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2015年5月31日 (日)

バンドゥンおまけ (古い眼鏡橋を見に行く)

あ、バンドゥン訪問の関係で一つ書き忘れてたのがありました。
夕方、バンドゥン市街地東部ジャティナンゴールという地区にあるパジャジャラン大学を訪問しました。

といっても別にお仕事ではありません。かつてバンドゥン東郊のランチェケク(Rancaekek)から北東のタンジュンサリ(Tanjungsari)という街 まで、12kmほどの短い支線鉄道が伸びていました。建設されたのは蘭印国鉄Staatsspoorwegen(SS)時代の 1918年2月(Wikiでは1921年という記述も)、バンドゥンからチレボンを目指して建設されたものの、山岳地帯を抜ける難工事からかその先の工事は進まず、日本統治時代の1942年にはレールなどの資材をスマトラの炭鉱鉄道や他の鉄道建設に供出するために休止され、 そのまま廃線となったようです(ネット情報頼りなので、もしより正確な情報をお持ちの方がおられたら、 ご指摘ください)。
この路線、インドネシア鉄のウェブサイトでは比較的見かけることがあるのですが、 (例えば、こんなの)それはこの沿線に設けられた 美しいスタイルの橋の写真で、古い石積みのアーチ橋の上を、小型蒸機が数量の客車を牽いてノンビリと走って行く 姿で、沿線をGoogle Earthで辿ってみるとどうやら「Jembatan Cincin(指輪橋)」と書かれたポリゴンがヒットするし、現在もその姿を留める写真もネット上にあるようなので、これは是非一度行って見てみたいものだとずっと思っていたのでした。
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夕暮れの線路跡のカーブを歩いていくと、石積みの橋が現れました。

今回は時間もないのでタクシーで大学構内まで乗り付けてしまいましたが、場所は…ホントに行きたい人ならネットで探すだろうから詳しく書く必要はないと思いますが、上述のパジャジャラン大学の構内、正門から は北東方、FISIP(社会政治学部)棟の先、Ilmu Budaya(人文学部)棟のあたりから右手(東方)に小径を 歩いて、なんとなく住宅街(学生向けのコスと呼ばれる下宿屋が多い感じ)に入り、そこを左手に少し歩いたあたり。この道が既に鉄道跡のいい感じのカーブで期待が高まる中、突然視界が開け、棚田が設けられた谷を渡る高い橋が現れます。
Jbcp1130892
緩くカーブしたアーチ橋が美しい… ここを走って行く蒸気機関車を見たかった。

こちら、チクダ橋(Jembatan Cikuda)というのが正式名称らしいです。高さは…ちょっと調べた限りでは資料が見つからなかったのですが、高さ30m位でしょうか。林と棚田の谷を跨いで6つの円弧を描いた石積みのアーチが続く、中々美しい造りの橋です。
橋を渡って北側には左手(北西方)に降りる小径があり、そこを下ると下から橋を一望できるのですが、残念ながら橋の向こうには巨大なアパートかホテルが建設中で、ちょっと目障り・・・といっては失礼かな。時間があれば反対側の、そのアパート工事現場の側から眺めてみたいところなんですが、今日は渋滞にはまった影響でもう日暮れ間近・・・というか、とっぷり暮れて、見てるうちに真っ暗になってしまいました。
ちょっと次回の機会があるとは言い難い訪問先なので、ちょっと残念無念なところですが、見られただけでも 感謝感謝。案内してくれた後輩S原にも謝意表明。
Jbcp1130896
建設中の巨大マンションが目障り。反対側から眺めた方がいいな。

ところでこのランチェケク=タンジュンサリ間の廃線鉄道、何と驚いたことに復活計画があるのだそう。丁度まさにこの2月、西ジャワ州政府と中央政府運輸省、国鉄PT.KAIはボゴール=スカブミ=チアンジュール =パダララン路線に続く休廃止線再開計画の一環として、この路線の再開に向けてMOUを締結したのだそう。
渋滞の激しいバンドゥン東部のコミューター路線としての機能が期待されているのだそう。(なにせ、この東部ジャティナンゴールからバンドン市街地中心部への交通機関としては、 各社の単距離トラフェルが頻発しているのだけれど、ここから国道で真西に向かうのではなくて、高速道路経由で市街地南部を大きく半周迂回して、西のチマヒから再度東に向かってパストゥール側から市内中心部 に入って行くのだから、市内中心部の混雑が伺い知れます。) (関連報道
記事によれば、土地は基本的にPT.KAIが所有し続けているため、不法建築物等の除去を国鉄PT.KAIが担当、 新たな線路の敷設は中央政府が運輸省鉄道総局を通じて行うこととし、早ければ本年中にも着工、ということですが、果たしてそんなに上手くいきますかな? そして築100年のこの橋を、また本当に使える??

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