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2018年7月 4日 (水)

雨季旅行モンユワ(その5.都市間RBEに乗る)。

マンダレーからは05:35発の123UP、RBE列車でモンユワへ向かいます。
橋上駅舎の切符売り場では乗車券を売ってくれず、去年マンダレー市街地をグルっと回ってターイゼィ、そしてマダヤーへ向かう列車に乗った1A番線からの出発となることのことで、切符もこのホームに設けられた小屋のような窓口で。
しかもマダヤー行きが出発した後の04:50頃からしか発売しないとおっしゃるので、線路脇に並ぶ茶屋でお茶を飲みながら暫く時間を待ちます。

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マンダレー駅1A番線の脇に並ぶ喫茶店。

入線してきた列車は、去る1月にチャンウー駅で見かけたのと同じRBE3041号車、元JR東海のキハ40 5082号車だそうですね。
クリーム色に塗られた車体には緑とオレンジの湘南色の帯が入っていた筈ですが、沿線の草木との接触で削れてしまったのでしょう、側面はオレンジ単色の帯色となっており、城北線仕様のように見えてしまいますね。ボディ側面には他にも多数の生傷があちこちに見受けられ、熱帯の植物の強さを感じさせます。

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「快速 多治見」行きのキハ40で出発です。

各ボックスに1~2人ほどの乗りで列車は定刻に出発です。
柔らかなモケットのボックスシートは先ほどの夜行列車よりも遥かに座り心地がよいのですが、窓には熱帯の強い日差し除けのためのフィルムが貼られ、外を眺めることが出来ないのは少々困ります。
よく見ると、貼られているのは下降させて全開となっている上段窓だけのようなので、上段窓を上げて閉めてしまえば、傷の多い窓ながら一応席に座って外を眺めることが出来るようです。窓を閉めるとその分暑いわけですが、ここは他の窓が開いているので、良しとしましょう。

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エーヤワディ川を渡る橋を、開けっ放しの貫通路から眺めます。

列車は一旦ヤンゴン方面へ南下した後、西へ分岐してザガインの大鉄橋を渡ります。こちら、先の大戦中、日本軍の侵攻を受けて退却する英軍が鉄橋を落としていき、戦後に再建されたもの。当初鉄道と自動車の併用橋として建設されたものの、その後の交通量の増加からこの橋の北側に新たな道路橋が建設されたため、現在のこの橋の両側に残る道路橋はバイクなどの軽車両のみの使用となっているようです。

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遮光フィルムが貼られており、外を眺めにくいのは少々残念。

橋を渡る途中から右手前方のこんもりとした山、ザガイン・ヒルと呼ばれるこの山には数多くのパゴダが点在しているのが目に付きます。橋を渡りきったところで市名を冠したザガイン停留場に停車したのち、ゆっくりと市内へ入って行ったところがユワトーン駅。ヤトン、ヤタウンなど色々な日本語の綴りがネット上や書籍などに混在していますが、まあ難しい発音ですよね。何回かいろんな言い方をしているうちに通じることもあるでしょう。

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各駅の乗降客はそれほど多くありません(ンガタユワ)。

大規模な鉄道工場もあるこの駅で線路はミッチーナ方面への本線と別れ、列車は西へ向かいます。

この路線は、マンダレー、ザガインとザガイン州内中部の主要都市、40万の人口を抱えるモンユワとを結ぶ、1900年に開通した古くからの幹線で、これら三都市間の流動は非常に多いです。マンダレーから大型バス、シェアタクシーが合わせて30分間隔で走る他、乗り合いのハイエース車がお客が集まり次第頻発しており、所要時間は3時間半程度。

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単行気動車の車内はこの程度の乗車率。日本のローカル線みたいな雰囲気ですが、もう少し乗ってほしいところではあります。

なのですが、この間の鉄道は現在僅か1日1往復でしかありません。線路は古い時代に建設されたこともあり、駅を中心に街が広がっているところが多く、最近の新設路線に比べれば立地的には有利な筈ではあるのですが、完全舗装の幹線国道とほぼ並走していることもあり、各駅での乗降客も昨日のモンユワ以北区間に比べても少ないように感じられます。

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雨季はマンゴーの美味しい季節ですよね♪

運賃こそKs.750と、安いものでもKs.3,000を要する乗合自動車よりは遥かに安いのですが、時刻表上6時間を要するこの列車は、都市間輸送機能は全く果たせていないというのが実態のようです。

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タブレット渡しみたいな奴は使ってないんですね(ミンムー)。

ザガイン(ユワトーン)以西では沿線最大の街であるミンムーでも乗降客は数名。駅前には降車客を相手にした乗合車やバイクタクシーの姿もなく、ハイエースが着く度にバイタクやサイカーがわらわらと集まってくる自動車交通側とはだいぶ様子が違うようでした。

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路盤補修中の区間を最徐行で通過。

列車は途中、パコック方面への路線を分岐するチャンウーに1時間ほど早着し、ここで暫く停車となりました。この列車の前には、パコックからのモンユワ行き混合列車が走っている筈で、どうやら殆ど追いついてしまったみたいです。
この列車が先行し、閉塞が空くのを待ってからの再出発です。

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傷だらけの車体。毎日列車は走っているのに、繁殖力の強い熱帯の草木が激しく車体や窓を叩くため、窓から顔を出していると、かなり危ないです。

そんな次第もあり、終点モンユワにはおよそ1時間の早着、所要は5時間ほどでした。
途中線路状態が悪く保線作業のために徐行を余儀なくされた区間があったりしましたが、このRBEの性能なら4時間かそこらで走れるような距離ではあります。冷房付きの列車を高フリークエンシーで走らせれば、もう少し需要喚起出来そうな区間のようではありますが…ね。

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終点モンユワに1時間ほどの早着。先着したばかりのパコックからの混合列車を牽引して来たDLが機回しをしています。

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