« 地方のバスも面白い。 | トップページ | パコック~カレイミョ路線(南半分)に乗る。(前ふり) »

2017年4月29日 (土)

「千の菩提」支線に乗ってみる。

モンユワのバスターミナルまでは2時間40分ほど。今日はこのモンユワから南東に延びるボディタタウン(Bawditahtaung)までの支線に乗ってみることにします。
この「千の菩提」を意味する村は黄色いガイドブックにも掲載されている有名な観光地で、130mの高さの巨大な仏像と111メートルとやっぱり巨大な寝仏像、更にはその一体に広がるおよそ1万体とも言われる仏像で有名な宗教的観光地ですね。
Yp1280703
大きな立像と足元の寝仏、金色に輝くパゴダ、右手(見えませんが)に建設中の大仏様。

モンユワから路線バスはないようなので(トラックバスくらい走ってるのかも知れませんが)、バスターミナルで案内してくれた多少の英語を話す三輪タクシーのおっちゃんに乗せて貰ってこの街へ向かいました。
Yp1280686
こちらは手前のタウンボッデー。裏手にまわると駅があります。

途中、こちらも58万体(!?)の仏像があるという、尖塔がニョキニョキと生えた不思議な姿のタウンボッデー寺院(Thanboddhay)に立ち寄りつつ、千だか一万だかの座像の森にも小休止しつつ、巨大立像の方に行ってみれば、右手の方にはこれはまた巨大な大仏様を建設中と来ましたか。この国の宗教法人(?)はかなり懐が豊かなようですね。
Yp1280700
ボディタタウンの名前の由来になった、多数の仏像の広がる園地。

立像の方は、33階建てのビルの高さで中に入って上に登れるらしいですが、そのあたりは下から眺めるだけで十分な当方、門前町の食堂で通常の倍はした観光地価格のレストラン(といっても550円くらいのものですが)で遅めのお昼ご飯の後、未舗装の道を数分歩いて鉄道線のボディタタウン終着駅へ。
Yp1280712
表参道?から北側に歩いて数分、ボディタタウン駅が現れました。

こちら、駅掲示の時刻表には、モンユワ1~4までの列車番号を振られた2往復の列車が記載されており、最近までこの朝夕2往復の運転があったようですが、現在はモンユワ(起点はモンユワ市街地北方のアロンという駅)を朝出てボディタタウンに着き、夕方モンユワに戻るという1日1往復の運行になってしまっています。即ち運転手・車掌は半日当駅で昼寝して過ごすわけですな。
Yp1280718
運用に入っているのは、RBE2587(キハ141-12)と5049(キハ142-12)のペア。

 切符を求めるといつものように事務室内に招き入れられ、程なく15時40分の出発時間。することがなかったために手持ちぶさたなのか、10分ほど前から駅員も乗務員も「やっと時間だ」的に準備を始め、暫く前から乗り込んできていた十名ほどの乗客を乗せ、今日も列車は定時出発です。立派と言って良いのかどうか。出発する列車の後ろには例の立像が聳え立っていますので、これを絡めて撮影するのは定番なのでしょうな。
Yp1280723
車体は沿線の木に打たれてか、塗装はボロボロ。

車両はJR北海道のキハ141系RBEの2連。開業当初はキハ52が運用に入ってた時代もあったようですね。今はこの南国で寒冷地仕様車なわけですが、今日は幸いにもそれほど暑くなく、全ての窓、乗降扉に貫通扉まで開け放って換気に努めているためか、動き出してしまえばそれほど暑さは感じません。
Yp1280727

有人駅の駅舎内には、このように駅内配線・信号図が掲示されています。

1704_mywbdtt_ttb
この路線の時刻表も載せておきますね。再開に期待して、運休中の列車分も。

 この路線は2010年1月に開業したばかりの新しい路線ではありますが、線路状態は相変わらず、保線がなされている云々の前に、線路の下に殆どバラストというものが敷かれてないのですから、乗り心地なんてあったもんじゃぁありませんが、ゆーらゆーらと揺れながら列車は進んでいきます。
Yp1280733
開け放たれた後方貫通路からは、巨大な仏様がずっと見えていました。

 小さな無人停留所に停車した後、技術大学(Monywa  Technological  University)駅へ。乗務員氏曰く、普段は学校の授業が終わって学生が皆この列車に乗ってモンユワに帰るんで満員になるんだけど、今日は試験期間が終わっちゃったんで学生はお休み、だから誰も乗らないんだよねー、との御説明。なるほど、朝夕の通学路線だったのですね、これ。ボディタタウンへの観光路線ではないわけだ。Yp1280746
タウンボッデー駅… あれ、駅名表記違ってます?モニン…?

 その次の停留所は先ほどのタウンボッデー寺院の裏のThanboddhay停留所。やはり観光客の乗降無し。まあ1日1便じゃね。皆借上のクルマや観光バスで来てるみたいだし。
Yp1280748
見られてるから? 運転士さんは生真面目に運転中。

そして牛の臭いが漂ってくると本線と合流し、程なくホームに咲き誇る紫色の花が綺麗なアウンター(Aungtha)に到着。その後マンダレー~モンユワを結ぶ本線に入るも、速度はそれほど上がらず、そのままほぼ定刻少し早め?の16:50頃にモンユワに到着。
 列車はこのまま市街地北部のアロン(Alon)まで行くようですが、当方はこちらで下車。線路沿い駅近くの(Agodaで)21ドルのホテルに一旦チェックインし、昨晩の夜行列車の疲れを落とすべく、休憩、シャワー、充電などなど。
Yp1280758
紫色の花が咲き誇る(写ってないけど)アウンター駅で本線と合流。

 ところでこの支線、国鉄MR公式の路線図や、Wikiの「List  of railway stations in  Myanmar」に掲載されていないため、路線距離を確認出来ていません。どなたか詳しい方、ご教示戴けると嬉しいです
Yp1280766
モンユワ駅の構内には韓国製簡易客車?RBT2両が留置中。

Yp1280769
モンユワ駅に到着。小休止の後、今宵の宿?アロンまで最後のひとっ走り。

|

« 地方のバスも面白い。 | トップページ | パコック~カレイミョ路線(南半分)に乗る。(前ふり) »

コメント

御説明ありがとうございます。
モンユワからではなくて、アウンターからの距離が公開されていたのは幸いでした。
分岐点が信号場扱いになっていて、此処からの距離が設定されているのでなければ、(私自身の日本国内や他国での計算と同様、)事実上の合流点からアウンター迄は、近くを走っているだけの別線と整理して、ご教示いただいた5.25マイル、8.45kmを採用させていただこうと思います。

投稿: 落花生。 | 2017年5月10日 (水) 18時59分

こんにちは。

Aungtha~Bawditahtaungの新線区間は開通当時の新聞によると5.25マイル 8.45kmです。
リスト未掲載のAungthaはThan Bo Dwe Mo Nyin 450 3/4から600m程モンユワ方にある新駅なので、マイルは450.75+0.37で約451.1でしょうか。
Alon~Aungtha~Bawditahtaung「モンユワ環状線(環状線と言っても京浜東北線みたいなもの)」全線だと約13.4(本線上の停留所に各駅停車)+5.25(新線)=18.65マイル 30kmになります。

ここはキハ52時代で既に1日1往復に削減されていました。観光にも一応使えるダイヤ・立地なのが幸いです。

投稿: RBE迷 | 2017年5月10日 (水) 14時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/200655/65258954

この記事へのトラックバック一覧です: 「千の菩提」支線に乗ってみる。:

« 地方のバスも面白い。 | トップページ | パコック~カレイミョ路線(南半分)に乗る。(前ふり) »