鉄道模型計画その2 アルゴ系列1等客車-1.
さて3Dプリンターによる超へっぽこ(笑)インドネシア鉄道模型作成プロジェクトその2。
ということで、最初のKRDについてはどうしたの?という声もなくはないのですが、あの試作品、正直なかなか上手くいきません。素材がアクリルなので表面のサポート材を落とし、油膜を除去(これは、超音波洗浄機なんかがあると良いらしいですが、眼鏡屋でもない個人がそんなもの持っているわけもなく)、プライマー・サフェイサーを吹いてその上に塗装するのですが、マスキングテープの粘着力が強すぎて折角塗ったプラサフが剥がれてしまったり。
他方で、いざ組み立てようとすると、両側面と前後妻面のパーツの高さを適切に合わせて組み上げる必要があるのですが、ガイドを全く設けなかったため、一部ステップやスカートなど下部に出っ張った面があることもあり、机の面を基準として合わせることが出来なかったり(上面側も前後は屋根カーブに合わせているため、高さが同一面にならない)、しかもプラモデル用接着剤が使えないため瞬間接着剤使用となるのですが、こちら、正しい位置に一回で接着するのがなかなか難しいんです。キチンと90°が出るように、45°で角を落としたりしたんですけどね・・・ 図面ではキチンと合わさっていても、実物ではなかなか上手くいかないようです。
まあ、これらの問題点を踏まえ、二次試作に進むということで、こちらは暫く時間を頂戴します。
3Dプリンター製インドネシア国鉄PT.KAI 模型車両第二弾は、おなじみアルゴ客車です。
他方で並行して進捗中の他モデルの状況1。
まずこちら、1等Eksekutif客車「Argo」タイプ。前回は(ネットで先人の皆様の情報を読んでいると、面が最も綺麗に綺麗に造形される、「上面」に各面が配置されるように)4面+屋根を分割してプラキット風に造形を依頼したのですが、上述のとおり組立てがあまり上手くいかず、改善が必要と思われました。
これを踏まえ・・・というか、並行してこちらも造形作業を依頼してたのですが(何しろ「Shapeways」の場合、注文から造形に2週間、オランダの工場からの送付に1週間もかかるんです。)、先日ようやく届いたのがこちら。
4面と屋根までを一体成形の箱ボディでデータを作成して、打ち出して貰ったものです。
こちら、懸念していた側面についても、思ったよりも綺麗に打ち出されてきました。側面の積層痕も思ったほどではなく、多少サンドペーパーで磨けばそれなりに平滑になりそうなレベル。
取り敢えず中性洗剤で磨いて油落としだけやってみて(半透明のボディが少し白くなってます)、客車用の床板材がまだ手元にない(来週末に来訪する友人が携行予定)ので、取り敢えず先日のMCW302系を被せた時に使ったキハ20のトレーラー車の床の上に載せてみましたところ、側板裏のガイドラインの突起高さがKATOの床板側部のツメ高さと合わず、随分と(2mmほども?)腰高になってしまいました(KRD改造の腰高エコノミ客車みたいだ)が、何となく見られる感じですね。(自画自賛)
あとこちらの場合の問題は、屋根とボディの塗装の際にマスキングテープを何回も使うことになるわけですが、塗装が剥離したりせずにマスキングを貼ったり剥がしたり出来るかな?というのが懸念事項になります。
一つ方法として考えられるのは、ボディ4面だけを箱組みした形で、屋根材を分離して造形して貰えば、屋根は単色スプレー+筆塗り加筆、側面は単色塗装+デカール/ステッカーであれば比較的楽に対応可能かもしれません。この「Argo」客車や新造AC3等客車のようなウネウネしたラインや、バティック食堂車なんかをそもそも塗装で表現するのは無理ですからね。
アルゴ客車の標準塗装は、なにせこれですからねえ・・・
他方でKRD一般色や、K2客車・K3客車旧塗装のように、直線のみで構成されており、マスキング塗装が妥当と思われるようなものの場合は、ちょっと考えなければいけません。
さあ、こちらも二次試作に進むことにしましょう。次は別のタイプの客車でやってみましょうかね。
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コメント
わたしは、インドネシアのnゲージ、機関車と客車、白い特急ですが、さがしておりまして、購入可能でしょうか?
投稿: 北村 | 2021年5月22日 (土) 10時54分