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2017年9月17日 (日)

マンダレー環状線を行く。(プロローグ)

翌日曜朝は朝4時起床。するのには当然わけがあって、マンダレー駅04:45発、1日1本の列車が今日のお目当てです。列車は、何処行き・・・と言えば良いのだろう。窓口ではなく、1A番線だったか、0番線的な位置(駅舎に面した1番ホームの南端の左手側に切り欠かれた短いホーム)に設けられた小屋のような切符売場で終点までの切符を売ってくれたので、マダヤ行き、でいいのでしょうね。
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朝4時半、出発を待つ環状線の始発兼最終列車。

この列車、“マンダレー環状線”を走る1日1本の朝の列車です。
地図を見るとわかるのですが・・・ ガイドブックの市内中心部の地図ではなく、ネットの衛星地図の方がいいかな。南のヤンゴン側からマンダレー市街地に入ってきた線路は、マンダレー駅の北方の王宮の手前で唐突に途切れています。そしてその先、王宮の北側、四角いお堀の左上の79番通り付近に、か細い線路を見つける事が出来ると思います。ここがThaYeZe(タイーゼィ)と称する、現在のマダヤ支線の“起点駅”になります。
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マンダレー駅の1A番ホーム(だったかな)からの出発です。

この両区間は、英国時代の古い地図によると、王宮の中を通って繋がっていた時代があったようですね。勿論その時点でこの地域の王政は倒され、英国植民地政府のもとで、植民会社が線路を引いたのでしょう。ネット情報によると、その政府系Burma Railways Co, Ltd.ではなく、民間の私営鉄道会社がこのマンダレーから北郊のマダヤまでの鉄道路線を建設したのだそうです(そのうちきちんと勉強します)。
Mdp1300157
次第に明るくなってきました。

それがその後、恐らく社会主義政権下か軍政時代か、元の王宮内に軍が駐屯するようになり、その中を通っていた線路が廃止になり、孤立してしまったタイーゼィ~マダヤ路線と本線とを結ぶべく、タイーゼィの一つ北側のOh  Bo(オーボー)駅から東に分岐し、マンダレー・ヒルを北側から東側に回って南下、市街地の東側を半周する形で市街地南方へ、マンダレー~ラーショー路線のThoeGyan(トー・ジャンでいいのかな?)に合流、MyoHaung(ミョー・ハウン)でマンダレー本線に合流して北を向き、マンダレー駅へと線路は繋がっています。図で見れば一瞬でわかりますな。
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その建設経緯(想像)からわかるように、この“マンダレー環状線”は、車両の送り込み回送用の色合いが濃く、環状ルートでの乗客は殆ど想定されていないと思われるわけで、実際運転されている列車も、マンダレーからタイーゼィに着いた後、マダヤ行き始発列車となる列車と、マダヤから夜タイーゼィに着いた最終列車をマンダレーに戻す列車、の早朝夜間の1往復のみになっています。
朝の列車は暗い未明の出発、夜の列車は日も暮れた後の運転という事で、車窓は殆ど期待できませんが、旅客営業列車が運行されている以上、乗らないわけにはいきません。
そんなわけで前置き長くなりましたが、機関車次位にOrdinary客車、代用客車数両を挟んで最後尾にまた普通客車という編成は、定刻04:45、マンダレー駅から南に向かって出発です。

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コメント

マンダレー市内の鉄道は1990年代に最も発達したようで、その頃に製作されたと思われる地図には、現在も存在する線路以外に、王宮内を通るマダヤ線から軍地施設への引き込み線や、マンダレーヒルの南側を通る環状線が描かれています。

「マンダレー環状線」の名称は廃止済のマンダレーヒルの南側を通る環状線のもので、現在も存在する線路は「マンダレー環状線の残存部分」+「タイーゼー線」ではないかと思われます。List of~では全区間「タイーゼー線」となっていますね。

投稿: RBE迷 | 2017年11月 8日 (水) 21時54分

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