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2014年10月16日 (木)

新列車登場、そのキモは…

先ほどクルマの中で何気なく国鉄PT.KAIのツイッターを眺めていたら、どうやらこの週末18日から新列車が登場するらしい。また例によって運行開始直前の発表、しかもTwitterでのみで、PT.KAI公式サイトにも、同社の乗車券販売画面にもなーんにも書かれてないんだから、ホントに乗客を乗せる気があるのか疑いたくなるわけなんですが、この「Jayabaya」と名付けられた新列車、ちょっと注目すべき点があります。

ジャヤバヤ… 調べてみると12世紀クディリ王朝の王様の名前からとっているのですが、スラバヤ市内南部には「Joyoboyo」というローカル・バスターミナルがあります。こちら、ジャワ語というか、この地方での訛りだとこういう発音になるんですよね。スラバヤだって、SuroとBoyo(鮫とワニ)から来てる名称だし。
Jayabayabanner2014101604768_2
スラバヤ・グブン駅にはこの列車の運転開始を告知する立て看板が。

で、手元のBlackberry携帯に入れている辞書で引いてみたら、「ジャカルタ=スラバヤ間を走る列車名」って、ええ! この数日初めて発表になったのが何で入ってるんだ… って、いや、まあ以前走ってたんですね、そういう列車が。
そちらも調べてみたら、正確には「KA.Jayabaya Selatan(南)」という愛称名で、1989年からジャカルタ・ガンビル=ジョグジャ=スラバヤ・グブン間の、旧来からのメインルートを走っていた2等Bisnis車による急行列車だそう。残念ながら利用率の低迷により2006年に運転を取りやめたという事なので、前回の赴任時(2003-04)にはまだ走ってたんだな。気づかなかった。
さらに調べていると、現在の北本線ジャカルタ=スラバヤ・パサールトゥリ間の「Gumarang」の前身は、「Jayabaya Utara(北)」という列車で、2001年に現在の愛称に改称されたのだそう。
141018jayabayaticket1_3
取り敢えず、この区間だけ買ってみました。運賃は均一なので。
この日は夕方は仕事があるので、全区間は乗れないのでした。

ともあれ、今回復活される「Jayabaya」号、運転区間はジャカルタ・パサールスネン=マラン間。注目されるべきなのはその走行ルートで、ジャカルタ=マラン間を走る列車としては従来、チレボンから南本線に入る、ガンビル=チレボン=ジョグジャ=クディリ=ブリタール経由でマランを結ぶ1等の「Gajayana」、
スマランからソロへの短絡線を経由してパサールスネンからチレボン=スマラン=ソロ=クディリ=ブリタール周りの3等Ekonomi AC車による「Matarmaja」「Majapahit」、
そしてチレボンから南本線をスラバヤまで走り、スイッチバックして北東側からマランに入る、ガンビル=チレボン=ジョグジャ=スラバヤ=シドアルジョ=マランというルートの1等特急「Bima」の3ルートの列車があったのだけれど、
今回の「Jayabaya」号、そのいずれとも異なり、ジャカルタ・パサールスネンから北本線をスラバヤまで完走し、そこから南に下りシドアルジョ経由で北東からマランに入るというルート。それはすなわち、現在までのところ貨物線扱いで旅客営業のない、スラバヤ・パサールトゥリ=(スラバヤ・コタ駅の南側の築堤の上を掠めて)=スラバヤ・グブン間の連絡線を旅客営業列車が走る!ということになるわけです。
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ジャカルタとマランとを結ぶ各列車のルート概略図。

この区間、手元の「Buku Jarak Singkat Bagi Angkutan Penumpang」にも営業キロが書かれていない区間で、計算上、パサールトゥリ=コタ間とするのか、=グブン間とするのか、グブン=コタ間にある信号所?を計算拠点とするのか、ちょっとどのように整理すればいいのかまだ正確にわからないのですが、ともかく、新たに営業開始になる、(実は貨物列車に便乗して通ったことはあるのですが)営業列車が走るということであれば、これは早速乗りに行かなければなりません。
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PT.KAI公式Twitterに掲載されていた、この新塗装の新造エコノミAC車が使われるのかな?

この列車の運転時刻は、マランを朝10時台に出て、ジャカルタに着くのは深夜零時半、逆もジャカルタを昼過ぎに出て、マランに着くのは深夜1時半ということで、運賃は均一10万ルピア。さあどうやって乗りますかね。グブン=パサールトゥリ間だけ乗るってのもなんだしね。

因みにこの列車の活用法ですが、スマランからスラバヤへの帰路、これまでは日着出来るのはスマラン・タワン(SMT)15:20→19:13パサールトゥリ(SBI)着のアルゴ・ブロモ・アングレック2列車が最終で、次のスマラン・ポンチョール(SMC)20:29発の「Kertajaya」だと、スラバヤ着は00:45になってしまい、ちょっと翌日に疲れを持ちこしそうな感じだったのですが、この「Jayabaya」号であれば、SMT18:38→22:44SBI着ということで、日曜日の午後まで目一杯有効に使って遊んで来れるスケジュールになってます。冷房の良く効く、4人掛けボックスシートの新造Ekonomi AC車両が用いられるのかな、楽しみです。
38surabaya_3
既出ですが、スラバヤ市内路線図。このグブン=パサールトゥリ間に旅客列車が走ることになりました。

なお、上下列車の運転時刻は、以下のとおりです。

KA.7074/7023
Malang 10:45
Lawang 11:17
Sidoarjo 12:25
Surabaya Gubeng 12:49/12:57
Surabaya Pasarturi 13:13/14:00
Lamongan 14:39
Bojonegoro 15:30
Cepu 16:05
Randublatung  16:27
Ngrombo 17:17
Semarang Tawang 18:01/18:11
Pekalongan 19:30
Tegal 20:24
Cirebon 21:23/21:31
Bekasi 23:56
Jatinegara 00:14
Pasar Senen 00:23

KA.7024/7073
Pasar Senen 12:15
Cirebon 15:03/15:13
Tegal 16:20
Pekalongan 17:14
Semarang Tawang 18:28/18:38
Ngrombo 19:25
Randublatung 20:16
Cepu 20:42
Bojonegoro 21:17
Lamongan 22:07
Surabaya Pasarturi 22:44/23:00
Surabaya Gubeng 23:16/23:23
Sidoarjo 23:50
Lawang 00:58
Malang 01:25

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