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2015年12月 7日 (月)

JABODETABEKで踏切事故発生。

今週はいろいろ忙しく、大ニュースなのですが、最早速報性のかけらもない、事実関係メモ になってしまいましたが、記録ということで書いておきます。

昨6日朝、ジャカルタのJABODETABEK電鉄環状線、アンケ駅北東側の踏切で、遮断機が閉まりかけている中で無理な横断を試みた(恐らくは反対側車線から)MetroMini と称する小型バス(青とオレンジの奴です)(ジュバタン・リマ=カリデレス間を結ぶ80番路線)が、ジャティネガラ発ボゴール行きの第1582列車、元横浜線の205系8両編成電車 と衝突事故を起こしました。バスが踏切に入った時点で既に約50m手前に迫っていた電車は停車できずこのバスと衝突した後、そのまま約200m引きずってようやく停車した由。
この事故でバスの乗客24名中、18名が犠牲になるという大事故になってしまいました。電車側はスカート部が大きく損傷したものの、人的損害は出なかった模様。
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この事故をトップニュースで伝える今朝の新聞各紙。

閉まりかけた踏切に突入したということで、バス側に一方的に非があるのは間違いないでしょうが、たまたま乗り合わせた乗客としてはたまったものじゃないでしょう。
この遠因としては、当地のバス運行システムに根本的問題があるのではないかと考えるところ があります。当地のバスは、企業体としてのバス会社が運行する我々にとって普通に馴染んでいるものと(主に大型バス)は別に、市内バスの多くにおいて、路線運行権を持ち車両を所有するオーナーから、運転士と車掌が 毎日幾らかを支払って車両を借りて当該路線のバスを運行、売上金(運賃収入)の中から ガソリン代と、オーナーへの車両レンタル費用を支払う(残りが運転士と車掌の手取り収入となる )という形態のものが多く見られます。
これは即ち乗客の多寡が彼らの収入に直結するわけで、例えば企業の終業、学校の終了時間等、多くの乗客が拾える時間帯にはそういった場所の付近に多くの車両が固まって客待ちしたり(その付近で渋滞を作り出すという弊害も)法定定員数を越えて多くの客を乗せたり、少しでも多く往復運行するために無茶な追い越しをしたりといった心理状態に運転士らがなっても不思議ではない部分があります。そのような無茶な、多くの場合道路交通法違反などを含めた不法行為を正当化できるものではありませんが、こういった問題が起こる根本原因としての、“途上国型”のバス運行システム全体を見直す時期に来ているのではないかと思われます。

この事故を受けてアホック・ジャカルタ州知事は、関連メトロミニ路線車両1,600台の運行免許を凍結したとのこと。ただこれは、老朽化した車両が危険であるという理由であり、こういった運行システムそのものに手を入れるといった話ではないようです。

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