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2016年11月18日 (金)

夜のヤッサウック支線へ。

シュウェニャウン駅でのこの列車の動きはどうにも複雑怪奇でした。
到着と同時に一番後ろの荷物車からの荷降ろし作業が行われたのですが、そのあとこちらが駅長室で話をしている間に列車は突然動き出してビックリ。慌てて走り出した列車に飛び乗ると、後ろから「まだ出発じゃないよ、慌てなくていいよ」との駅員氏の声。
その言葉のとおり列車は、先ずはここまで牽引して来たDF2010号機が4両の客車を牽引して数百m先で停車し、後ろの2両を切り離したのち、今度はスイッチバック・逆行して4番側線?に入線し、ここでその(前部)2両を切り離して留置。

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シュウェニャウン駅に到着した141UP列車(左)と、付け替えられるDF2005号車。

その間に2番側線から別のDL…同型のDF2005号機が前方へ移動、後ろの2両を置いて身軽になった2010号機が再度前進し、3・4号車の前に連結して1番ホームへ戻ります。
すると今度は3・4号車を置いて前進・スイッチバックして2番側線に入線したのち、前方の2005号機が推進運転で1番ホームに入り、暫くの後動き出す。

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シュウェニャウン駅で、よくわからない動きの入れ替え中の機関車。

そして今度は後退して一旦2番側線に入った後(ここで荷物車を付け替えた??)、再度前進・後退を経て元の1番ホームに戻り、ホームに留め置かれていた最後尾の荷物車と連結し、ようやく4両編成(機関車・荷物車込み)の列車が形成されました。
残った車両は1両目がUpper、2両目がOrdinary。 素人目には、なぜ機関車を同型の他のカマに交換しなければならないかわからないのですが、何らかの事情があるのでしょう。
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シュウェニャウン駅のタウンジー側には、やはり好ましいスタイルの救援車?が。

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灯りも虚ろな小駅に一つ一つ停まりながら、真っ暗な支線を進んで行きます。

そんなこんなで漸く出発出来たのは、定刻の18時になっていました。
出発時点で周囲はも真っ暗。駅を出てすぐに列車は左に大きくカーブして来たに方向を変え、東のタウンジー方面に直進する"本線"を右手に分けていくのですが、こちらも全く確認できず。
この本線、国内第4位、20万の人口を抱える州都タウンジーへ向かうのですが、残念ながら"線路が壊れているので"との事情で長く営業列車の運転はなされていません。相当に急な坂道を登っていくようで、車窓にも期待が持てるのですが。

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1-2配置と言えば豪華そうで聞こえはいいですが、薄汚れたUpper Class車内。寝ているのはMR関係者。

他方でこのヤッサウック方面への支線、早朝4時に終点を出発して今のダイヤでは本線に入ってヤンゴンまで直通、ヤンゴンからはお昼の11時に出発、夜行便で翌日の夜に戻ってくるという、全線3時間程の所要時間ながらも、乗り潰し派にはとても宜しくない、キリラッタニコム的運行形態となっています。
そして夜便はこんな具合でシュウェニャウン発の時点で既に日はとっぷりと暮れ、朝は始発が4時ということで、シュウェニャウン到着直前まで真っ暗という、景色も楽しめない、地下鉄の乗り潰しのような路線です。
それを実際に確認しに来ただけのようになってしまいました。

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21時過ぎ、終点ヤッサウックに到着。

途中、道路沿いとなる区間では多少の街並みが見えることもありましたが、少し外れると車窓は真っ暗闇。全く人口の灯りが拝めない区間もあり、携帯電話も圏外になったりもしました。10箇所ほどの小さな停留所に停まり時折降車客を下ろし… そもそもシュウェニャウン発車の時点で10人ほどしか乗っておらず、存在意義の甚だ低い路線のように思えるのですが。

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曲がりなりにも終着駅、立派なホームに下車客は疎らでした。

そんなある種虚しくもある3時間、に20分程の遅れで21:20頃、終点ヤッサウックに到着。街の灯が見えて来たときはホッとしましたが、数名残っていた乗客と駅前に出ると、タクシーはおろか、バイクも、そして電灯の一本も、ありません。幾人かの乗客は懐中電灯を手に未舗装砂利道の駅前通りを街の方に歩いて行きました。

これは、クルマを回しておいて正解。途方に暮れかねないところ。Googleの衛星写真では、ホテルくらいありそうなソコソコの街には思えましたが。

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駅舎以外に殆ど灯りの見えない寂しい終着駅でした。

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