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2015年1月 8日 (木)

通勤客の乱、再び。

半年ほど前の記事で、ジャカルタ東郊、ブカシの先のタンブン駅で、朝の通勤列車に乗れなかった乗客が怒って線路をブロック、列車が走れなくなったという話を書いたところですが、昨朝、在ジャカルタのインドネシア人鉄の友人達が盛んにFBにアップしていたなあー、という思い返しました。今日8日の全国紙「KOMPAS」(15面)によれば、また同じような事件が発生したそうです。

乗客が線路上に座り込んで列車の運行が阻害されたのは、北本線のタンブン(Tambun)駅、って、あら全く同じ駅かい。
記事によると昨7日朝6時半頃から08:50頃迄とあるので、チカンペック始発のジャカルタ・コタ行き、タンブン05:56発の上り363列車を目指して集まってきた乗客だな。彼らが3本のホーム全てを占拠し、長距離列車を含めて13本の列車が一時停止を余儀なくされたのだそう。
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まーた、一度見たような記事が。何の対策も取ってこなかったのかね。
タンブン駅。沿線はブカシから絶え間なく家が並び、拡大する首都圏の続き的な区間。
Tambunp1120152

占拠した側の乗客の言い分は、自分たちはこの列車に乗るためのチケットを買うためには、朝の3時から駅に行って購入しなければならないのだと不満露わ。遅くなるとチケットは売り切れてしまい~チャロ(ダフ屋)が買い占めるからなのだが、彼らから倍額以上を支払って購入しなければならないのだという。
基本的に実名が導入されてダフ屋の割って入る余地がなくなったはずのPT.KAIのチケット販売だが、こういった都市近郊のローカル“コミューター”列車は、出発前(通常3時間前頃から発売されることが多いよう)に多数の乗車券を販売しなければならないため、氏名を記載しない印刷済チケットをそのまま販売する。但し2001年第8号運輸省令に基づき座席定員の150%迄と販売数が制限されているため、売り切れてしまえばおしまい。そこにチャロが介在する余地が出て来てしまっている模様。
この朝の通勤列車、記事によれば座席定員は742席、150%となると1,092席しか販売されず、これをチカンペックからタンブンまでの各駅でそれぞれ枚数を割り振って販売することになっている模様で、毎日1,500~2,000人の乗客がいるタンブン駅では割当の絶対数が少な過ぎる模様。
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ジャカルタ近郊の通勤列車、早急な改善が必要です(これはスルポン線のモノですが)。

現在北本線、ブカシから東、カラワン迄の電鉄区間の拡大の為の工事が進められており、これが近く完成すれば8両編成の電車が乗り入れてくることになり、そうなれば他のKRL区間と同様に電子チケット、いつでも乗れるSUICA型ムルティプル・チケットが導入されるわけで、そうなれば乗車券の販売制限も受けずに普通に誰でも制限無く乗車できるようになることが期待されます。
が、それ迄の間、現状のまま放置しててはいけないわけで、ムハマッド・マウラナ駅長も、「本件のような出来事は今日が初めてじゃない」などとのんびりコメントしてる場合じゃないです。
エディ・スクモロPT.KAI新社長は、ローカル列車の見直しを行い、乗車率30%以下の列車は廃止して、このルートのような混雑した列車に車両を廻すことにしたいと述べていましたが、これは喫緊の課題だと思われます。ダイヤに余裕があれば増便を、少なくとも増結。或いは前述の規程を改定して、販売制限を解除するといった対応が必要でしょう。列車に乗れず出勤できなかったら、会社だっていい迷惑です。
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ジャカルタ・コタ~チカンペック/プルワカルタ間エコノミ・ローカル列車時刻表。

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