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2016年11月 4日 (金)

レーローイン駅(跡)訪問。

ダゴン大学駅からクルマを走らせたのは、レーローイン。と言っても在留邦人はおろか、地元の方でもそうそう知っている地名ではない筈。
ミャンマー国鉄のサイトに掲載されている路線図(かなり古いか、実態を反映していない模様。追って機会を捉えて別稿にします)によると、先程のトウチャンカレーからバゴー方面に数駅進んだDapein駅から北西方向にこのレーローイン(43km地点。ダペインが22.5km地点なので、20.5kmほどの路線ということになりますね。)までの支線が書かれており、先程のトウチャンカレー駅の時刻表にも、1日1往復のこの路線の時刻が書かれているのですが、駅員氏曰く、列車は走っていないとの説明。
ネット情報ではホンの2、3年前までは日本の第三セクター中古のNDCによるこの支線の列車が確実に運行されていたらしいのですが…、
ということで、ここは在留邦人の特権、クルマを使って直接レーローイン終点駅を訪ねてしまおうという次第。

Hlehlawinmap1
ネット地図には一応全線が描かれますが、航空写真で見ても線路が判然としません。

なのですが、そのレーローインという地名自体、相当にマイナーな模様。ただでさえポリゴンや地名表記の少ないミャンマーのGoogle MapやWikimapiaでも現れて来ません。
それでも「大体こっちの方向で・・・」と説明しながら走って貰っている運転手さんが、途中道すがら交差点でたむろしているバイクタクシーの運転手などに聞きながらクルマを走らせたのは、Google mapでDapein(Dabeinと書くものも)駅から伸びる支線の線路のように映し出されているのとは随分異なる方向。
分岐駅ダペインの一つ手前のLay Daunt Kan駅付近から左折して北進し、ヤンゴンとバゴーを結ぶ国道を横切り、更に北側のヤンゴン~ネピドー高速道路もくぐり、更に少し北進したところで右折して東へ。しまいには未舗装のガタガタ道に乗り入れ、10分ほど進んだ小さな集落がレーローインとの事。
そして村人でも駅の存在を知らない人がいる中で数人に聞き回り、工事用の取り付け道路のようなところから高速道路に進入し、Uターンしたところの高速警察隊の事務所、の裏に、そのレーローイン駅はありました。

Hlehlawinroutemap1
MR公式サイトの路線図では、ヤンゴン近郊の北東の方にしっかりと描かれています。

Hlep1240243
しっかりとした形で残っているレーローイン駅舎。

小さな駅舎から一段下がった所にあったホーム…は殆どないのですが、草に埋もれた三線程の線路が、南の方向に続き、ホームの端にはだいぶ掠れかけてるとはいえ立派な駅名標がしっかりと立っています。
こちらを見て近くの家から出て来た老人は、1987年(頃)のこの路線の開通時からこの駅に勤めていた、元駅員だという(帰ってから確認したMR公式によると、この路線の開通は1989.3.27の由)。

Hlep1240244
駅舎“内”も小奇麗な状態です。
 
こういった掲示物が読めるといいのですが。どなたか解読していただけませんか(笑)

曰く、列車の運行は2006年か07年頃までで、蒸気機関車ではなく、ディーゼルだったといいつつ、連れていってくれた駅の北側の隅には転車台があったとのこと、その場所には、草むらに埋もれつつも確かに円形の穴が確認出来ました。DLであれば、付け替えはしても通常は方向転換の必要性はないだろうから、LRBEによる運行だった時期があるのかもしれません。
Hlep1240252
線路側から駅舎を望む位置に降りると、草むらの中にレールが現れました。
駅構内の南側方向。駅名標が残っています。
Hlep1240259

Hlep1240262
国鉄MR的には正式には「HlayHlawInn」と綴るようですね。

趣味の方のサイトの情報や、SNSでいただいたコメントなどによりますと、ヤンゴンからこの支線直通の列車自体の運行は、元駅員氏のいうような10年ほど前の廃止ではなく、1、2年前まで存在し、朝の上り・夜の下りの1往復の列車の乗務員は終端駅で駐泊するような勤務形態だったとの事。
他方で駅周囲の荒廃のぶりはとても1、2年前までNDCが入線して来ていたとは思えない雰囲気です。
Hlep12402661
こちらのお方が元の駅員さん。そして左の空間が転車台跡…写真じゃ見えないですね。

上述の趣味の先輩方も実際にこの路線の列車に乗車されたわけではないようで(軍用路線?が故か、外国人は乗車不可と言われた方もおられるよう)、
ひょっとしたら末期はこのレーローインではなく、手前のどこかの駅までの短縮運行となっていたのかもしれないですね。
もし事実関係にお詳しい方がいらっしゃったら、是非詳細ご説明をいただければ嬉しいです。
Hlehlawinnkuusatsu
Google Earthにて当該地点。左を南北に走るのが高速道路、右手の「+」のあたりが駅跡になるのですが。

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コメント

落花生。様

2013/1/5は初訪緬時で、どこへ行く列車なのかもわからないまま乗ってみたいと頼んで乗車しました。途中にヤンゴン-マンダレー道路の踏切があり、そこで降りれば路線バスでヤンゴンに帰れるので乗車を許可して頂いたようです。

路線図には駅がいつも書かれていますが、殆どフリー乗降で、ダーベインから踏切までの間はIn Taingしか駅らしい駅は見当たりませんでした。車掌から買うとレーローインからの硬券になる全線均一運賃だったのか、補充券が別にあったのか、今思えば気になります。

今後も現地からの情報よろしくお願い致します。

投稿: RBE迷 | 2016年11月10日 (木) 01時12分

RBE迷さま、
初めまして。いつもサイト上で貴重な情報の御提供、ありがとうございます。
(70535の方に別途メールも差し上げておりますのでご確認いただければ幸いです)
レーローイン支線の末期の状況についてのご説明、想像を遙かに超える詳細情報をいただけたことに感謝申し上げます。
また、そのような支線の夜の帰路便に、“途中まで乗車”されていたというのも驚きです。何かご事情がおありでしたか?
車内発券の、通常であれば“補充券”となるものが、駅発券の硬券で代用というのも面白いですね。
これからも宜しくお願いいたします。

投稿: 落花生。 | 2016年11月 9日 (水) 22時15分

はじめまして。
レーローインの駅舎や駅名標を見る事ができて夢のようです。
1-2年前のGoogleEarthではダーベイン駅からレーローイン駅手前の小さな鉄橋まで全線でレールがきれいに見えていました。小さな鉄橋から転車台までは当時も草ボーボーだったようです。
レーローイン線は10年位前にLRBEからRBEに変わり、RBEの休止は2014/1/6~2014/3/3の間です。2013/12/17のRBEはフロントガラスに手書きで「レーローイン」の行先を出していました。
2013/1/5に途中まで乗車していますが、その時の終点がどこなのかは未確認です。車掌はレーローイン発の硬券を持っていました。

投稿: RBE迷 | 2016年11月 9日 (水) 02時04分

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