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2018年9月20日 (木)

国境の東、国境の西。

明けて9月14日。朝の開館を待ちわびて2度目となる「Death Railway Museum」を訪問し、館長?氏に挨拶し所蔵の資料を拝見させていただく。
その後、バスターミナルへ移動し、10時半過ぎの国境の村、プーナムロン行きのマイクロバスで出発です。

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このマイクロバスで国境へ。ガラス窓にはミャンマー語の文字も見えます。

カンチャナブリの街を抜けたバスは、泰緬鉄道のタイ側残存区間でもあるナムトク線の線路の北側を北上し、バーンカオ駅付近で線路を渡り、そこからメインの国道323号線から外れて西方向へ、道路番号も4桁に下がり、3229号から3512号線と、日本でいうところの3桁酷道か県道かというレベルの道になりますが、ここは流石はタイ、きちんと舗装され路側帯も十分に取られた快適な道です。

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AH123号線の標識も凛々しい、完全舗装の快適な道路を一路国境へ。

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終点のプーナムロン村まではおよそ1時間半弱ほど。多くの人がミャンマー側に越境していくのかと思いきや、殆どの乗客が途中で降車してしまい、終点の停留所から国境事務所の方へ足を向けたのは、当方の他には2人ほどでしかありませんでした。

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プーナムロンのタイ側国境事務所。

出国手続き自体は待つこともなくあっさり終わったのですが、問題はここから。
入管の職員氏曰く、「ダウェイまで行くの? ここからミャンマー側(国境事務所)まで4㎞くらいあるけど、バスとか何もないよ」とのこと。
事前にそういうネット情報を目にしてはいました。でも本当にないですか。

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バイクタクシーで国境越え。入管事務所から先、タイ側半分は引き続き良好な道路状態でしたが、

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中間地点を越えると、突然道が未舗装になりました。

「ちょっと待ってね」と窓口を閉めて、近くの屋台が並ぶ側に歩いて行ったかと思うと「バイクタクシーで行きな、今呼んであげたから」との親切なご発言。
その間、ミャンマー側の“カジノへ行く”由の日帰りツアーのハイエースが停まってくれたりしましたが、折角わざわざ呼んでくれたので、そのバイクタクシーを待ち、後ろに乗って走り出しました(B100)。
暫くは、~タイ側部分は~そのまま綺麗な道が続くのですが、両軍の兵士が銃を持って立ち「写真はやめな」とドライバーにアドバイスされた中間地点を越えた途端に、道は突然未舗装になりました。いきなり両国間の格差を感じます。

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ミャンマー側のティーキー村。右上の旗が立っている建物が入管事務所。

そして到着したのがミャンマー側の国境の村、ティーキー村。その気になればそのまま通り過ぎてしまいそうですが、バイタクの運ちゃんはキチンと国境事務所まで送り届けてくれました。
日本人旅行者は珍しいらしく、諸々話しかけてきて、自分のスマホで一緒に記念写真を撮ってしまうような緩い所長さん?と話している間に、部下の方によりパスポートとビザのページなどのコピーを取ったりと手続きが進み、10分ほどで無事に入国。「気を付けてねー」、と送り出され、無事にミャンマーに帰国です。

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ティーキー村。並んでいる四輪駆動車は殆どが乗合車。ダウェイに明るいうちに着くには、昼過ぎ頃までには出発した方がよさそう。

ここからは、乗合のバンでもあればと思ってきましたが、どうやら借り上げタクシーしかなさそうです。タイ側では「700バーツ(約2,500円)くらいかな」と言われており、ネット情報でもそのくらいだったのですが、2軒ほどで話してみると、相客1名と相乗りで20,000チャット(約14ドル)というのがあったのでこちらに決定。
ハイラックスVIGO・4WDの、ダブルキャブではなく、後ろの席は“非常用”的に狭い、Extra Cabタイプでしたが、幸い当方は助手席に座らせていただけたので快適です。

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走り出してすぐはこんな感じで、まあこれなら問題ないレベルかな、と思いましたが。

ほどなく出発したクルマは左手に“カジノ”を見つつ、未舗装路を一路西へ。道幅は広くないものの、それほど悪い状態でもない感じ。そのうち舗装がかけられて、バンコク~ダウェイを結ぶ、ダウェイ経済特区計画へのアクセス道路になることも期待されるような旅路の始まりでした。

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それがしばらく走っているうちに、いつの間にかドンドン状態の悪い箇所が増えだし、スタックしたままのトラックも見かけるようになってきました。
そしてとうとう、この四駆車でも前後のタイヤが空転し、二進も三進も行かなくなる状態に陥り、一旦バックして勢いをつけて再突入して越えていくような場所も二度ほど。これは普通車では全く通れません。
今は雨季もそろそろ終わりに差し掛かりつつある時期なのですが、これでは雨季の最盛期にはどうしようもないでしょうね。現状、物流ルートには全くなり得ないのがよくわかりました。

そして途中で、「KNUのキャンプがあるから、ここでは写真撮らないで。」と言われた場所で停まること2回。途中の店で買い込んだペットボトルの飲み物を付け届けなのか、頼まれものなのか、引き渡していくなど、政治・治安面でもまだ問題がある地域であるようです。 

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ようやく舗装道路に出て、道端の茶屋で一休み。苦闘の跡が感じられますね。

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全行程5時間少々のうち、最後ミッター(Myitta)からダウェイまでの1時間ほどだけが舗装区間でした。

 

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