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2017年2月 8日 (水)

ナッマウ~ピョーブエ路線に乗ってみる。

バイクタクシーで到着したナッマウ(新)駅にはナッマウ駅から連絡が行っていたようで、いつものように駅事務室に顔を出して(外国人用の切符は、通常の窓口では売ってくれず、駅事務室でパスポートや身分証明証を見せて購入するケースが多いようです)次の目的地ピョーブエまでの切符を求めると、「あー、例の人来たよー」的に無線で連絡しつつ、こちらは「なんでナッマウから乗らなかったの?」と、まあ至極当然な質問。まあそうですな。諸般の事情もありまして。

ともあれ切符を無事購入、駅前のご飯屋さんでチキンカレーとタケノコのお浸しでお昼ご飯をいただき、呼ばれるがままに列車・・・元JR北海道のキハ141系の運転席に招き入れられました。ひょっとして監視なのかな?

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ナッマウ(新)駅で出発を待つ元JR北海道のキハ141系。酷暑のこの地で寒冷地仕様のこの車両、運転士から“ヒーター”の必要性を問われました。

さて、そんなわけで運転室に添乗、運転士と助手に挟まれる形でピョーブエ2列車は定刻に出発進行。自由な行動はしにくいのですが、運転士からは運転室内の各ボタンの意味を聞かれたり、おやつにヒマワリの種を勧められたりと友好的な雰囲気でして。
市街地の西側にあるナッマウ(新)からは、市街地の北側をグルッと半周する形でゆっくりと進みながら、途中の踏切で一旦停止し、番屋から出て来た保線作業員を乗せる。あまり通常のルーティーン的な保線とかしている風にも見えない線路状態だけれど、どこか補修を要するところでもできたのかな。

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中央のナッマウ駅から東(右手)に延びるのが今日乗る路線。西(左)方面へは1駅のみ開業、目指すマグウェイ側からも3駅ほど開業しているのがわかりますね。

ナッマウではピィ~バガン本線とX字にクロスして東へ分岐。このピョーブエ~ナッマウ間の路線はMR公式の路線図に掲載されていないことからわかるとおりの新路線で、西側半分、Ywataw~Natmauk間の開業は2013.3.13とされており、ごく最近です(東半分は、Pyawbwe~Yanaung間(約7マイル)が1999.4.9、Yanaung~Ywartaw間(約20マイル)が2010.1.16だそうですから、こちらを含めてもやはりそれほど古い路線ではありません(MR公式の路線図には、ピョーブエからユワトーまでのみが掲載されています。
なので、ユワトーから西、~ナッマウ及びナッマウ(新)までの正確な距離が今は分かりません。追って調べがついたら加筆修正します)。

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何もない荒野を一直線に建設された新路線です。

その現在の終点であるナッマウ(新)駅からは西へ、山を越えてエーヤワディ河岸のマグウェイまでの路線が建設されることになっており、マグウェイ側からも短区間が既に開業しているのですが、駅長氏の話によれば、この区間の工事は昨年ASSK女史率いる新政権になってから、ストップされてしまっている由。
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カラーシン(Kalarshin)駅。有人駅はだいたいこんな感じの雰囲気。

そんな新しい路線にしては、各駅の寂れ具合はどうしたものか。各駅、まあ駅舎もホームもない停留場も多いのですが、多くの駅や停留場にはコンクリート製の短いホームが設けられているものの、もう日本国内の廃線跡のホームのように早くも崩れかかっているところも見受けられるのは。

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レブ(Lebu)駅。折り返し列車もある沿線随一の主要駅。

但しこの路線、車窓風景はそんな些細な事は気にならない程、圧倒的です。沿線は全く未開の地、ではないのでしょう。各駅ごとにそれなりの乗降客がいるのですから、沿線の集落を縫うように走る線路の両側に広がる風景は、朝方のチャウック支線を上回る地の果て感。
乾季ということもあって渡る川には水の殆どないワジ状態の涸河。土は白っぽい黄土色で、一応木は生えてはいるものの、とても農業が出来るような環境には思えない。これはこの地域、生活環境相当に厳しそうです。
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カンター(Kantha)駅。他に交通機関がないからか、大勢の乗客が待ち受けています。

それでも驚くべきことにこの路線、ピョーブエ~ナッマウ間を通しで走るこの1往復の他に、ピョーブエから途中レブ(Lebu)まで1往復(ピョーブエ駅の時刻表にはピョーブエ~ユワトー間のみの時刻表が掲げられていますが)の区間列車も走っています。途中ヨネピンクェッ(って読むのですかね。Yonepinkwetというスペル)駅ですれ違ったその列車は元松浦鉄道のRBE2576でした。
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交換するピョーブエ4列車は、元松浦鉄道のRBE単行。

そして、ヤンゴン~マンダレー間を結ぶ高速道路の下をくぐり、終点ピョーブエ駅の手前でマンダレー本線鉄道との合流地点にある信号で一旦停止した時点で時刻はまだ18時前。ヲイヲイ、これじゃ50分は早く到着してしまいますぜ、途中駅のお客さん、乗り遅れてるんじゃないの…? と思ったのですが、場内?信号で止められたまま、ひょっとしたらこのまま到着したら乗り継げたんじゃないの?なマンダレー方面行きの本線の普通列車を先に通し、更には複線だから待つ必要もない上りヤンゴン行きの特別急行列車の通過までも待ったうえで、結局日も暮れて真っ暗になった終点ピョーブエにようやく到着。
お疲れ様でした。いやあ、スゴい路線でしたね。

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終点ピョーブエには早着… する手前の場内信号?で延々待たされました。

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おまけ。全線を通しで走るピョーブエ1,2列車の時刻表です。この他にピョーブエ~レブ間の列車もありますが、乗り鉄派の方には一応これで要が足りるかと。どなたか3,4列車の時刻を加えていただけるとありがたいです。

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