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2018年4月17日 (火)

水掛け(られ)列車の旅。

ターズィーを定時に出発したほぼ満席のシュエニャウン行き141UP列車は当初は平野部を、そしてピョーブエからの現在は定期列車の走らなくなった短絡線と合流するパヤンガズ(PaYaNgaZu)を過ぎたあたりから列車は次第に上り勾配に差し掛かります。
次のYinMaPinのホームでは、お祭りの御振舞いなのか、乗客らに魚のスープが振舞われており、車内の当方にもお裾分けが回って来ました。
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インマピン駅のホームに一時下車して振舞われたスープをいただく乗客ら。まだ水掛けもなく平和な朝です。

そして日が昇って次第に暑くなってきた10時頃から、当初は「それほどでもないじゃないか」と思っていた、各停車駅のホームや駅到着直前の水掛けが次第に過激化してきました。駅でホームに降りた客、買い物客に小さなお椀で水を掛けるのに始まり、途中からは水鉄砲が登場、そしてこの列車に到着するのに合わせてドラム缶に水を溜めておいたのを補給基地にして、バケツで盛大に、わざわざ閉められていないドアや窓を狙って、勢いよく水をぶっかけてきます。
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さあ、始まりましたよ。各駅で。駅に着く前から。

最初の被害者は、通路を挟んで反対側の進行方向向きに座っていたお姉さん。ウツラウツラしていたところにいきなり顔面に直撃です。そしてこちら側のボックスの向かい側の恰幅のいい老夫婦にバケツ一杯分。以降、到着駅が近づくと窓を閉め、出発して暫く時間が経ってから開ける(閉め切っていると暑いので)の繰り返しですが、どうしても遅れる方々が標的に。
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最初のスイッチバック駅はその名も「ジグザグリバース」(ミャンマー語表記は、パタマルントー)。

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左手下方に先ほど通って来た線路を望みつつ、もう一回方向転換して機関車が前方に。

厄落としの意味もある窓なので、水を掛けられても喜ばなきゃいけない、怒ってはいけないということで、皆さん平静を装ってはいるものの、どうやら内心少々たまらんな、な雰囲気。
その水掛がピークに達したのは2回あるスイッチバックの折り返し駅のあたりでしょうか。
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2回目のスイッチバック駅HkyweYok。ホームには大量の水が。カメラを守りながら写真撮るのに命懸け?

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2回目のスイッチバックは規模が大分大きく、バック運転で相当な距離を登って行きます。

狭いホームは水浸しで、バケツを抱えた大人子どもが走り回り、立て付けが悪く閉まりきっていない窓や乗降口から車内に容赦なく水を掛けられ、ホームで出発確認や運転書類の受け渡しをする国鉄MR職員はびしょびしょになりながらもそれに動じず、安全運行に努めておられました。
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 (・д・)チッ 窓閉まってやがるぜ、ここ。 なーんて表情に思えてしまう。

当方先述のとおり、超広座席間隔ボックスシートの古いアッパー車の車端部の進行逆向きの席だったので直撃二回で済みましたが、向かいの老夫婦は殆ど各駅でびしょ濡れになりつつも、腹をたてるでもなくニコニコと過ごしておられます。今この時期だけですからね。
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MyinDaikで対向の142DNと交換。お弁当も買えます。

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ミャンマーは山岳路線でもトンネルは少ないです。こちらは英領時代の建設で、立派なトンネルポータルが。

最後は30分以上早着したヘーホーから空港へ… 向かおうとしたら、タクシーもバイクタクシーも三輪乗合も無し。集落の水掛け合いのお祭りの舞台を眺めながら国道まで歩いて出て、右100m先と左50m先で行き交うクルマ(特にオープンの荷台に人を乗せている小型トラック)やバイクに水を掛けるステーションがあるのに恐れおののきつつ、道を走る実車の赤ナンバー(営業車)に手を挙げ続けて十数分、偶々空港行きの乗客を乗せたライトバンのタクシーが相乗りさせてくれてヤレヤレでした。
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無事に?目的地ヘーホー駅に到着。駅前のお祭りに注意。

へーホー17:40発のGolden Myanmar Y5-201便、バガン経由便でヤンゴン戻りです。
ヤンゴン空港到着ロビーでは、流石に水は掛けられずに済みました。

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飛行場では流石に水は掛けられませんでした。

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