パコック~カレイミョ路線(北半分)に乗る:完乗(?)
Wikiの「List of railway stations in Myanmar」にも出てこない小さな停留所でも、下車して家路に着く家族連れが。
終点のガンゴー駅には20分ほどの早着でした。
これで、この時点で営業しているミャンマー国鉄MRの全区間に乗車を完了、完乗! と言いたいところなのですが、どうもすっきりしません。MRには、大学の開講期間中だけ走る列車というのが何カ所かあるのですが、うち1路線は、そのような運行をする列車しか走らない路線で、それは即ち、大学の閉校期間中や開校期間中でも土日祝日は列車の運行がない!ので乗りに行くことが出来ない! という状態なのです、今は。
ご存じ、マグウェ~カンビャ間の路線がそれに相当します。休止線といえばそうなのですし、今この時点では営業列車はないわけですが、間もなく12月に入って大学が再開されれば、当然列車も走る。ガーラ湯沢に未乗のまま、夏場に「完乗!」と叫ぶのも本人も納得いかないことでしょう。
ガンゴー駅舎は、チャンウーの駅舎に似てますね。
ガンゴー飛行場としてGoogle mapに記載されている空間。御覧のとおり、今は飛行場機能はないですね。
仕方ないのでGoogle mapを見ながら街の方向へ歩き出すと、先ほどの列車の車掌と乗客数名が軽トラに乗って追い抜いて来ました。
思わず「乗せてっ!」と手を挙げると、皆さん快諾。荷台に載せて貰って、国道沿いのバス停まで運んで戴き、御礼の小額紙幣を受け取ろうともしません。この国の方々、こうすることが「徳を積む」と思っているからなのか、本当に見返りを求めない親切をあちこちで経験してきました。
お礼も受け取らずににこやかに去っていきました。軽トラの運ちゃんは列車の乗務員の人。
そのガンゴーのバスターミナル、いやバス乗り場が幾つか並んでいる通りですが、ここから山を越えて“南線”の終点駅のあるヂョー方面へ行くバスは意外と少なく、切符売り場氏曰く、次に出るのは夜行便のマンダレー行きやパコック行きしかないと仰います。それでは当方ちょっと困るのですし、声をかけてきた借上のクルマで行くと7万チャットなどと結構な額。バイタクだと5万だとか。
取り敢えず17時発のヂョー経由マンダレー行きの夜行バス(チャイエース)の切符を求め、各バス会社を覗き尋ねながら暫く歩き、戻ってきたら、先ほどひやかした一軒のバス待合所から飛び出してきたおばちゃんが「あのクルマが今すぐヂョーに行くよ、乗んな!」と親切に導いてくれました。
指さされた先、冷房の効かない旧型チャイエース車はヂョーを経由してパコックまで行くクルマ(5千チャット)。これは有り難いですね。10分ほど、ホントに待つほどもなく、数人の乗客と共に、出発です。
こちらの旧型チャイエースの乗合車(パコック行き)でヂョーへ山越え移動。
ちなみにこのガンゴーの街、西の山の方に向かうと、アラカン山脈・チン州のハッカの方へ向かう山道に繋がっています。結構な悪路だそうですが、想像に難くないですね。
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