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2017年1月 2日 (月)

復活カンボジア鉄道の旅。

ちょっと時間が開いて結構なバックデートになってしまいました。

プノンペン駅を出発した列車は左手にボロボロの焼け落ちた客車が残る機関区を見ながらゆっくりと、次第にスピードを上げて走り出しました。
最初の駅…この列車は停車しませんが、それは即ち現在週末のみ運行されているこの観光列車の停車駅、タケオとカンポット以外の駅は全て営業しておらず、廃駅あるいは休止中なわけですが、ポチェントン駅をゆっくりと通過。プノンペンの国際空港は「ポチェントン空港」とも呼ばれているとおり、空港最寄り駅なわけですが、まあ勿論一般列車が運行されていた当時から空港アクセス鉄道として機能していた訳ではありませんが。

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生々しいですね。15年ほど前に乗った時も、こんな感じだった記憶が。

程なく西へ直進するバッタンバン方面への北線を右手に分け、こちらは左へ分岐し一路南へ。左手に貨車と機関車が見えたかと思ったら、Google Earthの写真でも屋根の上に書いてある文字がしっかり読める「Khmer Foods」の貨物駅をゆっくりと通過。
ここまでは良かった?のですが、市街地を出た途端、手元のスマホ…空港で3ドルで買ったCellCardのSIMは全く電波を拾わなくなってしまいました。なので、ちょっと面白そうなものが目についたとしても、現在位置を確認することも出来ません。これは驚いたことに沿線随一の主要都市であるタケオ駅でも同様でした。

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単調な風景が続く中にも、時折水辺の風景も。

郊外に出てしまうと、車窓風景はどちらかといえば単調。田圃か畑が広がる長閑な田園風景。スピードはそれほど出ておらず、心地よい揺れに身体を任せていると、元旦から早起きということもあって次第に眠くなって来ました。
途中2時間少々で最初の停車駅はタケオ。

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最初の停車駅、綺麗に整備されたタケオ駅に到着。

かつて1992年から93年にかけて陸上自衛隊の施設大隊が初めてPKOとして海外派遣された時、道路補修などに従事していた拠点の街でした。私も2000年頃にそのキャンプ跡地を訪問したことがありました。
車内ではハンドマイクを持った乗務員氏がカンボジア語と英語で「15分停車」を告げるので、殆ど全ての乗客はわらわらとホームへ。週末に1往復するだけのこの列車を目当てに地元のおばちゃん達がホームの駅舎側で簡易露店を出して待ち構えてました。

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屋台のおばちゃん達と群がる乗客・・・じゃなくて職員だね、この人は。お客さん優先とかいう考えはないかな?

焼き鳥や魚、野菜などの食べ物、缶やペットボトル入りの飲料、そしてなんだかよく判らない雑貨品まで。皆朝食抜きで小腹がすいて来たのか、乗客だけじゃなく乗務員も結構買っている模様。
程なく汽笛が鳴って出発準備完了か。さあ行きましょうか。

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途中の信号所(多分元は駅)で対向列車と交換。こちらは気動車、向こうは客車列車でした。

タケオを出発して暫く走った後、次の停車駅はカンポット…かと思いきや、貨車や保線車両が並んだホームのない側線を通り過ぎたところで列車は一旦停止。乗務員らが数名わらわらと線路端に下車したかと思うと、後方の側線へのポイントを切り替え、バックで側線へ。
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カンポット駅に到着。こちらも綺麗に整備されてますね。

10分ほどの後、前方から汽笛が聞こえ、ヌルっとしたデザインのディーゼル機関車が牽引する列車が現れ、結構な高速で通過していきました。向こうは気動車牽引のこちらとは異なり、機関車の後ろに客車と電源車、そしてカートレインを連結した編成。しかしお互い案外正確な運行をしてますね。

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どうせ買うんなら、こちらのPNP48候補の女の子たちから買っちゃいますよね。オジサン的には。

あらためて出発した列車の車窓は、やっぱり引き続き畑が広がってるのですが、ところどころに岩山が目立つようになって来ました。中国桂林のような画になりそうとまでは言わないものの、少しは車窓に変化があるといいですよね。あの岩をどう絡めて写真撮ろうかな、とか考えてみたりして。

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駅前食堂でお昼ご飯。左のお茶は、プノンペンのイオンモールで買ったもの(1ドル)。

そして次の停車駅はカンポット。タケオから更に2時間ほどで、こちらでは20分停車とのこと。この駅でようやく携帯に3Gの電波が入って来ました。駅前に出てみると右手に簡易食堂が開店しており、カンボジア人の乗客や乗員がお昼ご飯中。こちらもご飯に2品ほどのおかずをつけて貰ってご一緒させていただこうかな。

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対向の油槽貨物列車と交換。70年代の国鉄型ELの雰囲気?

そうそう、この駅では上り?の油槽貨物列車との交換。牽引するのはアルストーム製の箱型機ですが、先ほどの旅客列車を牽引していたプラスティッキーな中国製ディーゼル機よりは、なんとなく国鉄型電機に近いイメージがあって親しみを感じる顔立ちですね。
そして出発すると程なく左手に海が。海辺の終点シアヌークビルまで一直線に進むのかと思っていましたが、途中3分の2のここカンポットで既に南海岸に出てしまい、残り3分の1は海に沿って西へ進むのですね。

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南部では岩山や峠越えの区間も。池で釣りをする方々、何が釣れるのでしょう?

このまま終点まで進むのかと思いきや、ここから終点シアヌークビルまではちょっとした峠越えもあったりして、これまでよりは多少車窓も楽しめる区間といえるでしょうか。南西方向に突き出した形のシアヌークビル“半島”の付け根を横断する部分になっています。
そして最後、石油備蓄基地の間を抜け、バラックと言っては失礼ながら、住宅街を抜けて終点シアヌークビル駅に到着。7時間半ほどの旅路でした。

車窓や車両の面白みという点ではそれほどのものではありませんでしたが、あのボロボロだった鉄道がここまで復活したというのがポイントですね。
さ、今日はこの街で、シーフードかな。
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終点シアヌークビル駅に到着。やっぱり汽車旅は楽しいですね♪

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