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2014年12月11日 (木)

ウォノギリ支線再開への動き、現状。

ちょっと前の記事で、中部ジャワ州ソロ近郊、ウォノギリ支線の運転再開についてちょっと触れましたが、11月28日の全国紙「KOMPAS」(25面)には、「ソロ=ウォノギリ“レールバス”試運転」と題した記事が載っていました。
27日に行われた試運転では、かつてこのジョコ・ウィドド・ソロ市長(当時。現大統領)の肝いりで2011年7月に運転を開始した(ママ。車両の完成時と思われる。実際の運転開始は2012年8月だった筈。)このレールバス「バタラ・クレスナ」が入線していた路線中間のスコハルジョまでではなく、終点のウォノギリまで入線させたのだそう。
既に2012年10月に運行休止となって以降2年間ほど列車が運行されていなかった原因は、このレールバス車両のエアコンプレッサーの不調に加え、橋梁の安全度に問題があったということで、今回それにかかる補修工事がなされた結果、速ければ年内にも運行を再開できると思うと、DAOP6(ジョグジャ)のバンバン・プライトノ氏は記者に対して述べている由。
Batarakresna2014120704870
この試運転の写真は、12月7日付の同紙にカラー写真が載ってました。

これに関してこの12月11日付け英字紙「Jakarta Post」(5面)によると、その後更に12月4日にも試運転が継続されたのだそう。時速15~35km/hとの低速で実施された1回目の試運転時には、沿線の樹木との接触があったためにこれを取り払い、2回目の際には沿線の家屋(恐らくは不法増築の)の屋根との距離が近過ぎるという問題点が発見されたとのこと。

更に運行再開の問題となっているのがコスト・バランスの問題で、かつてバタラ・クレスナ号列車が運転したころの乗車率は定員208名に比べ僅か10%ほど、運賃収入はソロ=スコハルジョ間でRp.10,000、スコハルジョ=ジョグジャ間でRp.30,000と設定されていたが、一往復あたりの運行経費は250万~350万ルピアと、とてもコストを賄えるだけの運賃収入はなく、(地方)政府サイドからの補助金が必要だとしている。
スラカルタ(ソロ)市側もこれに応え、政府予算からの補助金給付を検討したが、本列車への補助金給付はスラカルタ市民に裨益しないということで(確かに、この列車が役に立つのは、スコハルジョやウォノギリの住民が殆どでしょうから。)却下されたとのこと。

というわけで、12月、あるいは明年1月の運転再開は未だに微妙な状況にあるウォノギリ支線でした。

なお上述の11月28日のKOMPAS紙、何故か記事末尾に、スマラン近郊で運行を開始したばかりのコミューター「Kedungsepur」(日本車両改造ARS気動車使用の列車)が車両故障により運行停止となっている旨触れられていました。こちらも気になります。

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