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2014年10月 7日 (火)

JABODETABEK電鉄運賃、値上げ(但し乗客負担増なし)だそうです。

7日付の当地紙「KOMPAS」によれば、近く10月15日からJABODETABEK電鉄の運賃が値上げされるのだそう。といっても、乗客が払う運賃は変わらない、ということ。なんだそりゃ。ってわかって書いてるんですが。

現在、JABODETABEK電鉄と、長距離列車のうちエコノミ列車については、貧困層対策の見地から政府予算から補助金(Publik Service Obligation (PSO)と言います)が出され、低廉に抑えられているのですが、これは乗客数分だけ確実に政府運輸省から国鉄PT.KAIに支払われるというものではなく、ガソリン・軽油の補助金と同様に(こちらは年末になると、自動車・バイクが増えて燃料消費量が予算を上回ると、補助金付燃料の“プレミアム”が街中のスタンドから消えて大行列になったりする)政府当初予算の範囲内でしか対応できないらしく、国鉄側としてもなかなか頭の痛い話ではある模様。

そのエコノミ運賃につき、先日の報道で長距離列車への割り当てを中止するという話がありました。他方で記事には、首都圏電鉄分については引き続きこれを継続すると書かれていました。総額が減ったんで、長距離列車分を止めるのかな?と思っていたら、今日の記事で納得がいきました。
Kippujabodetabek
昔のモノ、最近のモノ、そして現在も使われているJABODETABEK電鉄の各種乗車券類。

記事を読んでみますと、「PT.KCJは運輸省に対し、運賃改定について要請した。これは各駅へのムショーラ設置など、各種サービスの向上を理由とするもの。サービス向上に関しては、KCJは車両の増加も実施しており、176両を調達するという2014年の契約において、既に104両が上陸している。
KCJのトリ・ハンドヨ社長は6日(月)、運輸省において、政府が運賃改定(の承認を)希望すると述べた。トリ氏は、本件運賃上昇は既に策定した計画を実施するためのもので、およそRp.2,000の上昇分は、市民に対して転化されるのではなく、PSO補助金を通じて、政府により担われるものであると述べた。」
なるほど。2014年の調達は「約170両」だった記憶がうっすらとあるけど、KCJ側は176両という認識なのね。
そして、今回の運賃値上げは、利用者負担分は引き揚げずに、建前上の運賃額を上げて、長距離エコノミへの補助金支出を止めて浮いた分の額をこちらに回すということですか。日々の通勤は貧困層の生活にも直結する、必須のものだから、そうそう簡単には引き揚げられないけれど、長距離の移動はあくまで不急不要というか、生活必需の枠外だから、値上げしても必要な人はそれを払ってくれるということですな。
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サービス向上の一環?で駅構内には小奇麗な新店舗が続々と。補助金運賃を必要とする貧困層には無縁な施設ですが。

ちなみに今般の値上げにより、最初の5駅間に対して2千ルピアが値上げされることにより、従来3千ルピアだった料金は5千ルピアになるが、乗客の負担は同額のままで、その差額はPSOの増額により埋められる、という事らしい。
この値上げというか、PSO増額により、本年第1~3四半期までおよそRp.1,000億ほどだったJABODETABEK向けPSOの金額は、第4四半期には約Rp.2,000億と倍増するのだそうです。
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何処も変わらぬラッシュアワー。高校時代の尻押しバイト(@代々木上原駅)を思い出します。

各種補助金を廃止し、これにより政府予算を浮かせて社会基盤整備に充てたいというジョコウィ新政権の基本方針があるようですが、今後この補助金が突然廃止となった場合、JEBODETABEKの電車運賃は倍額以上に上昇することになります。そんな大胆な政治判断も、あり得るのでしょうかね。

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