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2014年10月 1日 (水)

タンジュン・ペラク港へ線路が伸びる?

今日10月1日、日本では新幹線開業50周年で盛り上がっているのとは全く関係なく、 今朝の当地主要紙「Jawa Pos」には、東ジャワ・スラバヤ近郊における鉄道関係のネタが2件。
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埠頭への線路引き込みより、複線化の方が重要なのかな、Jawa Posとしては。

まず最初。州政府、港までの鉄道延長・複線化に意欲との書き出しで始まる、こちらの記事。 読んでみると、「9月初めにジャカルタからスラバヤ/パサール・トゥリまでの鉄道の複線化工事が終了したが、東ジャワ州政府は更にこれを延長し、パサール・トゥリからタンジュン・ペラク 港まで繋げようとしている。」由。
これは、タンジュン・ペラク港近くのカリマス駅まで伸びている貨物線を、港まで伸ばそうという話なのかと思いきや、それのみならず、「タンジュン・ペラク港までが複線化した場合には、貨物用の線路を旅客用にも対応させる予定だ。」
おっと、複線化、そして旅客線化ですか。それは驚きだ。
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スラバヤ市内の鉄道路線図。パサール・トゥリから北上する路線が今回の話題です。

州政府は明2015年半ばにも建設工事に着工したい考えで、完工すれば西ジャワ、中部ジャワからの列車が直接タンジュン・ペラック港に乗り入れられるようになる。貨物列車の場合には1列車あたり40個のコンテナを積むことができ、これは40台のトレーラーの輸送能力に匹敵し、交通渋滞を削減でき経済効果が高いと見込まれる、のだそうだ。

確かに、複線化の完了により大幅に輸送力が増したジャワ北本線によってジャワ島各地からスラバヤに鉄道で運ばれてきたコンテナは、カリマス駅から一度トレーラーに積み替えて港に運び、船に積む という二度手間を余儀なくされており、これが港・桟橋まで直接乗り入れることが出来ればそれは効率が格段に違う。
とはいえ、複線化しますか。そこまで輸送量多いですか。
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問題の、ショッピングビルの下を潜り抜ける線路。これを複線化??

そして一番問題なのは、パサール・トゥリ駅の北側の、このショッピングビルの一階を単線の線路が貫いて北の港方面へ向かっているわけですが、このビル下線路を複線化するのは、容易じゃない気がするぞー。
そして旅客化ですか。勿論、ジャワ島の各地から、タンジュン・ペラク港の旅客船ターミナルへ向かい、船便へと乗り換える旅客もまあある程度はいるでしょう。
とはいえ、需要としては、スラバヤ西方の居住地域から、あるいは三角デルタ線を活用してグブン、さらに南方面から市内を通過して港湾地区へ通勤する労働者の足と考えれば、それなりにあるのかも しれません。カリマス駅周辺はそれなりに住居もあり、市内交通の駅があってもいい立地でもあります。近くを例のLRT“スロトラム”も通るわけだし。
まあ、キチンとしたF/S待ちですかね。
でもそういうのもなくして工事に突入しちゃったりする のがこの国なんだよなー。
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こちら、現在の積み替え駅、カリマス貨物駅。周辺には住宅も多く、市内交通としての活用の余地はあると思われます。

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