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2017年4月27日 (木)

DMU稼働を確認する。

対向列車との交換待ちなどで、駅毎に遅れが増していった今日の42DN列車が目的のキンウー(Khin-U)に到着したのはおよそ1時間50分ほどの遅れ、朝の5時40分頃でした。んー。接続列車は・・・私の記憶が間違いで6時発であることを期待しつつ下車し、当方の待ち構えていたかのような数名の駅員に訪ねるに、こちら、モンユワ行きの1日1本の普通59UP列車は当方記憶どおりの早朝5時、定刻に出発してしまったとのこと。さあどうしましょう。
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朝のキンウー駅前。

予定では、この列車でモンユワまで乗り通すのが一つ目的ではあったのだけど、途中、全国でもこの区間のみの運行となってしまっているらしいDMU列車の運転がなされているかを確認することももう一つ目的でした。このDMUとは、先だってより何度か記事にしているLRBEの発展型とでも言いましょうか、語源は勿論Diesel Multiple Unit。
ミャンマー国鉄が2001年から06年に掛けて自社工場(ヤンゴンのインセイン及びここサガインのユワトーン(YwaHtaung)工場にて6編成を製造した気動車で、同じ日野製トラックのエンジンや駆動軸を転用しつつも、LRBEとの大きな差異は、タイヤ駆動ではなくキチンと鉄輪による駆動となっている、立派な鉄道車両だということ(という理解でいいのですかね→詳しい方。鉄輪駆動のLRBEもありましたっけ)。
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キンウー駅構内には、休車中と思しきDMU306編成が。動いてないのかなぁ...

見た限り、片運転台の車両を背中合わせに連結した固定編成のものや、両運転台車両+同じカラーに塗られた付随客車2両程度を連結して走るもの、とがあるようで、6編成全部を確認したわけではありませんが、スタイルは各車ビミョーに異なっているようで、これがまた手作り感があっていい味出してるんですよね。
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駅前食堂で朝ご飯。向かいのカメラは一緒について来た国鉄職員氏。

日本製中古のRBEが席巻しつつある近年、全国で何カ所かあったその運用も次第に減らされ、現在ではこのキンウーを挟んだ一帯、マンダレー~ミッチーナ本線上のシュウェボー(Shwebo)~キンウー(Khin-U)から分岐してイェーウー(Ye-U)、そしてモンユワとの中間ほどに位置する ティンテェインヤン(Tinteinyan)までの間を1往復しているのが唯一だという話を耳にし、これは確かめてみなければならないわけです。
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中間に機関車を挟んだ、不思議な編成が入線してきました。

運転時刻は、早朝ティンテェインヤンを出発、イェーウーで先ほど乗り損ねた59UP列車と交換、ここキンウーでスイッチバックして、この地域の中心都市シュウェボー着、折り返しは午後シュウェボー発でティンテェインヤンに夕方到着してそのまま駐泊、となっています。
ということで、こうなっては仕方が無いので、駅関係者の方からの聞き取りによりますとDMUが運転されているのは間違いないようなので、間もなくやって来るDMU列車をここで捕まえて、シュウェボーまで乗車してみることにしましょう。
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これから托鉢かな? 小坊主が一人駅構内を歩いて行きます。

暫く時間があるので、駅前の食堂で駅員や監視?なのかな。鉄道警察関係者と思しき数名と朝ご飯、その後貨物列車の往来など眺めているうちに、南側から何とも言えないエンジン音を響かせながら、DMU編成がのそのそと入線してきました。生きてるかどうか判らなかったお目当てに出会えて、気分あがりますね。
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1988年川崎製のDD1529号機と並ぶ、DMU302号編成。

早速トリコロール・カラーのDMU編成に近づき、四方八方と車内を激写させていただくのですが、気になるのは工具をもって床下でなにやらガサゴソやって部品を取り外してはなにやら議論している整備関係者のお姿。
出発時間が近づき、さあそろそろ行きましょうよ・・・と運転士さんを見上げるに、これまた悲報。「壊れた。」「今日は無理そう。ここで運転打ち切り。」との由。
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こちら側は4軸車、反対側は5軸車という不思議な構成。
で、気になるのは、車体の下を覗き込んでるメカニックの方々・・・

えーーっ。ここまで来てそれですか。冗談でしょ?そのうち直るんじゃないの? とゴネて見るも、車内に野菜籠などの大荷物を積み込んでいた行商のおばちゃん達が重い腰を上げて荷物を下ろし出しつつあるところを見るに、どうやらホントに運転打ち切りらしい・・・
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DMU車両の車内。LRBEに比べると、大分“普通の”鉄道車両ですね。

あーぁ。動いてるのは確認出来たのに、乗車(物理的には車内には入りましたけどさ)はまたの機会に延期になってしまいました。昨日の夜行が定時運行されてれば・・・。ついてませんね。また早めにもう一度乗りに来ないと、あっさりRBE化されたりしても困るし。
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運転台まわり。ギアレバーがあって、クラッチを踏んで変速するのはやっぱりトラックベースだからですね。

そんなわけで急かされるがままに09:10頃発、35分ほどの遅れのマンダレー行き58DN列車の切符を買い求めて名残惜しいキンウー駅から南隣のシュウェボーへと移動。さ、また来なきゃね。
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そういうわけで、次回用にこのキンウー~モンユワ間の時刻表を載せておきます。
シュウェボー~キンウー間は本線列車、モンユワ方のアロン~モンユワ間は別途記事にする列車の運行があります。

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コメント

走行シーンは撮影されていないようですね。残念。

投稿: RBE迷 | 2017年5月18日 (木) 20時43分

RBE迷さま、
どうやら始まりましたよ。LRBE36号機の逆向き走行。
http://mukashiimatetsu.blog.fc2.com/blog-entry-2835.html

投稿: 落花生。 | 2017年5月17日 (水) 01時16分

何と!
客室側先頭で本線走れるとなると、D1Bとの違いはブレーキだけですね。
これまでLRBE36の客室側先頭の写真が無かったのは、誰も遭遇していなかっただけなのでしょうか。(ナッチャウン行きをLRBE36が代走した場合は、普段転車台回しているから36も回しているかもしれない。)
ブログ楽しみです。

投稿: RBE迷 | 2017年5月 8日 (月) 20時26分

LRBE36号機、そうですよねえ。そう思います。そう思ってました。
ところが、先日御訪問された方曰く、このLRBE36号機が転車台で方向転換する事なく、客室側を先頭にして、ハンタワディーからカレイミョまで走ったというのです。まさか転車台のある駅から、わざわざ"バックギア"のままそれだけの距離を走るとは思えないのです。
近くネットに写真が上がってくるものと思われますので、乞う御期待!ということで。

投稿: 落花生。 | 2017年5月 8日 (月) 15時30分

こんにちは。
あれは40Dnでしたか。同じような編成かもしれない44Dnも見てみたいものです。
特殊なLRBE36を忘れていました。D1BとLRBE36の違いは、逆転機の有無とブレーキです。
D1Bには逆転機があり、転車台不要。ブレーキは自動車用のペダルではなく機関車用のブレーキ弁が付いています。

車体はLRBE36と同じ形だけどゴムタイヤのLRBE43と、LRBE最終形態のボギー車LRBE77が載っています。http://www.geocities.jp/asianorimono/my.htm

投稿: RBE迷 | 2017年5月 8日 (月) 14時51分

RBE迷さま、
全く今回は泣かされました。なんか私悪いことしました?という気持ちです。
ともあれ、それは次回の楽しみにしつつ、
DMUと鉄輪LRBEの違いについてのご見解ありがとうございます。もう一つ、LRBE36号(他)とD1B-300というそっくりな組み合わせがカレイミョでは現存ですが、D1Bもトラックのように手漕ぎの変速機・クラッチなどが付いていたという報告を伺いまして、この違いももしお解りだったらご教示いただくか、ご見解ご披露いただいても宜しいでしょうか。
あ、微妙な混合列車は北から下って来ましたので、40DNではなかろうかと。

投稿: 落花生。 | 2017年5月 8日 (月) 01時28分

こんばんは。
生存確認誠にありがとうございます。今回は不接と車両故障のダブルとはご愁傷様でした。
不思議な編成の列車はローカル感漂う微妙な運行区間の39Upでしょうか。

鉄輪のLRBEはDMUデビューよりも後に開発されたようで、YUG製のLRBE68-69はDMU304と、LRBE72-73はDMU305と同じ年です。
YUGの案内に出てこないのでISN製だと思いますが、LRBE74(https://flic.kr/p/fJSEwK)以降になると車体がDMUと同一の大型になり、LRBE76(http://www.remus.dti.ne.jp/~icoyan/rgn/rgn.html)は写真を見る限りでは前後ともボギー台車で大変立派です。

こうなるとDMUと鉄輪LRBEの違いは何なのかという事になりますが、違いは「貫通ブレーキの有無」ではないかと思われます。DMUはT車にもブレーキが付いており、細いホースで繋がっています。

投稿: RBE迷 | 2017年5月 7日 (日) 22時01分

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