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2015年6月 8日 (月)

ウォノギリ支線レールバス「バタラ・クレスナ」に何とか乗る。

さてクトアルジョはSACの隣にSumber Alam社のトラフェル(シャトルと呼称)の休憩・食事場所があったので、暫くの後現れたプルウォクルトからのソロ行きに乗せて貰い、お泊まりはソロ・プルウォサリ駅近くの新しいビジネスホテル。
というのも明けて日曜朝、この日の行動は朝6時発のウォノギリ支線を走るレールバス「Batara Kresna」号からなので。
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朝イチのレールバス編成が到着~。なんでこんな写真かというと・・・

この国産INKA工場製の3連接“レールバス”列車、現在のジョコウィ大統領がソロ市長をしていた2012年にソロ市内とジョグジャとを結んで鳴り物入りで走り出したものの、ほんの数ヶ月で故障により運行を離脱、その後は橋梁の強度問題が発覚したこともあり一般客車による代走もなされないまま、休止状態となっていました。それがようやく各種の問題をクリアして運行を再開したのが今年の3月だったか。
スマトラで運行されている(かな?故障で止まってるかな?)兄弟車両も含めて当地における“レールバス”営業列車に乗ったことのなかった当方としては、何とか機会を見つけて乗りに行かなくては・・・と思っていたところでした。
が、それはちょっと簡単ではありませんでした。
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地元の皆さんで満席の車内。座席定員以上乗せるのなら、枚数制限しなきゃいいのに。きっと補助金額との関係もあるのでしょう。

そんなわけで早めにホテルをチェックアウトして余裕をもって5時半前にプルウォサリ駅の窓口で意気揚々と「6時のバタラ・クレスナでウォノギリまで1人!」「Habis!」・・・
おいおい、朝6時の列車が満席って。「次は10時だから、7時から販売するからね、」って、こちらもプラメックス(Prameks)と同じく3時間前販売ですか。それって、今5時半に来て、7時に来て、そして10時にまた来るんですか? そんな販売方式してたら、総計所要時間がどれだけかかる事やら。朝イチの便は前の晩から売るとかさあ。待ってる間にバスで行った方が速いってことになるわけですが、それでも満席って、運賃の安さ(Rp.4,000)が重要なのか(多分バスなら倍額)、お試し乗車のレジャー客が多いのか。見渡したところそれほど多くの乗客が待っているとも思えないが、「42席しかないから、もう売り切れなんです」と仰る女性駅員。

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路線図。わざわざ書くほどのモノではないけれど。

うーん、10時ので往復して戻ってきたら14時だよなあ。その後の予定が・・・一旦ホテルに戻ってもう一回部屋に入れて貰って・・・と一瞬迷ったものの、いや待てよ。
この列車、3両編成で定員は160名くらいの筈。42席って、これコンピューター発券になってるけど、全席を一括管理して売ってるんじゃなくて、各駅に割当分があるって事ですか?
それならば、と一計を案じ、駅前の駐車場に並ぶタクシーに駆け込み、向かったのはソロ市街地東方・王宮近くのソロ・コタ駅。運転手はこの駅のことを知らなかったけれど、サンクラーに小さな駅があったなと何とか理解して貰えた。ヤレヤレ。
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一日2往復の列車ですが、途中駅での乗り降りもあります。

こちらから乗り込むのは近所の住民だけの筈・・・と思いながらソロ・コタ駅の発券窓口に向かうと、予想どおりあっけなくウォノギリまで4千ルピアの乗車券を発券して貰うことが出来ました。しかしこのウォノギリ支線の列車、05:40着、バンドゥンからの長距離エコノミ準急「Kahuripan」の接続を受けることになっているけれど、到着しても既に満席じゃ乗れないじゃないの。カフリパンの切符を買う際に、ウォノギリ線の乗継切符を合わせて売ってくれるなんてサービスをしてるとも思えないのだけれど・・・
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運転席。別にバスの部品を多用しているというわけじゃないですよね。

ともあれ、プルウォサリ=ソロ・コタ間は、以前もミキストであるいはチャーターSL列車でも往復してるから、併用軌道区間の趣を楽しめないのはちょっと残念だけど、まあ悔しいとまでは言わない。レールバスにちゃんと乗れてヤレヤレホッと感です。

そんなこんなで何とか乗ることの出来たレールバス列車「バタラ・クレスナ」号。発券枚数を制限しているから座席定員制なのかと思いきや、ソロ・コタ駅で既に立ち客も出る盛況ぶり。列車は朝日を浴びながら最初は比較的快調に、最初の停車駅スコハルジョを出てからは速度を一段と落として南へ進路を。車内はプラスティック製のクロスシートで、取り立てて座り心地が良いものでもないですが、まあ短距離車両としてはこんなもんでしょう。自動ドアはステップともに可動、エアコンも寒いくらいよく効いてる。社端部の壁面には次の停車駅、現在の速度などが次々に表示されるディスプレイ。それによると、どうやら最高速度は30km/hに制限されているようで、体感どおりのゆっくりとした走り具合だなあ。
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終点ウォノギリ駅に到着。皆さん順番に記念写真撮ってます。

スコハルジョでは多少の下車客と、それを大きく上回る乗車客。その多くは週末レジャーとしてのお試し乗車と思しき近所の方々、窓から見える川の釣り客を指して「○○さんが魚釣ってるー」などと姦しい。
そして幾つかの休止駅(がある筈だが・・・)を通過し、もう一駅Pasar Ngutarに停車、終点ウォノギリには07:45のほぼ定刻の到着でした。やっぱりこの速度で定刻ということは、相当ーに余裕を持ったダイヤ設定なんだな。
そしてウォノギリ駅の発券窓口には「8時発ソロ行き、売切」の張り紙。10時ので来ても帰りの切符が買えない可能性もあるわけだねえ。日本のローカル線乗り潰しみたいなスケジュール感で来ると、途方に暮れかねないわけで、志す方々におかれては、注意されますよう。
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そして折り返しの列車がウォノギリ市街地を抜けてソロへと戻ります。

そんなわけで、というか当方は予定どおり折返しのソロ行きを一枚撮ってから街へ。
実はここウォノギリは「Batik Wonogiren」という手染めバティックでそれなりに有名なのだけれど、どうやらウォノギリの市街地ではないようだ。駅から左手、北東側の市街地中心部の歩行者天国で監督をしていた地方運輸局の人達、駅員やバスターミナルの人など何人かに聞いてみたけれど、ウォノギリ県内でバティックが有名なのは、東のティルトモヨ(Tirtomoyo)という集落だそうで、こちらは一種のバティック村のようになっている由。ここから、ソロ=パチタン(東ジャワ州)を結ぶバスが通っていくので、一応日帰り出来ないこともないが、40kmはあるということで、ちょっと今日今後の予定を考えると、なかなか難しそう。次の機会(あるかな・・・)に回さざるを得ませんでした。
ということで、市街地から非冷房の都市間バス(AKDP:Antar Kota Dalam Propinsi即ち州内都市際バスですね)でソロへ戻ります。

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