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2015年7月 7日 (火)

寄り道してみました1. ムラワン・トンネル

PG.Semboroへ向かう途次、ちょっと寄り道してみる事にしました。
昨晩宿を取ったのは、シトゥボンドからジュンブル方面に向かった途中の街ボンドウォソ。こちらは以前硫黄の青い火を眺めに登った事のあるイジェン山の西の登山拠点となる街。

ところがこの数日、このイジェン連峰の山の一つ、ボンドウォソ・ジュンブル・バニュワンギの3件に跨がって聳えるラウン山(3,332m)が火山活動を活発化させ、政府当局は火山活動にかかる危険度をシアガ(2)からワスパダ(3)に引き上げたところでした。
ホテルの人に聞くに、この西麓のボンドウォソの街からは別に噴火・噴煙が見えるわけでも灰が降ってきたわけでもないため特段影響はない、山の方にクルマで上っていかなきゃ見えないよ~、ということだったのだけれど、どうやら噴煙は東側に飛んで行っているようで、東のバニュワンギ空港は閉鎖、一部バリ島発着の豪州からの国際線(Virgin Australiaなど)にも欠航便がでているとの話はスラバヤに戻ってきてから聞きました。
Raungp1150075
派手に噴煙を上げるラウン山。また去年2月のクルッド山噴火の時みたいにならなければいいのですが…

そんなイジェン連峰を左手に見ながらクルマはジュンブル(カリサット)~ボンドウォソ~シトゥボンド(プナルカン)鉄道路線跡(最早廃線でしょう、再開計画はあるようですが)に沿って南へ。カリサット付近でジュンブル~バニュワンギ間の国道に合流し、そこから一旦東へ。両県の間の峠道を遅いトラックにイライラしながら登り切った峠付近、の休閑施設を過ぎて程なく右手に、国営農園会社の入口の、古く殆ど崩れかかったようなゲートがあり、ここが目的地への入口でした。

来意を説明して敷地内に入れて貰い、ここから未舗装のデコボコ道を1kmほど下ったところで下車、ここから更に徒歩で数分小径を下りたところに目的地はありました。
こちら、ムラワン・トンネル(Terowongan Mrawan)。拙著ではムラワン・ティムール(東)トンネルと書いてしまいましたが、正式名称には「東」はつかない模様。
1年半ほど前に友人等と東のカリバルから保線車両改造の“Lori Wisata”車両を借り切って訪問したときと変わらず、派手な色使いのトンネルポータルが印象的なこのトンネル、1901年から1902年にかけて掘削され、スラバヤからジュンブルを経てシトゥボンドとを結ぶ鉄道(1897年頃に建設された)の途中駅カリサットから分岐して1902年にガラハンまで伸びてきていた鉄道がこのトンネルを通ってバニュワンギまで伸びたのが・・・1910年なんでしょうか。トンネルポータルに書かれている文字によりますと。何せ3つの年が書かれているんです。1901、1902そして1910と。
Mrawantunnelp1150044
3つの年号が書かれていますが、どういう意味なのか説明が欲しいなあ… ムラワン・トンネル西口。

ネット情報によっては、1901年に既に列車が走った等とするものもあり、あるいはトンネル内部壁面の整備とトンネルポータルの整備が終わったのが1910年なんでしょうか。Wikiあたりにもその辺りの記述は一切なく、こちらの鉄の皆様、そのあたりの情報には全く関心がないのか、調べてアップしているような方々も見当たらない模様。この辺りはひょっとしたら、オランダ語の原語資料にあたってみなければならないのかもしれないですねえ。
ともあれこのムラワン・トンネル、全長690mで、現役の鉄道トンネルとしてはインドネシアで4番目の長さを誇るものだそうです。
Mrawantunnelp1150049
ちょうど折良く、バニュワンギからのスラバヤ行き1・2等急行88列車「Mutiara Timur」がトンネルを抜けてきました。今時CC201が急行牽引!?と思ったら、こちら後で写真をよく見ると、CC2040307号機。貴重な非流線型のCC204初期型でした。

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