« 2018年3月 | トップページ | 2019年1月 »

2018年4月14日 (土)

ティンジャン特急の旅。

ヤンゴン駅を出発した5UP列車は、窓を殆ど閉め切った一方、西陽の直撃を受けつつ、先日一駅ずつ訪問してみた小駅を駆け抜け、バゴーへ。ここでも前後の車両に多少の乗客有り。恐る恐るホームに顔を出してみましたが、水の掛け合いはやっていないようなので、意を決して売店に小走りに向かって飲み物を購入。
Timg_2810
バゴー駅に到着。水掛けやってないのを確認して、ホームへ。

発車後暫くして、マダウ支線の始発駅として、そして蒸気機関車やLRBEの塒として有名なピュンタザを、殆ど停まるかどうかという徐行スピードで通過。そのピュンタザを出て程なく、車内を幾つもの箱に満載したプラスティック容器入りの弁当を抱えたスタッフが急ぎ足で後ろの方へ向かって行きました。そしてニャウンレービンを通過して程なく、当方の手元にも弁当の袋が届けられました。

これ、先ほどバゴー到着前にメニューを持った職員が巡回、夕食の注文を取りに回ってきたので、当方も一つお願いしていたのですが、どうやら「通過駅」のピュンタザで積み込んだらしいのです。編成の中間部にあるこの車両の更に後ろへ4つほど箱が運ばれていったので、全車両では7,8箱ほど積み込んだと思われますが、停車せずにそれだけの弁当箱を積み込むって、ちょっとタブレット交換並に見応えあるのかもしれません。見とけば良かったな。そして当方は今日はタミンバン(中華丼風のぶっかけご飯:Ks.2,000)を頼んだのですが、何種類かの食事を間違いなく各乗客の座席に届けるシステムが確立?しているのも立派立派。
Timg_2813
席まで届けられたタミンバン弁当。2,000チャット也。

ようやく夕暮れ迫ろうという頃、列車はタウングーへ。ここで半分ほどの乗客が下車。空港から離れたこの街では鉄道の需要が高いようで。ここまでの停車・通過駅で派手な水掛けが余り見られなかったので、油断して窓を開けていた後方の座席に窓外からホースで水が浴びせられ、悲鳴が上がる。こちらには飛沫がかかった程度ですが、アッパークラスで帰省しようという人にとっては、やっぱり濡れるのは迷惑ではあるのでしょうね。

そして列車はネーピードー市街地の南のピンマナに停車し、首都ネーピードー駅へ。半分以下に空いた車内で席を移動して寛いでいたら、到着前に車掌から元の席に戻れと言われたのですが、巨大なガランとしたそのネーピードー駅で、恐らくは中央官庁勤めの役人でしょうか、また大勢乗り込んできて車内はまた満席になりました。コンピューター発券が導入されておらず、台帳に手書きで販売している座席指定券ですが、それなりに機能しているみたいですね。

Timg_2757k
今回の切符は、お馴染みのこのスタイルの常備券。

当方の今日の下車駅ターズィーには、未明の2時過ぎ、ほぼ定刻に到着。十数名ほどの下車客が立ち去った後、落ち着いた頃を見計らって駅員氏に色々と質問・・・ するのですが、
このターズィー駅と少し南のピョーブエとを結ぶRBE列車(数年前までは本線上を走るLRBEだった)の時刻が、わからないんです、これが。紙に書いた時刻表もなく、駅にも掲示も無し。そして同じ駅の3カ所で(セカンド・オピニオン的確認のつもりで)尋ねた回答がそれぞれ違うって、一体どういうことですか! 最初の人など、DWが所要4時間、UPが所要1時間なんて紙に書いて、全くおかしいと思わないらしいのです。少し位の差であれば、途中通過列車待ちとかを確認出来れば納得できるのですが。
どうやら一番信頼性が高そうな情報としては、ターズィー朝06:00発、ピョーブエ昼12:00発らしいのですが、所要時間はDNが3時間、UPが2時間、その差はDNは急行列車の通過待ちがあるからだ、との説明もありましたが、朝6時のDN列車が追い抜かれそうな急行もないし、もう一度ピョーブエにも行って確認しないといかんかねぇ。
Timg_2826
ターズィー駅に到着したティンジャン臨時急行から下車する乗客の方々。

そんなこんなで埒があかないまま、4時過ぎになって1本のUP列車が到着してきました。ホームに出てみると、前後に計4両のOrdinary、8両のUpperに加え、編成中央部には若干古いながらも2両の寝台車(Upper Class Sleeper)まで連結されてます。

これ何?と駅員氏に尋ねると、「ティンジャン・アトゥーヤターだ」と仰る。あれ、ティンジャン臨は昨晩12日ヤンゴン発で終わり、後はティンジャン最終17日の帰省からの戻りまでないんじゃなかったっけ。こんな、寝台で横になって来られるんなら、座席で来て2時に降りなくても良かったのに。こないだヤンゴン駅南の切符売場で買おうとした時は「ティンジャン・アトゥーヤターは12日まで」って明示的に言われたんだけどなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月13日 (金)

ティンジャン小旅行(出発まで)。

 今日からティンジャン(水祭り)の5連休です。ミャンマーの方々にとっては盆と正月が一度に来たような年中最大のお祭りです。近隣の上座部仏教国、タイやラオスでも同じような水掛けをして“新年”を祝いますよね。
Tp1200622
今年の水掛け祭りの模様(参考w)。

 従来はミャンマーでは10日ほどの大連休となっており、我々外国人にとっては年間休日(日本の休日と同じ数)の大半をここで消化してしまう一方、民族大移動の帰省シーズンでもあり、ヤンゴンのような大都市の大規模モール・スーパーやレストランなども殆ど閉店(一部高級ホテル内の店のみは例外的に開店)してしまうし、国内移動の切符やホテルは悉く埋まり、更に長距離バスや列車が運休になったり間引かれたりということもあって国内旅行もままなりません。
30571597_1664654826956855_911319020
ティンジャン期間中のRBE列車の運休を伝える当地英字紙GNLM。

 よしんば旅行できたとしてもそこら中で水を掛けられまくる訳で。ミャンマー人も所得向上に伴いホワイトカラーの中流層でもLCC等を活用して近隣国への海外旅行を楽しむことが出来る層も増えつつある中、国際線航空券もこの時期は高騰するし、ヤンゴンを出るも地獄・留まるも地獄と言っては大袈裟ですが、まあそのような時期ではあります。
30571797_1665832896839048_503448357
ヤンゴン駅南(さくらタワー向かい)の長距離列車切符売り場。連休直前にしては、それほど混雑してないですね。

 これが、昨2017年のティンジャン1か月前になって直前、長期間の経済活動の停滞を問題視した政府により、この連休が5日に短縮されるというお触れが出され、かなりの混乱が見られました。もう、帰省や旅行の航空券を購入してしまった人も多く、止む無くその後、休める人は休んでいいなどという妥協案が出されて有耶無耶になり、今年からはあらためて正式に連休は5日間になったわけです。

 さてどうしようかな。当方の職場でも休日当番待機があるので、5連休お出掛けは出来ず1泊2日まで。往復300ドル(LCC最安値の3倍)も出して1泊2日でバンコクやKLでもないしな・・・ ということで、夜行日帰りでお出掛けする事にしました。
Ybp1240938
別の機会ですが、同じ“チャイニーズ・トレイン”の回送。機関車はDF1200(アルストーム製)ですね。

 ではどこへ行きましょうか。
 事前に、アウンミンガラーの高速バスターミナルを訪問して聞き取りしてみたりして驚いたのですが、この民族大移動の時期、都市間長距離バスも帰省用に増便されたりするのかと思いきや、12日の夜行便までが走り、13日~17日までは殆どの長距離路線が運休です!と各社とも平然と仰る。皆どうやって田舎に帰るというのでしょう(それ以前に自主的に休んで帰る人が多いとのこと)。
30595234_1665832866839051_760995450
一部長距離列車の運休(右下)と、ヤンゴン~ネーピードー~マンダレー間の臨時列車の運転を伝える新聞記事。左上のはネーピードーに勤務する方用の「公務員特別列車」。

以下、FBに投稿した記事ですが、再掲しておきます。

>>
ウェンダン・アトゥーヤター(公務員特別列車) 運転日・時刻
4/12 NPT 20:00 -> 04:50 YGN
4/17 YGN 20:30 -> 10:55 MDL

往復で運転区間が違うのが気になりますが、そこはまあ運行上の事情とかあるのでしょう。下記のティンジャン臨の11日のMDL->NPT便の運用と繋がってそう。

以下はその“ティンジャン臨”。キハ40系列が運用に入った一昨年とは異なり、今年は全て客車列車での運行のようです。

4/10 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/10 MDL 18:15 -> 08:20 YGN
4/11 MDL 14:00 -> 19:50 NPT
4/11 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/12 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/12 MDL 18:15 -> 08:20 YGN

4/17 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/17 MDL 18:15 -> 08:20 YGN
4/18 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/18 MDL 18:15 -> 08:20 YGN
4/18 MDL 19:00 -> 09:05 YGN
4/19 MDL 18:15 -> 08:20 YGN
4/20 YGN 16:00 -> 06:00 MDL
4/20 MDL 18:15 -> 08:20 YGN

そして以下はご注意情報。以下の列車は、14~16日までの3日間、運休だそうです。これに加えてRBE列車は全部運休と思った方がいいらしいみたいですから、この時期は撮り鉄に加えて乗り鉄も随分しづらい時期になりそうですね。

ヤンゴン~マンダレー間の5UP/6DN
ヤンゴン~モーラミャイン間の35UP/36DN
ヤンゴン~ネーピードー間の7UP/8DN
ヤンゴン~バガン間の61UP/62DN
ヤンゴン~ピイ間の71UP/72DN
マンダレー~ミッチーナ間の37UP/38DN、57UP/58DN

>>

 更に上述のとおり新聞報道によると、長距離列車も一部運休便が出る他、ヤンゴン近郊や地方部のフィーダー輸送を担うRBE気動車列車もその殆どが運休になるのだそう。水掛けられてディーゼルエンジンが調子悪くなるのを避けるためだよ、と茶化す邦人の方もいましたが、当たらずとも遠からずといったところかもしれません。

 ですので、当方が汽車乗りに出掛けるにしても、そこの車両運用まで考えて行先を選定しないと、行ったはいいが1日1本の列車が運休になっていた、なんて目も当てられない自体も想定されるわけです。

30698584_1668848343204170_760134800
ヤンゴン駅1番ホームで出発を待つ5UP列車。機関車も青緑塗装機があるようですが、今日は赤青の大連製DF2000型機でした。

 というわけで少々思い悩んでみました。
 当地での長距離列車の指定券の前売りは原則3日前からなのですが、その前日・4日前にヤンゴン駅の切符売場の事務所を訪ねて申し込んで、翌日購入出来たのが、今日のるマンダレー行きの特急5UP列車のUpper Class席。
 御覧のとおり、他のミャンマーの客車とは一線を画するデザイン・青と緑のカラーを纏った中国中車(青島四方)製の"チャイニーズ・トレイン"って奴です。2016年投入の新車ですが、エアコン無し、寝台車も食堂車もありません。
Cimg_2793

 いざ乗車してみると、あてがわれた席は車端部の壁の前のA9席。民族大移動のこの時期、外国人枠なのかな、取れただけでも良しとしましょ。
Cimg_2799
アッパークラス車内。流石に全車満席のようです。

水祭りの水の掛け合いは、連休初日の今日は15時からというルールがあるらしく(?)、時折子供達がフライングで水掛け始めてるくらいで、この列車の出発前は街は平穏、ながら、皆さんこれから始まる大イベント前にワクワクしているようです。
Cp1200374
目の前の壁にはこの列車の路線停車駅図、CCTVカメラ等が備えられています。

 他方、こちらの列車は車掌の指示で投石ならぬ放水避けに窓を閉めることとなり、車内の暑いこと! 
 普段であれば走り出せば涼しくなるのですが、今日は思いやられそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 8日 (日)

出張終わり。晴れ晴れ。

1週間の出張、2年前の出張の時と同じホテルの同じ部屋だった仮事務所の前の同じソファで仮眠したりしながらも、事故無く、御目玉食らうこともなく無事に終了。打ち上げの乾杯も出来ないまま慌ただしくヤンゴンに戻ります。30261666_1663537240401947_917591246
“ラオスの凱旋門”、パトゥーサイ。

30261178_1663537247068613_210399879
夕暮れ時のメコン川。ホッとする一息。

観光したりする時間はまあなかったわけですが、メコン川の夕陽をチラリと見たり、市内では凱旋門パトゥーサイを眺めながら仕事が出来たり、2年前のASEAN首脳会合の際にエラい目に遭った国際会議場も外から眺めて感慨に浸ったり、ベトナム戦争の時の不発弾被害者支援センターを見学したり、トンルン首相の親族が道楽で?経営しているという高級ラオス料理レストランで慌ただしい食事をしたりすることが出来たのは幸い。
30262050_1663537140401957_906641434
これは空港路線ではない京都市バス。いすゞLVも入ってました。

Vimg_2613
このタイとの国際路線用のいすゞガーラも京都市マーク入りですね。

30515601_1663537153735289_344780521
こちらは昔ODAで新車で入れたタイ・いすゞ車ですね。

中心部の街並みは2年前と変わらず小綺麗な、爽やかな雰囲気で変わらずでしたが、他方で大型ショッピングモールが出来たり、中国の進出も益々激しいように見受けられました。

Vimg_2719
中国資本と思しき巨大なショッピングモールも出現。

Vimg_3217
メコン川近くの旧市街地のメインストリートの雰囲気は今も変わらず散歩したくなるような道でした。

帰路は13:20発のTG2571便、系列LCCのThai Smile運航でそちらの便名はWE571便とのこと。

LCCとはいいつつも、預け荷物は20kgまで無料、機内食に至っては、往路のTG便よりもまともなものが出されて驚きでした。こっちの方がいいんじゃん?
30441456_1663555690400102_164012374

Vimg_2748

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 2日 (月)

今度はビエンチャン出張。

今日からまた1週間の国外出張。今回の行き先はラオスのビエンチャン。昼まで仕事して、前回と同じ15:20発のPG708のA319機でバンコク経由での出発です。

29792290_1657403494348655_415589721
ナローボディ機だったらBKK沖留めはまあわかる。

29790204_1657403467681991_751778916
タダのエコノミーでも、PGは短距離線にしてはまあまあの食事を出すもんね。

今回は、当初予定を組んでいた昼のTG便(系列LCC会社のThai Smileによる運行)がキャンセルになったとの連絡が暫く前にあり、急遽このPG便に変更になったのでした。

席はプレミアムエコノミー席のすぐ後ろの4C。男性客室乗務員が「ウェルカムドリンク如何ですか?」と仰るので、アップルジュースを頼む。数分後、「お客様はプレミアム席でないので、サーブできません。すみません。」知ってるよ。ちょっと期待しちゃったよ。このPGのプレエコ、他社のビジネスクラスとかと違って席はB,E席がブロックされて空けてあるだけで座席自体はエコと同じなので間違えちゃったんだよね。

30261567_1663536917068646_744415704
しかしA330で沖留めってどういうことよ。軽く見られてるなぁ、ビエンチャン線。

PGはエコでもBKKはラウンジあるし、わざわざ高いお金払って乗るほどのモノとは思えないので乗ったことないのだけれど、後ろから見てると、食事は陶器製トレイでサーブされたり、降機時のランプバスがエコノミーとは別の専用車だったりと、色々差別化をしようとしてるんですね。
30412121_1663536933735311_753439215
これでレガシーキャリアの機内食だからなあ。ホットミールっちゃあそうだけどさ。

17:20着のバンコクでは2時間ほどの待ち時間の後19:35発のTG574に乗り換え。このビエンチャン線、単距離だしB737かなんかかと思いきや、バスで連れていかれた先には大型のA330。しかも、満席ではないけど、それなりに乗ってます。BKK-VTEって、1日20往復近くあるヤンゴン線(DMK含む)と比べると、圧倒的に本数少ないんですよね。
シートTVもついていて日本の映画も入ってたので早速見てみようと思ったら、「この1時間の短距離路線ではイヤホンは貸し出しません、御自身のものをお使いください」だとのこと。そんな、飛行機のイヤホンのジャックって2ピンの特殊な形してるじゃないですか。そんなの持ち歩いてる人いないでしょ。

 

Vimg_2631
ヴィエンチャン空港のリムジンバスといえば、この京都市バスですよね(別の日の昼間に撮影)。

仕方ないので、BGMなきまま英語字幕を追いながら見てみましたが、疲れるよ、これ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年3月 | トップページ | 2019年1月 »