていました。

これは米国輸出入銀行からの借款およそ94.3百万ドル(100億円位ですかね)の供与を受けて行うもので、 イグナシウス・ヨナン国鉄PT.KAI社長と米輸銀ホックバーグ総裁との間でこの度先週16日に本件にかかる借款契約に署名がなされたそう。
これにより米側ではGEの期間工採用700名の雇用創出が図られることとなり、同総裁は記者に対し、本件は両国間のWIn-win協力の好例であると自賛したとのこと。
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ジャワ島路線の各種客貨列車を席巻するCC206型機。

記事では調達される機関車の車種名には触れていないものの、ペンシルバニア州所在の工場で製造される車両はジャワ島とスマトラ島で貨物及び旅客輸送に使用されるとのこと。恐らくスマトラ向けは石炭輸送用の強馬力機CC205、ジャワ島向けは客貨兼用の最新型CC206型なのだと思われます。
スマトラ(特に南スマトラ)における石炭輸送は、現在同社の収入のうち約4割を占める貨物輸送のうち、半分を稼ぎ出す貴重なドル箱。 部分複線化工事も進展中で、ジャワの幹線輸送に大量100両が投入されて押し出された旧型機、CC201やCC204などが次々とスマトラ送りとなっていますが、それだけでは追いつかない需要なのでしょう。
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南スマトラ路線で、重連で重量石炭貨物牽引に活躍するCC205型機。

現在組閣作業中のジョコウィ新政権では閣僚入り候補者にも名の挙がるヨナン総裁、最後のお仕事なのでしょうか。
ところで個人的に気になるのは今回のタイミング。今回の調達は来2015年予算分なわけですが、総選挙・大統領選挙と続く“政治の年”であった本年、政府の新年度予算は確定してないわけで、そんな中で政府の後年度負担を伴う借款をこの時期に結んでいいもんなんですかね。
PT.KAIはPerseroとはいえ、民間企業だから、自己の責任と信用の範囲内で、自由に判断して良いということなのか、外国人には不思議に感じるところです。

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2014年10月19日 (日)

カラパン・サピ@マドゥーラ島。

今日は早起き、朝4時に出て、市内のホテルアパートで同僚を拾って、クルマをマドゥーラ島へ走らせる。
目指したのはマドゥーラ島4県のうち、東から2番目のパメカサン県。事前の情報では4時間はかかるという事だったんでこの時間に出たのだけれど、実際には随分道が良くなっていたからなのか、2時間半ほどで6時半過ぎにはパメカサン市内のスタジアムに到着。ああ早過ぎたね。
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騎手の子供が鞭を振り上げ、猛スピードで牛が駆け抜けるカラパン・サピ。

今日は朝8時から、ここパメカサン市内の「Stadion R. Soenarto Hadiwidjojo」スタジアムで、カラパン・サピの決勝戦が行われるということで、招待状が来てたので、見に行ってみることにしたのでした。着任以来、ずっと見てみたいと思いつつ、機会が合わずにいたので、ようやく懸案が実現。
このスラバヤの北東側に位置するマドゥーラ島、2010年に初めて来て以来、スラバヤに住んでいると時々行く機会もあるのですが、塩田を見に行った時にも書いたとおり、取り立てて産業もなく、土地も痩せて農業にもそれほど向いておらず、せいぜいタバコの栽培位だろうか。
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金箔張りの牛をかたどった大統領杯(?)が置かれたVIP席・・・ からVIPが去った後のゆるーい雰囲気。

スラマドゥ大橋が出来て開発が進むかと思った工業団地造成も一向に進まず、島民の多くはジャワ島などに出稼ぎに出たり移民していったりするのだけれど、元来の気性の荒さからか、出先で地元の人とトラブルを起こしたり、避けられたりと、あまりいい印象を持たれていない模様。
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綺麗に飾り立てられた、毛並みの美しい、出走を待つ牛さん達。

そんなあまりパッとするところのないマドゥーラ島の殆ど唯一とも言えるか、最大の観光資源がこのカラパン・サピ。
これは要は競馬ならぬ伝統的な競牛行事なのですが、(日本で言う)秋になるとマドゥーラ島内4県の各地を回りながら予選が行われ、10月下旬にこのパメカサンのスタジアムで「大統領杯」決勝戦が行われます。
競技は牛2頭を1組とし、牛と牛の間に木製の足場を付け、そこに人(軽い方が有利なので、子供が多い)が乗り300mほどだろうか、直線を競い合うもの。牛は普段は農作業用に用いられている者ではなく、レースの為だけに育てられている競走用の純血種。
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本日の出走表。「Bintang Timur」「Roket Terbang」「Sonar Muda」「Pelor Mas」など、名付け方も様々。中には「Ancaman(脅迫)」「Bahaya(危険)」なんてのも。「Siliwangi」なんて、列車名みたいなのもありました。イスラムは賭け事禁止だから、オッズは載ってないですね。

競技開始まで時間があったので、スタジアムの周囲で飾り付けられて出走を待つ牛たちに近寄って眺めてみると、もう毛並みがその辺の農業用とは全く違う。思わず撫でちゃいたいような、丁寧に大事に育てられてるのがよくわかります。
それでも、どの牛も、出走時に鞭で叩かれるお尻の部分は皮がめくれて血が出てるのが、流石は競走用。これは非人(牛)道的ということで、州知事が「釘つきの鞭」禁止令を出した位なのです。
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中休みの、踊りの披露。ムチを持ったお姉さんたちが舞い踊ってます。

予定時刻の8時を30分ほど回った頃から開会式典が開催。州知事の代理として州政府の高官が出場者代表の選手宣誓に立ち会い、その後も出場する飾り立てられた牛がグループごとに引き回されたり、練習走行続いたりしつつ、ようやく始まったのはもう10時を回った頃。いやあ、時間かかったなあ。

そしてようやく競技が開始され、2頭立ての牛が2組、おおー牛ってこんなに速いのか―、と驚かされるようなスピードで走り出す…
のですが、意外となかなか協議が進まない。相撲のように両者の立会いの呼吸が合わずに出走仕切り直し―、といったことが何回も続き、ようやく走ったと思ったら片方の牛は機嫌が悪いのかなかなか進まなかったりと、まともにレースになってるのは半分くらいじゃないだろうか。出走のタイミングもなんだかんだで10分くらい開いてしまったりと、周りの観客からも、このままでいったら全部終わるのに3日かかるぞ、という声も上るくらいのスローペース。
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競技場のトラックの両側の直線を走るので、2組を一枚の写真に収めるのはちょっと難しいです…

それでも1時間半ほど数レースを見学したのち、今度は見学場所をゴール地点に移動。これはやっぱり一番人気がある場所で、牛が物凄い勢いで正面から走ってくるのはスゴイ迫力。しかも必ずしも真っ直ぐ進まず時折ルートを外れて観客がいる側に突っ込んでくる事もあり、慌てて逃げ惑う観客と押し合いへし合いの人波。
その中で悲劇は起きました。
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コースを少し外れて、正面からこちらに突っ込んできました… (;゚Д゚) ヤバイニゲロ

読者の皆様、混雑した中ではスリに気を付けましょう。鞄は体の前に持ちましょう。写真を撮るときはどうしてもポケットの守りが手薄になります。
現金や物品の金銭的被害に加え、警察の手続き、カードの停止、各種証明書類の再発行にかかる手間ってのは、それがしなくてもいい面倒だっただけに、しかも誰のせいにもできないし、腹ただしいことこの上ないです。やってらんないです。

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ジャヤバヤ号、運転開始! その2

さてさて定刻10:45、ホーム前方でカメラの放列を浴びながら、駅長さんの笛の発車合図を受けて、ジャヤバヤ号初列車はマラン駅を出発。
下りの初列車はジャカルタ・パサール・スネン発12:15だったから、こちらが正真正銘の初列車。食堂車を覗いてみたら、Reskaの職員にPT.KAIの職員もお手伝いしながらメニューチラシを折っている最中。一枚戴いてみると、「Japanese Combo」なるお弁当を販売のようで、写真を見る限りチキンカツライスのようだけれど、 お値段はRp.35,000と少々お高め。それでも今は25%割引中とのことで、折角なのであとで席まで持って来て貰うことにした。
次々と他のお客さんも頼んでいるようで、ちょうどお昼ごはん時に差し掛かりつつあるだけあります。
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スタッフ総出でメニュー折り畳み中のこちら食堂車、ビュフェスタイルになっていました。
こちら、「Japanese Rice Combo」「Mie Goreng Bulgogi」等、国際色豊か(笑)なメニュー。
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とはいえやはり運転開始の発表はホンの数日前、事前の案内不足の感は否めず、乗車率は2割ほどだろうか。しかも その半分は地元の鉄っちゃんと思しきカメラを持った人達。
当方も早速近くの座席のグループに囲まれ、多少のインドネシア語が出来る外国人と鉄道話が出来るのが楽しいのか、スラバヤにつくまで話しっぱなしでした。日本の鉄道の話なんかにも随分興味があるようで。
そういえばそのグループの一人は女性、鉄子さんでした。しかもスラバヤ在住、当方と同じく朝のビマ号でマランまで やって来て、滞在2時間半でこの列車で折返し、パサール・トゥリまで初乗りするのだそう。歯科医院で看護士をしているという この方、グブン=パサールトゥリ間が初乗りで楽しみだって、もう完全にディープな世界の方のようです。いるんですねえ。
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食べ物ネタで引っ張ってスミマセン。「Japanese Rice Combo」、Rp.35,000だそうです。
順序が前後しますが、初列車乗務で誇らしげな車掌さんが検札中。
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その区間ですが、グブン駅をほぼ定刻に出発した列車はそのままコタ方面へ。ここまではまだ乗ったことがあるのだけれど、コタ駅に入る直前、いや、信号施設は過ぎてからだから、コタ駅の構内と整理したほうがいいな。ここで左に転線して、ここからが本番、新規区間。地元鉄道ファンもよくわかっているようで、ここには10数名がカメラを構えて待ち構えていました。
そのカメラの放列を浴びて列車はコタ旧駅舎南側に広がる客車が並ぶ留置線を次第に下に見下ろすように坂を築堤へと上って行きます。
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コタ駅の南側、築堤へと上がる区間では多数の地元鉄っちゃん達がカメラを構える。

そして築堤に上りきったところで、シドトポ方面からの、以前タンク車に便乗させて貰って通ったことのある区間に合流し、スラバヤ市内中心部北部を西へとゆっくり走って行く。 左手には州政府庁舎、そしてトゥグ・パフラワン(英雄記念塔)、右手にはインドネシア中銀スラバヤ支店と、市内の政治の 中心街を走り、パサール・トゥリ市場の裏手にあるカリマス方面へ向かう貨物線とのデルタ線を経て、最後は名物のショッピングビル下をトンネルで潜り、パサール・トゥリ駅へ無事に到着。
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スラバヤのシンボルの一つ、トゥグ・パフラワンを掠めて走る車窓も新鮮。

さて最後に、この問題の新規運行開始区間の距離ですが、実際に確認したところ、コタ駅構内から分岐してパサールトゥリに向かう、コタ=パサールトゥリ間と整理するのが実態に合ってそう。なのですが、ちょっと手持ちの公表資料を基に計算してみたらスラバヤ・コタ=パサールトゥリ間がおよそ9kmと出てしまい、それはどう考えてもおかしいのでこれは宿題とさせていただくことにします。 国鉄PT.KAI全線旅客営業距離に影響してきちゃう話ですから。

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スラバヤ・パサールトゥリ駅で47分の長時間停車の後、ジャカルタへ向けて再出発。
しかしホーム長が全然足りてないんですね…

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2014年10月18日 (土)

ジャヤバヤ号、運転開始! その1

さて先日書きましたように今日10月18日、東ジャワ州のマランとジャカルタをスラバヤ経由で結ぶ新列車、「KA.Jayabaya(ジャヤバヤ)」号が運転開始になるということで、しかもこの日は夕方に日本人学校関係の用事が入っているだけで昼間は時間があったので、ちょっとマランまで行ってこれに乗ってみることにしました。
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マラン駅で出発を待つ、記念装飾つきの「Jayabaya」号初列車。

朝はちょっと早起きして市内Gubeng駅6時発のジャカルタからの特急「ビマ」。こちら、スラバヤまでの列車を間合いでマランまで延長しているもので、付け足しのようなこの区間、これまでガラガラだという印象だったのだけれど、昨日切符を買ってみると残席は僅か32、9割以上売れているということで、すっかり定着した感があります。
この区間には他にもEkonomi-ACの「プナタラン・エクスプレス」など走っているのですが、1等Eksekutif車の「ビマ」が特定運賃で僅かRp.30,000で乗れる(4人がけボックスシートのPenataran EkspresがRp.25,000なのに)ということで、お買い得感が遙かに高いのでしょう。
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新列車の客室乗務員のお姉さんはキレイどころを揃えているとネットで話題になってました。
こちらは制服違いのPT.Reskaのスタッフ(右)。
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そんなわけで5時起きで眠かったのでスラバヤからマランまでは一瞬。殆ど覚えてませんでした。
そのマラン駅の構内には、本日運転開始のJayabaya号に使用される新型編成が既に待機中。こちらビマ号の到着を受けて入替機のCC201に押されてしずしずと1番線に推進運転で入線してきました。
ホームでは既に司会役の綺麗どころのお姉さんが国鉄のスタッフの指導を受けながら練習中。式典会場となるホームには、この薄いグレーに青とオレンジのラインを纏った、この2014年の新造車両を製造したPT.INKAと、食堂車を運営するPT.RESKA車などからの花飾りがおかれ、列車を前後に動かしながら式典会場前に列車名の書かれたサボが来るように調整し、その前にはテープカット用の花帯が飾られ、次第にプレスや地元鉄っちゃん、
職員関係者など次第に人も増えてきたみたい。
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出発記念式典。中央の灰色の服を着た方がお祈りの最中列車名を間違いまくり。
VIPの方がテープカットをして出発準備へ。
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出発20分ほど前から始まったこの式典、一番ハイレベルな出席者は州政府の運輸局長、マラン市の市議会議長など。
最初はイスラム教の宮司さん、じゃないな。宗教関係者の方が安全祈願の祝詞(これも違うな)の口上を述べるのだけど、この方が列車名を「ガジャヤナ号の安全運転を祈り・・・」と数回に亘って間違え。その雰囲気の中誰も間違いを指摘できず、その後次の行事次第を紹介する司会のお姉さん迄つられて「ガジャヤナ号」と間違えて、こちらは突っ込まれてました。
さて大丈夫かな、ジャヤバヤ号。
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複雑な経路を示す、ジャヤバヤ号のサボ。車内ではVIPが視察中。
駅長さんの出発合図で、出発進行!
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続いて挨拶した州政府局長さんがテープカットも行い、そのまま職員等に案内されて車内に入り、出発を待つ乗客に声をかけてプレスがそれを移していたけれど、これは大統領が帰省シーズンにジャカルタのパサール・スネン駅とかでよくやる奴だよね。たかがと言っては失礼ですが、州政府の局長クラスの人が同じ事やるもんじゃないと思うけどな。

長くなってしまったんで、「明日は、ジャヤバヤ号が出発します(世界の車窓から風に)」ということで、続きにします。

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2014年10月16日 (木)

新列車登場、そのキモは…

先ほどクルマの中で何気なく国鉄PT.KAIのツイッターを眺めていたら、どうやらこの週末18日から新列車が登場するらしい。また例によって運行開始直前の発表、しかもTwitterでのみで、PT.KAI公式サイトにも、同社の乗車券販売画面にもなーんにも書かれてないんだから、ホントに乗客を乗せる気があるのか疑いたくなるわけなんですが、この「Jayabaya」と名付けられた新列車、ちょっと注目すべき点があります。

ジャヤバヤ… 調べてみると12世紀クディリ王朝の王様の名前からとっているのですが、スラバヤ市内南部には「Joyoboyo」というローカル・バスターミナルがあります。こちら、ジャワ語というか、この地方での訛りだとこういう発音になるんですよね。スラバヤだって、SuroとBoyo(鮫とワニ)から来てる名称だし。
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スラバヤ・グブン駅にはこの列車の運転開始を告知する立て看板が。

で、手元のBlackberry携帯に入れている辞書で引いてみたら、「ジャカルタ=スラバヤ間を走る列車名」って、ええ! この数日初めて発表になったのが何で入ってるんだ… って、いや、まあ以前走ってたんですね、そういう列車が。
そちらも調べてみたら、正確には「KA.Jayabaya Selatan(南)」という愛称名で、1989年からジャカルタ・ガンビル=ジョグジャ=スラバヤ・グブン間の、旧来からのメインルートを走っていた2等Bisnis車による急行列車だそう。残念ながら利用率の低迷により2006年に運転を取りやめたという事なので、前回の赴任時(2003-04)にはまだ走ってたんだな。気づかなかった。
さらに調べていると、現在の北本線ジャカルタ=スラバヤ・パサールトゥリ間の「Gumarang」の前身は、「Jayabaya Utara(北)」という列車で、2001年に現在の愛称に改称されたのだそう。
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取り敢えず、この区間だけ買ってみました。運賃は均一なので。
この日は夕方は仕事があるので、全区間は乗れないのでした。

ともあれ、今回復活される「Jayabaya」号、運転区間はジャカルタ・パサールスネン=マラン間。注目されるべきなのはその走行ルートで、ジャカルタ=マラン間を走る列車としては従来、チレボンから南本線に入る、ガンビル=チレボン=ジョグジャ=クディリ=ブリタール経由でマランを結ぶ1等の「Gajayana」、
スマランからソロへの短絡線を経由してパサールスネンからチレボン=スマラン=ソロ=クディリ=ブリタール周りの3等Ekonomi AC車による「Matarmaja」「Majapahit」、
そしてチレボンから南本線をスラバヤまで走り、スイッチバックして北東側からマランに入る、ガンビル=チレボン=ジョグジャ=スラバヤ=シドアルジョ=マランというルートの1等特急「Bima」の3ルートの列車があったのだけれど、
今回の「Jayabaya」号、そのいずれとも異なり、ジャカルタ・パサールスネンから北本線をスラバヤまで完走し、そこから南に下りシドアルジョ経由で北東からマランに入るというルート。それはすなわち、現在までのところ貨物線扱いで旅客営業のない、スラバヤ・パサールトゥリ=(スラバヤ・コタ駅の南側の築堤の上を掠めて)=スラバヤ・グブン間の連絡線を旅客営業列車が走る!ということになるわけです。
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ジャカルタとマランとを結ぶ各列車のルート概略図。

この区間、手元の「Buku Jarak Singkat Bagi Angkutan Penumpang」にも営業キロが書かれていない区間で、計算上、パサールトゥリ=コタ間とするのか、=グブン間とするのか、グブン=コタ間にある信号所?を計算拠点とするのか、ちょっとどのように整理すればいいのかまだ正確にわからないのですが、ともかく、新たに営業開始になる、(実は貨物列車に便乗して通ったことはあるのですが)営業列車が走るということであれば、これは早速乗りに行かなければなりません。
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PT.KAI公式Twitterに掲載されていた、この新塗装の新造エコノミAC車が使われるのかな?

この列車の運転時刻は、マランを朝10時台に出て、ジャカルタに着くのは深夜零時半、逆もジャカルタを昼過ぎに出て、マランに着くのは深夜1時半ということで、運賃は均一10万ルピア。さあどうやって乗りますかね。グブン=パサールトゥリ間だけ乗るってのもなんだしね。

因みにこの列車の活用法ですが、スマランからスラバヤへの帰路、これまでは日着出来るのはスマラン・タワン(SMT)15:20→19:13パサールトゥリ(SBI)着のアルゴ・ブロモ・アングレック2列車が最終で、次のスマラン・ポンチョール(SMC)20:29発の「Kertajaya」だと、スラバヤ着は00:45になってしまい、ちょっと翌日に疲れを持ちこしそうな感じだったのですが、この「Jayabaya」号であれば、SMT18:38→22:44SBI着ということで、日曜日の午後まで目一杯有効に使って遊んで来れるスケジュールになってます。冷房の良く効く、4人掛けボックスシートの新造Ekonomi AC車両が用いられるのかな、楽しみです。
38surabaya_3
既出ですが、スラバヤ市内路線図。このグブン=パサールトゥリ間に旅客列車が走ることになりました。

なお、上下列車の運転時刻は、以下のとおりです。

KA.7074/7023
Malang 10:45
Lawang 11:17
Sidoarjo 12:25
Surabaya Gubeng 12:49/12:57
Surabaya Pasarturi 13:13/14:00
Lamongan 14:39
Bojonegoro 15:30
Cepu 16:05
Randublatung  16:27
Ngrombo 17:17
Semarang Tawang 18:01/18:11
Pekalongan 19:30
Tegal 20:24
Cirebon 21:23/21:31
Bekasi 23:56
Jatinegara 00:14
Pasar Senen 00:23

KA.7024/7073
Pasar Senen 12:15
Cirebon 15:03/15:13
Tegal 16:20
Pekalongan 17:14
Semarang Tawang 18:28/18:38
Ngrombo 19:25
Randublatung 20:16
Cepu 20:42
Bojonegoro 21:17
Lamongan 22:07
Surabaya Pasarturi 22:44/23:00
Surabaya Gubeng 23:16/23:23
Sidoarjo 23:50
Lawang 00:58
Malang 01:25

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2014年10月 9日 (木)

KfW、運用離脱だそう・・・

 既にJabodetabek Commuters Newsさま等で既報のとおり、劣化とメンテナンス不調により一旦退役させた“Holec”系列VVVF電車を、マディウンのINKA工場で電装品等を韓国宇進産電製部品に換装、冷房化改造した所謂“Holec-AC”がJABODETABEK圏での運用から全車離脱し、INKA工場に再修理のために回送されつつあるようですが、これに引き続き、2010年から独復興金融公庫の支援でボンバルディア製電装品を用いてINKAで製造された,所謂“KfW”系列の新型電車も、運用を停止する事となった模様。そういえば最近あんまり見ないなあとは思っていたけど。
Kfwtangerang1
タンゲラン線で活躍・・・していたKfW電車。乗ってる分にはそれなりに快適なんですけどね…

 地元鉄道ファンの間では、近く電化される中部ジャワのソロ=ジョグジャ間路線で使用するために運ぶのだという話がまことしやかに語られていたりしたのだけれど、 まだ着工もされていない路線のために回送するってのは、ちょっと気が早い話だろうと思っていたところ、今日の全国紙「KOMPAS」26面にこのINKA製Kfw電車の話が載っていました。

「INKA,36両のKfW電車の状態を再チェック」と題された記事を読んでみると(あれ、KfWって、4両x2組の8連5本40両じゃあなかったっけ?)、「KfW或いはi9000系と称する(へえ、そうとも呼ぶんだ)INKA製の電車36両は、未だに運用を再開していない。現在JABODETABEKの電車は、僅か2本の予備編成をもって運行されている。」「KfW電車は、安全面での事情により、9月17日を持って運行を停止して」いるとのこと。

 INKA社のユネンダール・ハンドコ商務・技術担当取締役(去年9月に同社を訪問した時に案内してくれた方ね。)によると、同社と、当該車両の操作システム、トラクションモーター、ブレーキシステム、監視システム等を製造しているボンバルディア社と共同で先週から行われている確認検査の結果については、未だに報告を受けていないとのこと。
 これに対してPT.KCJの広報担当エバ・チャイルニサ氏は、INKA社側から当該車種の運行再開の見通しが伝えられなかった、早期の運行再開が望ましいが、あくまで問題の解決と修理完了が前提であるとプレスに対して語っている。
Holecdurip1080805
こちらもダメダメだった、Hole-AC電車。ドゥリの線路市場にて。

 運転士が実際に経験した問題点のうち最も頻発しているものは、運転席のモニターが判読できなくなるというものだそう。これにより速度など、運転に際して重要な情報が得られなくなるというので、そりゃあまあ、そんな重要なものがダメじゃあ、ダメでしょ。
 やっぱりこの辺の電子機器類は、不正常な振動や不安定な電圧の影響を受け易いってことで、アナログな方がいいんですかね。

 そんなわけで58編成が運用可能な状態にあり、うち予備編成は2編成だけとなっている状況のJABODETABEK電鉄、定期点検はキチンとやってくれないと困りますから、ギリギリあっぷあっぷな状況ですね。KRL-Iとか、103系とかが運用に入るチャンスも増えるのでしょうか。横浜線205系の運行投入も急がれるでしょうね。

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2014年10月 7日 (火)

JABODETABEK電鉄運賃、値上げ(但し乗客負担増なし)だそうです。

7日付の当地紙「KOMPAS」によれば、近く10月15日からJABODETABEK電鉄の運賃が値上げされるのだそう。といっても、乗客が払う運賃は変わらない、ということ。なんだそりゃ。ってわかって書いてるんですが。

現在、JABODETABEK電鉄と、長距離列車のうちエコノミ列車については、貧困層対策の見地から政府予算から補助金(Publik Service Obligation (PSO)と言います)が出され、低廉に抑えられているのですが、これは乗客数分だけ確実に政府運輸省から国鉄PT.KAIに支払われるというものではなく、ガソリン・軽油の補助金と同様に(こちらは年末になると、自動車・バイクが増えて燃料消費量が予算を上回ると、補助金付燃料の“プレミアム”が街中のスタンドから消えて大行列になったりする)政府当初予算の範囲内でしか対応できないらしく、国鉄側としてもなかなか頭の痛い話ではある模様。

そのエコノミ運賃につき、先日の報道で長距離列車への割り当てを中止するという話がありました。他方で記事には、首都圏電鉄分については引き続きこれを継続すると書かれていました。総額が減ったんで、長距離列車分を止めるのかな?と思っていたら、今日の記事で納得がいきました。
Kippujabodetabek
昔のモノ、最近のモノ、そして現在も使われているJABODETABEK電鉄の各種乗車券類。

記事を読んでみますと、「PT.KCJは運輸省に対し、運賃改定について要請した。これは各駅へのムショーラ設置など、各種サービスの向上を理由とするもの。サービス向上に関しては、KCJは車両の増加も実施しており、176両を調達するという2014年の契約において、既に104両が上陸している。
KCJのトリ・ハンドヨ社長は6日(月)、運輸省において、政府が運賃改定(の承認を)希望すると述べた。トリ氏は、本件運賃上昇は既に策定した計画を実施するためのもので、およそRp.2,000の上昇分は、市民に対して転化されるのではなく、PSO補助金を通じて、政府により担われるものであると述べた。」
なるほど。2014年の調達は「約170両」だった記憶がうっすらとあるけど、KCJ側は176両という認識なのね。
そして、今回の運賃値上げは、利用者負担分は引き揚げずに、建前上の運賃額を上げて、長距離エコノミへの補助金支出を止めて浮いた分の額をこちらに回すということですか。日々の通勤は貧困層の生活にも直結する、必須のものだから、そうそう簡単には引き揚げられないけれど、長距離の移動はあくまで不急不要というか、生活必需の枠外だから、値上げしても必要な人はそれを払ってくれるということですな。
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サービス向上の一環?で駅構内には小奇麗な新店舗が続々と。補助金運賃を必要とする貧困層には無縁な施設ですが。

ちなみに今般の値上げにより、最初の5駅間に対して2千ルピアが値上げされることにより、従来3千ルピアだった料金は5千ルピアになるが、乗客の負担は同額のままで、その差額はPSOの増額により埋められる、という事らしい。
この値上げというか、PSO増額により、本年第1~3四半期までおよそRp.1,000億ほどだったJABODETABEK向けPSOの金額は、第4四半期には約Rp.2,000億と倍増するのだそうです。
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何処も変わらぬラッシュアワー。高校時代の尻押しバイト(@代々木上原駅)を思い出します。

各種補助金を廃止し、これにより政府予算を浮かせて社会基盤整備に充てたいというジョコウィ新政権の基本方針があるようですが、今後この補助金が突然廃止となった場合、JEBODETABEKの電車運賃は倍額以上に上昇することになります。そんな大胆な政治判断も、あり得るのでしょうかね。

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2014年10月 6日 (月)

今シーズンももうすぐおしまい。(その3)

オルレアンの朝作業がひと段落したので、暫く時間潰しを兼ねて、クルマを東に走らせる。
途中のPG.Pandjiはネット情報で見たとおり、ディーゼル・ロコの運用を終了し、積み替え・軽量ヤード部分の線路も殆ど剥がされてしまっていた。残念です。

そして次のPG.Asembagusへ。こちら、今まで何度か訪問しているものの、正直縁の薄かった工場。
こちらは既に数年前から、2両残る走行可能な蒸機は、現在までのところチャーター運行のみとなってしまっており、フラリと行って蒸機に会えないのはわかっていました。
しかも、ディーゼル・ロコの運用も、直営農場部分に限られており、運び込みの大多数を占める契約農場からの運び込みサトウキビは、トラックで運ばれて来て、これまではヤードでローリーに積み替えられて工場設備へ運び込まれていたのですが、今回現場に足を踏み入れてみると、機械設備付近にもトラックが積み替えなしで運び込めるようになっており、ローリーの活躍の場は益々狭まってきている印象。
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アッセンバグス製糖工場の9号機。復活の日が待ち遠しいです。

それでも工場のアドミで話を聞いてみると、唯一前向きな話だったのは、観光客誘致の一環としてここの蒸機にローリー改造の客車を牽引させてフィールドを走らせるとの計画が進行中とのこと。
既にローリーに車体をつける改造工事も始まっているようで、実際の運行は自社の農園フィールド地帯を一往復させて100米ドル程度と、比較的リーズナブルな価格で実施したいとのこと。今後の進展に期待ですね。
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水牛さん四重連でサトウキビを満載にしたローリーを引き上げる。
老朽化した台車の軸受が台枠から外れて脱線。これは長くかかりそう…
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午後の作業に先立ちシトゥボンド市内の新しく出来たばかりと思しきベーカリー・カフェで昼食後、再度トゥリブンガン村へ足を延ばし、水牛さん達の積み込み作業をしばらく眺め、収穫したサトウキビを山積みにしたローリーが途中で台車が台枠から外れて動かなくなったところで、暫く作業の進展が見込めなさそうになったのを潮時として切り上げ、スラバヤへ戻ることにする。

さあ、今シーズンもこれでお終いかな。来年はまた6月頃。来年も沢山の製糖工場で再び蒸機が元気な姿を見せてくれるのを楽しみに待つことにしましょう。

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2014年10月 5日 (日)

今シーズンももうすぐおしまい。(その2)

で、翌朝早起きして出向いた市街地北部のPG.Olean製糖工場。門衛に尋ねると、最近は蒸機は動いてないよー!との衝撃的な情報。動揺を隠しきれないままアドミの事務所に行って話をしてみると、なんでも燃料の木材の価格が高騰してしまい(バガス:サトウキビの搾りかすだけでは火力が足りないそう)、軽油燃料の方が安くなってしまったんで、ここ最近2週間ほどは、DLのみの運行にしているとか。
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機関庫前の5号機「Bromo」も火を落として冷たくなった状態...

えー、っと大きなショックを受けながら、工場内の車庫の方へ向かうと、車庫の前には職員氏仰るとおり5号機「Bromo」が火を落とした状態で留め置かれていた。機関庫内には4号機「Semeru」と、1号機がやはり火を落とした状態。

それでも横のヤードではオレンジ色の小型DLが作業中で、暫く見守るうちに、空車をひいてフィールド、今日はトゥリブンガン方面へ向かうというので、クルマを回して途中何カ所かで撮影しながら、今日の作業場所へと向かいました。

因みにこのPG.Olean、現在の新タリフでは、入場$20、撮影$10、蒸機のチャーターは$100×10人分で千ドルというから、随分と金にガメつくなったもんです。どの辺でお金を得ることが出来るのか、わかっちゃったんだなー。
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空車のローリーを引いて本日の作業場所へと向かう、オレンジ色のDL。

本日のトリブンガン村、クルマの通れる簡易舗装の道の脇には数頭の水牛さんたちが待ち構え、DLに引かれた空車のローリーを続々と畑への引き込み線へ運び込んで行きました。線路の敷き方というか、枕木役の横方向の鉄板の固定がいい加減で線路幅が広くなってるところがあったりして、そこかしこでローリーが脱線し、その都度水牛を止めて大勢で復旧作業に勤しむためローリーの運び込みに大変時間を要していました。効率悪そうですよねー、日本だったら脱線したとたんに事故調(査委員会。国庫省の)が飛んできて、作業は数日停まりますよ、と水牛(クルバウ)作業を初体験の同僚N宮さんの談。うーん、目の付け所が違いますね。

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ローリーは水牛さん達に引かれて畑の中へ。

脱線復旧作業中に、一休みする水牛さん達と。


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2014年10月 4日 (土)

今シーズンももうすぐおしまい。(前夜編)

月に入り、今年のサトウキビのシーズンもそろそろおしまい。
思い返せば今年は、Jatiroto, Tasikmadu, Sragiと随分少ししか行ってない記憶が。日本に住んでる時だって夏休みに毎年1週間くらいかけていくつかのPGを訪問してたのに、近くに住んでると、いつでも行けるやーってなって、結局全然行かない、勿体ないよなー。きっとあとで離任した後になって後悔するんだから。

というわけでこの週末は、来春には任期切れで離任が予定されている同僚のN宮さんが「連れてってー」と言うので、金曜日に仕事を終えてからちょっと出かけてみることにしました。
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シトゥボンドの定宿、ホテル・ロサリ。AC・ホットシャワー付きの部屋は今年も変わらず35万ルピア。

スラバヤからクルマで行けるところ、ということで、今回目指したのは東のシトゥボンド。こちら、近年蒸機がフィールドに出る数少ない製糖工場ということで、内外の撮影家の皆さんの人気も高いところ。
この日はスラバヤ市内から出るまでと、高速降りたポロンの先からプロボリンゴ市内までの道が大変混雑し、しかもそこから先の幹線国道も大型車の交通量が多くて思ったように飛ばせず、シトゥボンド市内のいつものホテル・ロサリに到着した時にはもう22時半になってしまっていました。
ホテルのレストランも閉店してしまっていたけれど、スタッフがコソッと買いに行ってくれたので、ビンタン1本飲んで早寝。

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2014年10月 3日 (金)

アンバラワ鉄道博物館、再開だそうです (^^♪

国鉄PT.KAI公式Twitterによれば、(これがHeritage Railway公式サイトあたりでキチンと 掲載されないのが不思議でならない…) この10月1日からアンバラワの鉄道博物館がリノベ終了したとのことで、再開されたそうです。
もう2年くらいになるか、結構長かったなあー(笑)
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この閉館中の間も、蒸気機関車チャーターは継続してたし、屋外展示の蒸気機関車は物理的に見ることも出来たんだけど、今回の正式再開で展示物が増えたのか、楽しみですね。そういえば最近、蒸気機関車チャーターやりましょうよ、というお誘いがあちこちから聞こえてきます。

Kereta Wisata貸切列車も「Jawa」「Sumatra」とか「Prioroty」といった、(明治ミルクチョコレートみたいな)茶色のシックな塗装の新車両も続々登場してる事でもあるし、これの貸切と合わせて、どうかな。
人数さえ揃えばいつでも出来るんだけど、近いうちに 新装開店の博物館、久し振りに行ってみないといけないしね。やりますか。
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こちらK2(Bisnis)車両改造で登場した特別車両「Imperial」「Priority」号。
右にちらっと見える「Nusantara」貸切は以前やったから、次はこの新しい方かな。

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2014年10月 2日 (木)

謎の短絡線、近く営業開始か?

さて昨日のジャワポス紙の続き、もう一つの記事の話です。

表題は、「SUMO(スラバヤ=モジョクルト線)列車、トゥランガン経由で試験運行」 と、これもまた興味をひかれる記事ですねえ。
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2年ぶりに登場、謎の新駅トゥランガン駅。

本文を読み進めると、「国鉄PT.KAIは10月末から、KRDIディーゼル列車を用いてスラバヤ-モジョケルト間の列車 運行を再開する。PT.INKA社に発注していた車両がこの度完成したことを受けてのことで・・・」って、そっか、かつてこの区間に投入されていたHyundai製電車の改造KRDE「Arek Surokerto」編成 ではなくて、新造KRDI編成を投入するのね。
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こちら、新聞記事です。写真がないと、映えないなあ…

で、かつての「アレック・スロクルト」号が通常の南本線「スラバヤ=ウォノクロモ=スパンジャン =クリアン=クディンディン経由でモジョクルトとの間を結んでいたのに対し、今般登場する 新列車は、シドアルジョ=トゥランガン=タリク間を結ぶルートを経由しての運行となるという。
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こちらの、シドアルジョ=タリク間が新たに旅客営業を開始する区間。ここを介してスラバヤ=シドアルジョ=モジョクルト間を結ぶ予定の由。

おお、ついにあの謎の路線で旅客営業が始まるのか! もう二年近く前、スラバヤに引っ越してきてすぐの頃に訪問した、あのピカピカの駅と、目的の判らない、短絡とも言えないバイパス新ルートがついに活用される日が来るとは。
平野部を結んで走るだけで車窓はそれほど期待できないとは思いますが、運行開始になったら早速乗りに行かなければなりませんね。
だって、「試験運行」って書いてあるくらいだから、乗りが悪ければ、すぐにでも運転休止になっちゃったら悔しいもんね。
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そして導入される新造KRDIというのは、これでしょうか。少し顔のデザインが変わったマイナーチェンジ版のようです。

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2014年10月 1日 (水)

タンジュン・ペラク港へ線路が伸びる?

今日10月1日、日本では新幹線開業50周年で盛り上がっているのとは全く関係なく、 今朝の当地主要紙「Jawa Pos」には、東ジャワ・スラバヤ近郊における鉄道関係のネタが2件。
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埠頭への線路引き込みより、複線化の方が重要なのかな、Jawa Posとしては。

まず最初。州政府、港までの鉄道延長・複線化に意欲との書き出しで始まる、こちらの記事。 読んでみると、「9月初めにジャカルタからスラバヤ/パサール・トゥリまでの鉄道の複線化工事が終了したが、東ジャワ州政府は更にこれを延長し、パサール・トゥリからタンジュン・ペラク 港まで繋げようとしている。」由。
これは、タンジュン・ペラク港近くのカリマス駅まで伸びている貨物線を、港まで伸ばそうという話なのかと思いきや、それのみならず、「タンジュン・ペラク港までが複線化した場合には、貨物用の線路を旅客用にも対応させる予定だ。」
おっと、複線化、そして旅客線化ですか。それは驚きだ。
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スラバヤ市内の鉄道路線図。パサール・トゥリから北上する路線が今回の話題です。

州政府は明2015年半ばにも建設工事に着工したい考えで、完工すれば西ジャワ、中部ジャワからの列車が直接タンジュン・ペラック港に乗り入れられるようになる。貨物列車の場合には1列車あたり40個のコンテナを積むことができ、これは40台のトレーラーの輸送能力に匹敵し、交通渋滞を削減でき経済効果が高いと見込まれる、のだそうだ。

確かに、複線化の完了により大幅に輸送力が増したジャワ北本線によってジャワ島各地からスラバヤに鉄道で運ばれてきたコンテナは、カリマス駅から一度トレーラーに積み替えて港に運び、船に積む という二度手間を余儀なくされており、これが港・桟橋まで直接乗り入れることが出来ればそれは効率が格段に違う。
とはいえ、複線化しますか。そこまで輸送量多いですか。
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問題の、ショッピングビルの下を潜り抜ける線路。これを複線化??

そして一番問題なのは、パサール・トゥリ駅の北側の、このショッピングビルの一階を単線の線路が貫いて北の港方面へ向かっているわけですが、このビル下線路を複線化するのは、容易じゃない気がするぞー。
そして旅客化ですか。勿論、ジャワ島の各地から、タンジュン・ペラク港の旅客船ターミナルへ向かい、船便へと乗り換える旅客もまあある程度はいるでしょう。
とはいえ、需要としては、スラバヤ西方の居住地域から、あるいは三角デルタ線を活用してグブン、さらに南方面から市内を通過して港湾地区へ通勤する労働者の足と考えれば、それなりにあるのかも しれません。カリマス駅周辺はそれなりに住居もあり、市内交通の駅があってもいい立地でもあります。近くを例のLRT“スロトラム”も通るわけだし。
まあ、キチンとしたF/S待ちですかね。
でもそういうのもなくして工事に突入しちゃったりする のがこの国なんだよなー。
Kalimas2013031202698
こちら、現在の積み替え駅、カリマス貨物駅。周辺には住宅も多く、市内交通としての活用の余地はあると思われます。

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