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2018年9月15日 (土)

復活カンボジア鉄道に乗る(北線:プノンペンへラストスパート)。

プルサットからプノンペン迄は全線のおよそ1/3ほど。車窓は水田ばかりだった平野の風景から、時折森の中に入ったり、両側の車窓に土壁が続く切り取りの中を走ったり、エンジンが唸り声をあげてちょっとした峠を越えてみたりと、それなりの変化を見せるようになってきました。

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プルサット出発時点では、まだ気持ちよく晴れ渡った青空でした。

この鉄道、全線385kmを定刻だと15時間かけて走るので、途中の長時間停車や入れ替えに要する時間を含めた表定速度は25.7km/hという鈍足ぶりです。
それが途中に長時間停車の殆どないプノンペン~プルサット間だと24.4km/hほどに落ち込むので、この区間の方が西側区間より多少厳しいのがわかりますね。

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ディーゼルカーの運転台はこんな感じ。丸顔の正面二枚窓は名鉄5000系とか長電2000系を思わせたり、しませんか。

ではあるのですが、プルサット駅を数分早発した列車はドンドン飛ばしており、予想外に早く進んでいることがGoogle Mapで読み取れます。何せ週に1往復しかない列車ですから、対向列車の待ち合わせもありません。真新しいバラストが敷かれた路盤は保守状況もかなり良好(ミャンマー比)。

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立派な保線機械も導入されてますね。

次第に夕暮れが近づきつつある頃合いに、急に雨雲が空を覆い、程なくスコールに襲われました。暫くの後に雨が弱まってくると、車窓は殆ど真っ暗に。

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今にも雨が… そして猛烈なスコールが。

プルサット~プノンペン間は、それまでの区間とは異なり幹線国道5号線とは離れており、鉄道としての需要がありそうな街に幾つか停まっていきますが、何せ週に1回の夜の上り便、流石に乗車客はもう殆どないようです。

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立派な高床ホームが設けられた駅もありますね。

小腹が空いて来て、女性乗務員が後部に設けられた車掌室兼休憩所のようなところから、カップ麺を乗客の席まで運んでいるのに食指が伸びかけたものの、このままいくとプノンペンにはかなり早着しそうな雰囲気でもあり、ここは我慢。着いてからちゃんとしたもの食べよう。

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終点プノンペン駅に無事到着。大分早く着いてしまいましたね。
さ、晩御飯だ。

そして線路の両側すぐのところに不法居住のスラムと思しきバラックが増えてくると、間もなく終点のプノンペン駅に到着です。なんと1時間38分の早着。途中の乗車客が殆どいないのでしょうが、これでいいのかな。乗客としては早く着く分にはありがたいところではありますが。

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えーっと、次の北線列車は、9/17日の出発ですなー。

終点間近の車内で話しかけてきた、ポイペットから乗り通した青年は、業者にお金を払ってこれから日本に出稼ぎに行くつもりだという。技能実習生だろうか。日本は外国人単純労働者を受け入れてはいないのだよ、あくまで技能を身につけるための実習に行くんだからねと話したところで通じる筈もなく。未来に希望を抱いて上京してきた青年に幸いあれ。

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荷物の計量用の立派な秤が駅舎内に。そして後ろのイラストは…

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