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2017年2月10日 (金)

ターズィー~ミンジャン線に乗る。

明けて火曜朝、昨晩確認しておいたターズィー駅6時発のミンジャン行き111列車。
この駅は鉄道交通の要衝であり、高速道路が通らない街であるため、早朝から駅には大勢の乗客が各方面行きの列車を待っていました。こちらの乗る列車は2番線からの発車とのことで、切符も駅本屋ではなく、ホーム上に設けられた窓口での販売。とはいえ当方外国人はやっぱり窓口の中に招き入れられて身分証を見せての手書き発券となる訳ですが。

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ターズィー駅の2番ホームで出発を待つ111列車、のこちらは見たまんま貨車改造の代用Ordinary客車。長時間の乗車はちょっと勘弁願いたい。

入線していた列車は代用客車3両、Upper1両、Ordinary2両、荷物車の編成。これに発車20分前になってちょうどDF1603ディーゼル機関車が入線して来て連結。ホームには乗客に加えて若干の物売りの姿も見えるものの、朝食になりそうなものはなし。
こちらは1両だけ連結されているUpper車両の切符を買っているのですが、Ordinaryの方は一般客車であればともかく、貨車改造の代用客車の方だとサスペンションもない台車な上、ドアも窓ガラスもない吹きっ晒しで少々厳しい旅路になりそうです。ここ南国ミャンマーですが、早朝夜間は結構冷え込むのです。

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切符の購入は事務室の中に入って。硬券の入った箱、魅力的♪

6時ちょうど、まだ薄暗いターズィー駅を定刻に出発した列車は、ライトアップされたパゴダを眺めながらノンビリと西へ。早起き続きなのでウツラウツラするうちに列車はようやく明るくなってきたメッティーラへ。日本での書籍ではメイクテーラという名で戦記物にしばしば出て来る地名で、先の大戦中には日本軍の拠点でもあったため、日英両軍の激戦地となり多数の犠牲者を出したところだそうです。今でも市内のパゴダには九七式軽装甲車の残骸が保管され、周辺には多くの慰霊塔が建てられているそうです。

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明るくなってきたメッティーラ駅で小休止。

111UP列車はこの沿線随一の駅で一旦乗降扱いをしたのち、出発したかと思いきや、駅構内を出たところの踏切で停車し後退し、再度駅の2番線に入線して貨車一両を切り離し、再度前進と交代を繰り返して1番線に戻り、留置したままの荷物車と再連結して出発準備完了。このあたり、なんで最後尾の車両を切り離すような編成にしておかず、大勢の乗客を乗せたまま入れ替え作業を行わなけれればならないのか、よく判りません。

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メッティーラ市内の湖を渡って走る列車。左手のナガヨン・パゴダの敷地内に、旧陸軍の装甲車(ほぼ破壊された状態ですが)があるそうです。

そのメッティーラから先、市内中心部の大きな湖を橋で渡り、高速道路を程なくヤンゴン~マンダレー間の高速道路をくぐり更に西へ。この付近から沿線は昨日の横断路線と同様の、とまではいかないものの、再び荒野の風景の中へ。

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1日1往復の列車ですが、それなりの乗降客と物売りの方々も。

この路線の開通年については、MR公式サイトのクロノロジー一覧に誤植があるようなので正確に確認が出来ていないのですが、昨日の2路線に比べれば歴史もある路線のようで、戦前の地図に既にターズィー~ミンジャンの全線が開通した形で描かれています。そのため沿線も“比較的”開発されている、ところもある、というところでしょうか。街が先にある所に新線鉄道を通すと、どうしても市街地の外側に駅が作らざるを得ないけれど、この路線では線路と駅があり、そこを中心に街が形成されているのが航空写真や車窓からもよく判ります。
そしてそういった街を結んで道路、舗装された並行道路が既に建設されているため、乗客の乗り降りは昨日と比べても正直多くはなく、車内はマッタリとした雰囲気が漂っているところ。

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インドネシアではどの集落でもモスクがありましたが、ここミャンマーでは住民の寄進で作られた黄金色のパゴダがあちこちで見られます。

途中市街地が形成されていたマーラインの駅では美味しそうな匂いの物売りのおばちゃんが乗り込んできたので、呼び止めて手羽の焼き鳥ともち米のセット(2,000チャット)で朝ご飯に。これが田舎の鶏だから美味しいのはわかるんだけれど、そういう鶏って得てして筋肉質で食べる部分が殆どなかったりするんですが、今日のこちらはお肉も豊富についていて大満足でした。この交渉の時、見かねて?手伝ってくれたのが、英語を話す同乗の職員らしき男性氏。終点ミンジャンからどこ行くの?等と色々話しかけてくださるのですが、当方満腹になったらまた眠くなってしまってスミマセンです。

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左手からバガン方面からの線路が合流してくると、間もなく終点ミンジャン。

そんな車窓を眺めながら走ること4時間、左手に(ネット地図で見て気になっていた)製鉄所?と発電所と思しき一角が近づき、そこへと引き込まれていく現在は使われていないような雰囲気な専用線が合流してくると、程なくマンダレー~ミンジャン~バガンとを結ぶ路線が現れ、分岐駅のサーカー(Sarkhar)、そして次が終点のミンジャン駅です。

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無事に終点ミンジャンに到着。さあ、次を目指しましょう。

先ずはこの駅を通る他の列車の時刻を(次回用に)確認して、朝ご飯が遅かったのでまだそれほどお腹も空いていないことでもありお昼ご飯は後回しにし、駅の南側のバスターミナルから次の目的地を目指すことにします。

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社会主義的な香りの漂うミンジャン駅。右手(南側)に数分歩くとバスターミナルが現れます。

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このターズィ~ミンジャン路線は、一日一往復だけの運行のようです。

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