« ジャヤバヤ号、運転開始! その2 | トップページ | 新型機関車、増えますー。 »

2014年10月19日 (日)

カラパン・サピ@マドゥーラ島。

今日は早起き、朝4時に出て、市内のホテルアパートで同僚を拾って、クルマをマドゥーラ島へ走らせる。
目指したのはマドゥーラ島4県のうち、東から2番目のパメカサン県。事前の情報では4時間はかかるという事だったんでこの時間に出たのだけれど、実際には随分道が良くなっていたからなのか、2時間半ほどで6時半過ぎにはパメカサン市内のスタジアムに到着。ああ早過ぎたね。
Kerapanp1110408_2
騎手の子供が鞭を振り上げ、猛スピードで牛が駆け抜けるカラパン・サピ。

今日は朝8時から、ここパメカサン市内の「Stadion R. Soenarto Hadiwidjojo」スタジアムで、カラパン・サピの決勝戦が行われるということで、招待状が来てたので、見に行ってみることにしたのでした。着任以来、ずっと見てみたいと思いつつ、機会が合わずにいたので、ようやく懸案が実現。
このスラバヤの北東側に位置するマドゥーラ島、2010年に初めて来て以来、スラバヤに住んでいると時々行く機会もあるのですが、塩田を見に行った時にも書いたとおり、取り立てて産業もなく、土地も痩せて農業にもそれほど向いておらず、せいぜいタバコの栽培位だろうか。
Kerapanp1110406
金箔張りの牛をかたどった大統領杯(?)が置かれたVIP席・・・ からVIPが去った後のゆるーい雰囲気。

スラマドゥ大橋が出来て開発が進むかと思った工業団地造成も一向に進まず、島民の多くはジャワ島などに出稼ぎに出たり移民していったりするのだけれど、元来の気性の荒さからか、出先で地元の人とトラブルを起こしたり、避けられたりと、あまりいい印象を持たれていない模様。
Kerapanp1110297
綺麗に飾り立てられた、毛並みの美しい、出走を待つ牛さん達。

そんなあまりパッとするところのないマドゥーラ島の殆ど唯一とも言えるか、最大の観光資源がこのカラパン・サピ。
これは要は競馬ならぬ伝統的な競牛行事なのですが、(日本で言う)秋になるとマドゥーラ島内4県の各地を回りながら予選が行われ、10月下旬にこのパメカサンのスタジアムで「大統領杯」決勝戦が行われます。
競技は牛2頭を1組とし、牛と牛の間に木製の足場を付け、そこに人(軽い方が有利なので、子供が多い)が乗り300mほどだろうか、直線を競い合うもの。牛は普段は農作業用に用いられている者ではなく、レースの為だけに育てられている競走用の純血種。
Kerapanp1110304
本日の出走表。「Bintang Timur」「Roket Terbang」「Sonar Muda」「Pelor Mas」など、名付け方も様々。中には「Ancaman(脅迫)」「Bahaya(危険)」なんてのも。「Siliwangi」なんて、列車名みたいなのもありました。イスラムは賭け事禁止だから、オッズは載ってないですね。

競技開始まで時間があったので、スタジアムの周囲で飾り付けられて出走を待つ牛たちに近寄って眺めてみると、もう毛並みがその辺の農業用とは全く違う。思わず撫でちゃいたいような、丁寧に大事に育てられてるのがよくわかります。
それでも、どの牛も、出走時に鞭で叩かれるお尻の部分は皮がめくれて血が出てるのが、流石は競走用。これは非人(牛)道的ということで、州知事が「釘つきの鞭」禁止令を出した位なのです。
Kerapanp1110369
中休みの、踊りの披露。ムチを持ったお姉さんたちが舞い踊ってます。

予定時刻の8時を30分ほど回った頃から開会式典が開催。州知事の代理として州政府の高官が出場者代表の選手宣誓に立ち会い、その後も出場する飾り立てられた牛がグループごとに引き回されたり、練習走行続いたりしつつ、ようやく始まったのはもう10時を回った頃。いやあ、時間かかったなあ。

そしてようやく競技が開始され、2頭立ての牛が2組、おおー牛ってこんなに速いのか―、と驚かされるようなスピードで走り出す…
のですが、意外となかなか協議が進まない。相撲のように両者の立会いの呼吸が合わずに出走仕切り直し―、といったことが何回も続き、ようやく走ったと思ったら片方の牛は機嫌が悪いのかなかなか進まなかったりと、まともにレースになってるのは半分くらいじゃないだろうか。出走のタイミングもなんだかんだで10分くらい開いてしまったりと、周りの観客からも、このままでいったら全部終わるのに3日かかるぞ、という声も上るくらいのスローペース。
Kerapanp1110391
競技場のトラックの両側の直線を走るので、2組を一枚の写真に収めるのはちょっと難しいです…

それでも1時間半ほど数レースを見学したのち、今度は見学場所をゴール地点に移動。これはやっぱり一番人気がある場所で、牛が物凄い勢いで正面から走ってくるのはスゴイ迫力。しかも必ずしも真っ直ぐ進まず時折ルートを外れて観客がいる側に突っ込んでくる事もあり、慌てて逃げ惑う観客と押し合いへし合いの人波。
その中で悲劇は起きました。
Kerapanp1110434
コースを少し外れて、正面からこちらに突っ込んできました… (;゚Д゚) ヤバイニゲロ

読者の皆様、混雑した中ではスリに気を付けましょう。鞄は体の前に持ちましょう。写真を撮るときはどうしてもポケットの守りが手薄になります。
現金や物品の金銭的被害に加え、警察の手続き、カードの停止、各種証明書類の再発行にかかる手間ってのは、それがしなくてもいい面倒だっただけに、しかも誰のせいにもできないし、腹ただしいことこの上ないです。やってらんないです。

|

« ジャヤバヤ号、運転開始! その2 | トップページ | 新型機関車、増えますー。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200655/60570223

この記事へのトラックバック一覧です: カラパン・サピ@マドゥーラ島。:

« ジャヤバヤ号、運転開始! その2 | トップページ | 新型機関車、増えますー。 »